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著者プロフィール
博学こだわり倶楽部(はくがくこだわりくらぶ)
互いの知識を競いあう、驚くほどの博学集団。メンバーは、常人が気にもとめない世の森羅万象にこだわり、その解明のために東奔西走して追究する。著者には、『退屈しのぎの博学知識塾I・II・III』『ネコに遊んでもらう本(1)(2)(3)』『イヌに遊んでもらう本(1)(2)(3)』『[給料]ここだけの話』『元祖!ラーメン本』『カラクリがズバリ!わかる本』『命にかかわるコワ〜イ話』「知りたかった博学知識シリーズ」の『犯罪捜査』(小社刊)などがある。
互いの知識を競いあう、驚くほどの博学集団。メンバーは、常人が気にもとめない世の森羅万象にこだわり、その解明のために東奔西走して追究する。著者には、『退屈しのぎの博学知識塾I・II・III』『ネコに遊んでもらう本(1)(2)(3)』『イヌに遊んでもらう本(1)(2)(3)』『[給料]ここだけの話』『元祖!ラーメン本』『カラクリがズバリ!わかる本』『命にかかわるコワ〜イ話』「知りたかった博学知識シリーズ」の『犯罪捜査』(小社刊)などがある。
解説
驚くほど安く新幹線に乗れる区間とは? 日曜日には列車もお休みする路線とは? 駅長が2人もいる駅があるってホント?……など驚きとおもしろさギュウ詰めの時刻表と遊ぶ本!
目次
1 ◎面白くって奥が深い時刻表の世界へようこそ
世界一正確なダイヤの秘密は秒刻みの時刻表にあった!
いろいろある時刻表、どんなものを選べばいい?
「営業キロ」と「換算キロ」はいったいどう違うの?
「本線」とただの「線」、両者の違いとは?
金券ショップで買った「エコノミーきっぷ」の落とし穴
発売日より1日早く購入できる指定券って?
途中で“枝分かれ”や“合流”する列車で失敗しないためには
ぐるぐる回る山手線にも始発と終着がある?!
正式な山手線は田端−新宿−品川間だけ?!
長い東海道線は愛称で分割されている
時刻表に載ってる時間はどこまで正確か?
なんと発着時刻が秒単位まで書かれた時刻表がある!
パソコン時代ならではの時刻表ソフトはこんなに便利!
『JTB時刻表』の欄外コーナーは鉄道旅行好きのネットワーク
列車番号が読めれば時刻表はもっと楽しい!
通勤列車と新幹線の列車番号はほかとずいぶん違う!
2 ◎時刻表ツウならではのユニークプランを立ててみよう
初乗りキップ1枚で518キロも電車に乗れる!
「フリーきっぷ」を使って東京を乗りつくせ!
「東京都区内を通過する場合の特例」を利用して途中下車を楽しむには
いちばん安い乗車券だけで518・1キロも電車に乗れる?!
山手線一周旅行するにはいくらのキップを買えばいい?
夜行列車で繰り広げられる深夜の“二大バトル”とは?
夜行列車の往復乗車で夜明かしする方法とは?
日本の最南端と最北端の駅を最も早く移動する方法
日本最長の片道キップはなんと1万1096・9キロもある!
1500人が達成したキャンペーン「チャレンジ2万キロ」とは?
スキーのできない人は「全線完乗」できないって本当?
3 ◎何かヘンだぞ?! 時刻表には謎と疑問がいっぱい
乗り越し精算したほうが運賃が安くなる不思議
品川駅の南に北品川駅、これってどういうこと?
女子大はないのに「女子大駅」、どうしてこんな名前になった?
時刻表には後発の電車が先に載っていることもある?!
運賃がタダの区間があるってどういうこと?
乗り越し精算したほうが運賃が安くなる不思議
「乗り継ぎ割引」で起こる運賃の逆転現象とは?
JRの乗り越し精算、回数券のほうがお得な場合とは?
「営業キロ」のない“幻の駅”とは?
新幹線の実際の走行距離は「営業キロ」よりも短い?!
普通車なのにグリーン車並みのゆったり座席の新幹線とは?
4 ◎グンと夢が広がるトクトク情報を見逃すな!
わずか3000円ちょっとで東京から九州まで行けるぞ
キップは長距離ほど断然おトク
目的地より遠くまで買うと安くなるキップとは?
中央本線の特急回数券はなぜ割引率が高いのか?
普通列車よりも特急の往復が安くなるキップとは?
わずか3000円ちょっとで東京から九州まで行く方法
「青春18きっぷ」を使うとき注意するべきこと
定期券と特急料金で乗れる特急がある!
出張にも大活躍する「ミニ周遊券」の威力
東京−博多を格安でグリーン車往復するには?
“手作り周遊券”で運賃を2割カット!
5 ◎鉄道マニアもウ〜ムと唸るこんな列車をご存じ?
17種類もの特急が走るバラエティ豊かな路線とは?
古き良き時代の哀愁漂う特急〈きたぐに〉
普通乗車券だけで乗れる特急がある!
驚くほど安く新幹線に乗れる区間がある!
〈湘南新宿ライナー〉は“地図にない線路”を走る
文部省唱歌『汽車』のモデルといわれる路線
年に一度休業日のある鉄道とは?
17種類もの特急が行き交う路線ってどれだ?
途中で進行方向が変わる列車の不思議
昼間に最も長い距離を走る普通列車とは?
どうして関門トンネルは上り列車のほうが時間がかかるのか?
懐かしの“ローカル客車列車”が今も走っている路線
一両の定員が6人だけの超豪華な「夢空間」車両
眼前にパノラマが広がる展望車のある列車とは?
ダルマストーブで暖をとる何とものどかな列車とは?
子供室や授乳室を備えたお母さん安心の列車がある!
6 ◎地元の人もビックリ仰天?! この駅は実在する
上り列車にしか乗れないヘンな駅ってどこにある?
日曜日には列車が来なくなる駅があるってホント?!
駅長が2人もいる駅ってどこにある?
上り列車にしか乗れないヘンな駅がある!
昼面は乗客ゼロなのに朝夕だけ超満員になる駅
1日に1往復分しか列車が停車しない駅
日本で最も低いところにある駅は?
日本でいちばん高いところにある駅は?
東西南北それぞれの果てにある駅
改札とホームがずーっと遠くに離れている駅
いちばん大きなホーム番線がある駅とは?
駅間距離の長短、日本一を比べてみると…
こんなに大きい駅名改称のイメージアップ効果
長い駅名、短い駅名、全国を調べてみると…
読みが同じで漢字が違う駅名、漢字が同じで読みが違う駅名
まったく同じ名前の駅は全国にはこんなにいっぱいある!
“本名”よりわかりやすい? カッコつきの“通称”のある駅
平成、昭和、大正、明治…さて実際にない駅は?
7 ◎時刻表ともっと仲良くなれる鉄道ここだけの話
中央線の快速が2分間隔の“過密ダイヤ”で走れる秘密
〈500系のぞみ〉は世界で最も速い列車だ!
なぜ、在来線の特急は最高時速130キロのものが多いのか?
鉄道営業前に誕生していた日本最古の時刻表とは?
日本初のダイヤをつくったのはイギリス人鉄道技師だった
白紙ダイヤ改正にはなんと2年もかかる!
中央線の快速電車が2分間隔の“過密ダイヤ”で走れる秘密
トンネルと橋りょうの長さ全国ベスト5
日本一長い列車は何メートルあるか?
「エル特急」の“エル”ってどういう意味だ?
時刻表では通過のはずなのに、停車する場合とは?
鎌倉夫人御用達の「データイムグリーン回数券」とは?
人口の7分の1が鉄道関係者という“鉄道の町”がある!
『点と線』を生んだ“松本清張の部屋”はここだ!
世界一正確なダイヤの秘密は秒刻みの時刻表にあった!
いろいろある時刻表、どんなものを選べばいい?
「営業キロ」と「換算キロ」はいったいどう違うの?
「本線」とただの「線」、両者の違いとは?
金券ショップで買った「エコノミーきっぷ」の落とし穴
発売日より1日早く購入できる指定券って?
途中で“枝分かれ”や“合流”する列車で失敗しないためには
ぐるぐる回る山手線にも始発と終着がある?!
正式な山手線は田端−新宿−品川間だけ?!
長い東海道線は愛称で分割されている
時刻表に載ってる時間はどこまで正確か?
なんと発着時刻が秒単位まで書かれた時刻表がある!
パソコン時代ならではの時刻表ソフトはこんなに便利!
『JTB時刻表』の欄外コーナーは鉄道旅行好きのネットワーク
列車番号が読めれば時刻表はもっと楽しい!
通勤列車と新幹線の列車番号はほかとずいぶん違う!
2 ◎時刻表ツウならではのユニークプランを立ててみよう
初乗りキップ1枚で518キロも電車に乗れる!
「フリーきっぷ」を使って東京を乗りつくせ!
「東京都区内を通過する場合の特例」を利用して途中下車を楽しむには
いちばん安い乗車券だけで518・1キロも電車に乗れる?!
山手線一周旅行するにはいくらのキップを買えばいい?
夜行列車で繰り広げられる深夜の“二大バトル”とは?
夜行列車の往復乗車で夜明かしする方法とは?
日本の最南端と最北端の駅を最も早く移動する方法
日本最長の片道キップはなんと1万1096・9キロもある!
1500人が達成したキャンペーン「チャレンジ2万キロ」とは?
スキーのできない人は「全線完乗」できないって本当?
3 ◎何かヘンだぞ?! 時刻表には謎と疑問がいっぱい
乗り越し精算したほうが運賃が安くなる不思議
品川駅の南に北品川駅、これってどういうこと?
女子大はないのに「女子大駅」、どうしてこんな名前になった?
時刻表には後発の電車が先に載っていることもある?!
運賃がタダの区間があるってどういうこと?
乗り越し精算したほうが運賃が安くなる不思議
「乗り継ぎ割引」で起こる運賃の逆転現象とは?
JRの乗り越し精算、回数券のほうがお得な場合とは?
「営業キロ」のない“幻の駅”とは?
新幹線の実際の走行距離は「営業キロ」よりも短い?!
普通車なのにグリーン車並みのゆったり座席の新幹線とは?
4 ◎グンと夢が広がるトクトク情報を見逃すな!
わずか3000円ちょっとで東京から九州まで行けるぞ
キップは長距離ほど断然おトク
目的地より遠くまで買うと安くなるキップとは?
中央本線の特急回数券はなぜ割引率が高いのか?
普通列車よりも特急の往復が安くなるキップとは?
わずか3000円ちょっとで東京から九州まで行く方法
「青春18きっぷ」を使うとき注意するべきこと
定期券と特急料金で乗れる特急がある!
出張にも大活躍する「ミニ周遊券」の威力
東京−博多を格安でグリーン車往復するには?
“手作り周遊券”で運賃を2割カット!
5 ◎鉄道マニアもウ〜ムと唸るこんな列車をご存じ?
17種類もの特急が走るバラエティ豊かな路線とは?
古き良き時代の哀愁漂う特急〈きたぐに〉
普通乗車券だけで乗れる特急がある!
驚くほど安く新幹線に乗れる区間がある!
〈湘南新宿ライナー〉は“地図にない線路”を走る
文部省唱歌『汽車』のモデルといわれる路線
年に一度休業日のある鉄道とは?
17種類もの特急が行き交う路線ってどれだ?
途中で進行方向が変わる列車の不思議
昼間に最も長い距離を走る普通列車とは?
どうして関門トンネルは上り列車のほうが時間がかかるのか?
懐かしの“ローカル客車列車”が今も走っている路線
一両の定員が6人だけの超豪華な「夢空間」車両
眼前にパノラマが広がる展望車のある列車とは?
ダルマストーブで暖をとる何とものどかな列車とは?
子供室や授乳室を備えたお母さん安心の列車がある!
6 ◎地元の人もビックリ仰天?! この駅は実在する
上り列車にしか乗れないヘンな駅ってどこにある?
日曜日には列車が来なくなる駅があるってホント?!
駅長が2人もいる駅ってどこにある?
上り列車にしか乗れないヘンな駅がある!
昼面は乗客ゼロなのに朝夕だけ超満員になる駅
1日に1往復分しか列車が停車しない駅
日本で最も低いところにある駅は?
日本でいちばん高いところにある駅は?
東西南北それぞれの果てにある駅
改札とホームがずーっと遠くに離れている駅
いちばん大きなホーム番線がある駅とは?
駅間距離の長短、日本一を比べてみると…
こんなに大きい駅名改称のイメージアップ効果
長い駅名、短い駅名、全国を調べてみると…
読みが同じで漢字が違う駅名、漢字が同じで読みが違う駅名
まったく同じ名前の駅は全国にはこんなにいっぱいある!
“本名”よりわかりやすい? カッコつきの“通称”のある駅
平成、昭和、大正、明治…さて実際にない駅は?
7 ◎時刻表ともっと仲良くなれる鉄道ここだけの話
中央線の快速が2分間隔の“過密ダイヤ”で走れる秘密
〈500系のぞみ〉は世界で最も速い列車だ!
なぜ、在来線の特急は最高時速130キロのものが多いのか?
鉄道営業前に誕生していた日本最古の時刻表とは?
日本初のダイヤをつくったのはイギリス人鉄道技師だった
白紙ダイヤ改正にはなんと2年もかかる!
中央線の快速電車が2分間隔の“過密ダイヤ”で走れる秘密
トンネルと橋りょうの長さ全国ベスト5
日本一長い列車は何メートルあるか?
「エル特急」の“エル”ってどういう意味だ?
時刻表では通過のはずなのに、停車する場合とは?
鎌倉夫人御用達の「データイムグリーン回数券」とは?
人口の7分の1が鉄道関係者という“鉄道の町”がある!
『点と線』を生んだ“松本清張の部屋”はここだ!
抄録
普通列車よりも特急の往復が安くなるキップとは?
往復割引というと、まえにも紹介したように片道601キロ以上だと、普通運賃が往路・復路とも1割引きになるという制度がよく知られている。
しかし、往復割引には、距離に関係なく、特急や急行にも適用されるケースがたくさんある(いずれも普通車自由席)。
有名なのは「Qきっぷ」で、
●東京(山手線内)−館山……6610円(通常7160円)/有効期間4日
●東京(山手線内)−旭……6080円(通常6520円)/有効期間4日
などがあるが、この手のキップのなかで、断トツの安さを誇っているのが「かいじきっぷ」である。
これは、特急〈かいじ〉の自由席のみにつかえる(同じ線路を走る特急〈あずさ〉や〈スーパーあずさ〉には使えないという意味)往復キップで、
●東京都区内−甲府……4180円(通常6940円)/有効期間4日
というのがその料金。
割引率にして、約40パーセント! じつは東京−甲府間を普通列車で往復すると、その運賃は4420円。つまり、「かいじきっぷ」を使えば、普通列車で往復するより安くなってしまうのだ。
なるほど、ここまで安ければ「Qきっぷ」とひとくくりにしないで、「かいじきっぷ」という特別の名前がついているのもよくわかる。
ちなみに、なぜこんなに激安なのかといえば、「あずさ回数券」もそうだったように、中央本線は中央自動車道を走る高速バスとの競争が激しいから。競争があれば物価は下がるという見本のようなケースといえる。
わずか3000円ちょっとで東京から九州まで行く方法
鉄道旅行マニアでなくても知っている超おトクなキップといえば、「青春18きっぷ」である。
これは、例年、春と夏、年末年始など、学校が休みになる時期に発売される期間限定キップのひとつで、料金は5枚つづりで1万1500円。その使い方の基本的なルールは、以下のとおりだ。
(1)乗車できるのは、JRの快速列車、普通列車、連絡船だけ。
(2)途中下車は自由。
(3)0時から24時までを一日分としてカウントする。
(4)ひとりで5日間使用してもいいし、5人で一日使用してもいい。
ようするに、一日わずか2300円で、普通列車乗り放題というのが「青春18きっぷ」。ネーミングからすると、いかにも若者向けのキップだが、年齢制限がないのもこのキップの優れたところである。
さて、この「青春18きっぷ」、うまく使いこなせば、東京から九州まで、わずか3000円ちょっとで行けてしまう。東京から博多まで、新幹線〈のぞみ〉を使えば、その料金が2万3560円であることから考えると、「青春18きっぷ」はもう激安というほかない。
ウソかホントか、さっそく時刻表で確認してみることにしよう。
東京発23時43分〜大垣着6時51分〈ムーンライトながら〉
大垣発7時2分〜米原着7時39分
米原発8時19分〜姫路着10時46分〈新快速〉
姫路発11時4分〜岡山着12時25分
岡山発12時43分〜広島着15時14分〈快速〉
広島発15時26分〜下関着19時29分
下関発19時45分〜門司着19時51分
門司発20時12分〜博多着21時24分〈快速〉
というわけで、「青春18きっぷ」さえあれば、とにもかくにも、九州には行ける。さらに門司発20時12分の〈快速〉に乗り、博多で下車しなければ、最終的には大牟田まで行けてしまえるのである(大牟田着23時19分)。
どうです。これだけの長距離列車の旅が、わずか3000円ちょっとでできてしまうのだから、「青春18きっぷ」の威力がよ〜くおわかりいただけたかと思う。
ところで――。
ここでちょっと疑問を感じた人もいるはずである。「青春18きっぷ」の一日分の料金は、2300円のはず。なのに、なぜ「3000円とちょっと」なのかという疑問である。
これは、なかなかスルドい疑問というべきで、この答えには、じつは「青春18きっぷ」を利用するさいの大きなヒントが隠されている。その答えとヒントは、次の項目でお話ししよう。
往復割引というと、まえにも紹介したように片道601キロ以上だと、普通運賃が往路・復路とも1割引きになるという制度がよく知られている。
しかし、往復割引には、距離に関係なく、特急や急行にも適用されるケースがたくさんある(いずれも普通車自由席)。
有名なのは「Qきっぷ」で、
●東京(山手線内)−館山……6610円(通常7160円)/有効期間4日
●東京(山手線内)−旭……6080円(通常6520円)/有効期間4日
などがあるが、この手のキップのなかで、断トツの安さを誇っているのが「かいじきっぷ」である。
これは、特急〈かいじ〉の自由席のみにつかえる(同じ線路を走る特急〈あずさ〉や〈スーパーあずさ〉には使えないという意味)往復キップで、
●東京都区内−甲府……4180円(通常6940円)/有効期間4日
というのがその料金。
割引率にして、約40パーセント! じつは東京−甲府間を普通列車で往復すると、その運賃は4420円。つまり、「かいじきっぷ」を使えば、普通列車で往復するより安くなってしまうのだ。
なるほど、ここまで安ければ「Qきっぷ」とひとくくりにしないで、「かいじきっぷ」という特別の名前がついているのもよくわかる。
ちなみに、なぜこんなに激安なのかといえば、「あずさ回数券」もそうだったように、中央本線は中央自動車道を走る高速バスとの競争が激しいから。競争があれば物価は下がるという見本のようなケースといえる。
わずか3000円ちょっとで東京から九州まで行く方法
鉄道旅行マニアでなくても知っている超おトクなキップといえば、「青春18きっぷ」である。
これは、例年、春と夏、年末年始など、学校が休みになる時期に発売される期間限定キップのひとつで、料金は5枚つづりで1万1500円。その使い方の基本的なルールは、以下のとおりだ。
(1)乗車できるのは、JRの快速列車、普通列車、連絡船だけ。
(2)途中下車は自由。
(3)0時から24時までを一日分としてカウントする。
(4)ひとりで5日間使用してもいいし、5人で一日使用してもいい。
ようするに、一日わずか2300円で、普通列車乗り放題というのが「青春18きっぷ」。ネーミングからすると、いかにも若者向けのキップだが、年齢制限がないのもこのキップの優れたところである。
さて、この「青春18きっぷ」、うまく使いこなせば、東京から九州まで、わずか3000円ちょっとで行けてしまう。東京から博多まで、新幹線〈のぞみ〉を使えば、その料金が2万3560円であることから考えると、「青春18きっぷ」はもう激安というほかない。
ウソかホントか、さっそく時刻表で確認してみることにしよう。
東京発23時43分〜大垣着6時51分〈ムーンライトながら〉
大垣発7時2分〜米原着7時39分
米原発8時19分〜姫路着10時46分〈新快速〉
姫路発11時4分〜岡山着12時25分
岡山発12時43分〜広島着15時14分〈快速〉
広島発15時26分〜下関着19時29分
下関発19時45分〜門司着19時51分
門司発20時12分〜博多着21時24分〈快速〉
というわけで、「青春18きっぷ」さえあれば、とにもかくにも、九州には行ける。さらに門司発20時12分の〈快速〉に乗り、博多で下車しなければ、最終的には大牟田まで行けてしまえるのである(大牟田着23時19分)。
どうです。これだけの長距離列車の旅が、わずか3000円ちょっとでできてしまうのだから、「青春18きっぷ」の威力がよ〜くおわかりいただけたかと思う。
ところで――。
ここでちょっと疑問を感じた人もいるはずである。「青春18きっぷ」の一日分の料金は、2300円のはず。なのに、なぜ「3000円とちょっと」なのかという疑問である。
これは、なかなかスルドい疑問というべきで、この答えには、じつは「青春18きっぷ」を利用するさいの大きなヒントが隠されている。その答えとヒントは、次の項目でお話ししよう。
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