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和書>ビジネス・教育>人文・科学>文化人類学
岩渕 潤子(いわぶち じゅんこ) カリフォルニア美術工芸大卒、同大大学院修士過程修了。 現在、静岡文化芸術大学・文化政策学部助教授を務めるかたわら、執筆・講演などでも活躍中。 著書に『ニューヨーク午前0時 美術館は眠らない』(朝日新聞社)『億万長者の贈り物』(日本経済新聞社)『ルーベンスが見たヨーロッパ』(筑摩書房)など多数。
近代化に必要な施設として、あるいは経済活動の象徴としてつくられた日本の美術館は、王侯貴族・富豪の私的コレクションから出発した欧米の美術館とどう違うのか。美術館の歴史的位置付けと社会的役割の変化を辿りつつ、革命によって美術品を市民の手に勝ち取ったフランス、建国当初から美術品を公共財としてきたアメリカなどを軸に、日本の美術館の特質を問う。民主主義の発生と公共の美術館という概念の誕生をめぐる野心的考察。
はじめに 第一章 啓蒙思想以前のミュージアム ミュージアムとミュージオロジー コレクションの意味するところ 公(パブリック)の場所に置かれたコレクションの歴史 古代のプライヴェート・コレクションのかたち キリスト教の影響 王侯貴族のコレクション――中世からルネサンスまで 人文主義の台頭 フィレンツェ――コレクターが集う文化都市 美術評論家、アート・コンサルタントの登場 新しいコレクター像――メディチ家の存在 キリスト教以外の価値観で見る芸術 コレクター、そして、パトロンへ 抽象概念としての「美術」の確立 ステュディオーロ メディチ家の野望とガッレリア メディチ家ガッレリアの評判と役割 クァドレリア 絵画の役割と位置付け 好事家たちのコレクション論 ハプスブルク家の美術コレクション キュレーターの誕生 金めの資産としての美術品 ムゼオ・カピトリーノとヴィンケルマンの存在 第二章 ミュージアムがミュージアムになった時代 フランス――ルーヴルが美術館になるまで イギリス――市民の力が大きかったミュージアムの建設 性格を変えるコレクション ドイツ――国威発揚とミュージアム ナチスの文化政策 アメリカ――現代的なミュージアムの理想をつくった国 国ではなく個人が設立する国立美術館(ナショナル・ギャラリー) ビジネスマンの結束が生んだメトロポリタン美術館 グッゲンハイム美術館――コレクションの器としての美術館の研究 ホイットニー美術館――芸術家による芸術家のための美術館 近代美術館――「前衛」好きなハイソサエティ アメリカの美術館を支える人たち アメリカの美術コレクターとロシアの美術コレクション エジプト――旧植民地の迷惑とヨーロッパのミュージアム 第三章 ミュージアムと特別展の歴史 ミュージアムと展覧会の関係 大衆化する美術館 宗教団 体主催の展覧会 フランスのサロン展 万国博覧会 第四章 現代ヨーロッパとミュージアム グラン・ルーヴル計画 ポンピドー・センター 現代フランス式の美術館運営法 新しい試み――ルイジ・ペッチ現代美術センター イタリアの企業美術館――パラッツォ・グラッシ キージ=サラチーニ・コレクション マリノ・マリーニ美術館 ウフィッツィ美術館近代化計画 第五章 日本の美術館 新聞社による特別展の企画 百貨店の美術展示場と都市型美 術館美術館の面白さとは あとがき 参考文献
【Keyring PDF形式】
※注意 同一の書籍でもファイル形式が異なるものは別商品として取り扱っております。
デジタル初版:2002年12月26日
ジャンル:和書>ビジネス・教育>人文・科学>文化人類学 ジャンル:和書>趣味・生活・雑誌>趣味>アート 著: 岩渕潤子 発行: 中央公論新社 レーベル: 中公新書
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