初めての方へ|無料サンプル|サイトマップ|メールマガジン |
買い物かごを見る| |
ポイントを見る|購入履歴を見る |
|
||||||||||
|
|
|
和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>業界人
剛 しいら(ごう しいら) 6月9日生まれ、双子座。血液型はえーっ、えーなのーっと思わせる、えー型。
脚本家希望の裕也は、カメラマンの真樹雄と出会った瞬間恋に落ち、その日のうちに情熱的に身体を重ねる。翌日から、容易い破局の予感に怯える裕也。しかしそこには、彼の不安を包み込む真樹雄の存在があった……。恋を重ね合う一週間の物語。
真樹雄は蝋燭にライターで火をつけた。その顔は楽しそうだ。 「ガキみたいだと思ってるだろう」 「…らしくないなぁっとは思ったけど」 「男なんていくつになってもガキさ。ガキの部分が残ってない男なんて、魅力ないと思うがな。どう思う?」 「それは…僕がガキっぽいと評価されたと取ってもいいんだろうか」 答えずに真樹雄は、いたずらっ子のように笑った。 「消せよ」 「僕が?」 「日曜から順番に…今夜の土曜日まで」 「日曜日、真樹雄に初めて会って、激情の赴くまま怒涛《どとう》のエッチまでしてしまった」 僕は厳かな雰囲気で呟いてから、まず一本を消した。 「月曜日。電話が出来ずに一日悩んだ」 続けて、隣を消す。 「火曜日、そして水曜日。僕は…真樹雄に会えなくて寂しかった」 二本を同時に消した。 「木曜日。真樹雄は僕の写真を撮って、ついでにいけてた鬚まで剃ってしまった」 真樹雄、おかしそうに笑ってる場合じゃないだろう。僕、結構マジでやってるんだけど。いいシーンじゃないか。いつかこれ、自分の脚本で使いたいな。 「金曜日。小泉が邪魔してくれたおかげで、僕らはまた近づいた」 消してしまうと、残りは一本。まだ煙をゆっくりと立ち上らせている蝋燭達の中、白っぽい炎をくゆらせる蝋燭を、僕らはじっと見つめる。 「そして土曜日。僕は…真樹雄に鍵をプレゼントした。一週間ですべてを決めてしまった事を、僕は後悔していない…。僕にはもう、真樹雄のいない生活なんて考えられないんだから」 最後の蝋燭を吹き消した。 凶器にもなりそうな分厚い辞典の中にも、今の僕の幸福感を表す言葉なんてないように思える。ならばいっそシンプルに。 「真樹雄…僕は今幸せだよ」 真樹雄は手を伸ばしてきて、そっと僕の手を握ってくれた。 「俺さ…予感がするんだ」 「ん?」 「俺は…いつか裕也を本気で愛しそうな気がする」 「今って言わないところが真樹雄らしい」 指が僕の掌をくすぐっている。誘われてるんだな。そう感じて僕は立ち上がった。 *この続きは製品版でお楽しみください。
【XMDF形式】
※注意 同一の書籍でもファイル形式が異なるものは別商品として取り扱っております。
紙書籍初版:2003年3月5日 デジタル初版:2008年1月24日
ジャンル:和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>業界人 著: 剛しいら 発行: ごじらん堂本舗 シリーズ: 七日間シリーズ
和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>業界人 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
運営:株式会社パピレス Copyright(C) PAPYLESS All Rights Reserved. |
| 会社案内−IR情報−個人情報保護ポリシーについて−著作権について−特定商取引に関する表記 |