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月蝕―LUNA SEA 1996 DOCUMENT(上)

月蝕―LUNA SEA 1996 DOCUMENT(上)


発行: ソニー・マガジンズ
シリーズ: 月蝕―LUNA SEA 1996 DOCUMENT
価格:300pt
形式:XMDF形式⇒詳細 
対応端末:パソコン ソニー“Reader”
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解説

 1995年12月23日、初の東京ドームライブ「LUNATIC TOKYO」〜初のオリコン1位を記録したアルバム「STYLE」を経て、全国ツアー〜アンコールツアー〜12月に横浜スタジアムでの真冬の野外ライブで1年間のバンド休止を発表するまで。第1期LUNA SEAの終焉ともいえる活動休止に向けての激動の1年を豊富なインタビューとともに追う渾身のドキュメント。新・旧ファンに送る永遠のバイブル、上巻。

目次

はじめに
序章 記録
第一章 遭遇
第二章 飛翔
第三章 混乱

抄録

■テープレコーダ
(1996年12月23日/横浜スタジアム・楽屋)
 僕は、グラウンドから戻って、楽屋に向かって廊下を走っていた。終演後のコメントを録っておくためである。そんなに時間があるわけではないが、少しでもいいから言葉を拾っておきたかったのである。喉のつまりもなくなったから、インタビューもできるだろう。
 しかし、楽屋に戻ってみると、今日はスタジアムの一室で関係者が全員集合した打ち上げがあるのだと言う。メンバーはその準備で時間と闘っていた。シャワーを浴び、マッサージを受け、濡れてしまった髪にドライヤーを当てる。そして、プライベートの服に袖を通していく。こうなると、インタビューなどやっている時間はない。
 僕は、悪条件だがその打ち上げで話を聞くしかないか、と思い直したのだが、いざ、打ち上げ用にセッティングされた部屋に入ってみると、身動きできないほどの人数が詰めかけていた。レコード会社、テレビ局関係者、雑誌関係者、レコード店関係者……。その数、およそ200人。タバコの煙が充満し、人いきれで呼吸さえも苦しいような空間である。
 これでは、インタビューは無理だ。
 そして、最後に登場したメンバーも、この人数の多さには驚いたようだった。
 真矢が呟いている。
「……どうやって回ったらいいのかなぁ」
 僕は、この打ち上げが終わり、メンバーが会場を後にするまでの20〜30分にかけるしかないようだった。単行本には、ぜひ「真冬の野外」を終えたメンバーのコメントを載せておきたい。それは短くても、レアな言葉であっても、大きな意味を持つだろうと思ったからだった。
 僕は、打ち上げが終わるや否や、楽屋に駆け足で戻った。
 一番最初に戻ってきたのはRYUICHIだった。僕は、彼が腰を下ろしたソファの隣に移動した。そして、テープレコーダを回していく。

――「真冬の野外」が終わった。1996年が終わった。とりあえず、今RYUICHIが思っていることを記録しておきたい。
「今回のアンコール・ツアーは、やっぱり長かった。途中、風邪をひいたりして、自分でも許せないことがあったんで……。でも、今日は感動した。なんか、紆余曲折あった方が、フィニッシュの感動は大きいみたいだね。こんな感覚は、生まれて初めてかな」
――アンコールでは、ゴミが目に入っていたみたいだったけど(笑)。
「うん……ちょっとね。でも、よく考えてみると、数万人が全員、ひとつのチケットを握りしめて5時までに席につくという小さな約束を守って、なおかつライブ中もいっぱいパワーを返してくれるってもの凄いことなんだと思う。学校の行事なんかで、1000人、2000人まとめるのなんて大変じゃないですか。それが、数万人がLUNA SEAという存在でひとつになっていく。LUNA SEAは、もちろん自分たちで作ったものだけど、世の中に木霊(こだま)していっている気がするんですよ」
――木霊して?
「自分たちが作った音楽の力なのか、それとも雑誌での発言なのか、テレビやラジオでの露出なのか、それがどんどん木霊していくうちにもの凄いパワーになっていく。そして、それが集まって、今日のようにひとつの絵が完成する……素晴らしいと思う」
――特に今日は、見上げると夜空があった。普通の会館だと、宇宙的なスケールの曲であっても、空はイメージするしかない。
「そうだね。もの凄い見晴らしの中で、あれだけのパワーをもらったんだからね。ただ、普通の会館だと壁や天井に反響して音がふくよかになるんですよ。でも、今日は、音が空に消えていく。だから、凄く疲れましたよ。それに、とても寒かったし。この悪条件の中でも、自分がちゃんと歌えるんだってわかったことが収穫だったかもしれない」
――激動の1996年の締めくくりとしては、ふさわしかった?
「今年は、とにかく長かったね。始まった頃から思い出してみると。1個1個の出来事が濃かったんだと思う」
――来年は、もっと濃くなるかもしれない……。
「まぁ、大変なことになるでしょうね(笑)。世の中をアッと言わせたいし、できると思っているから。これからが、勝負ですよ。世の中には、いろんなスターがいる。それはアイドルかもしれないし、俳優やスポーツ選手もいる。アナウンサーもいれば、哲学者や発明家もいる。俺は、そんなヒーローたちがかすんでしまうくらい、駆け上がってみたい。来年は、最低でもその足がかりは見つけたいよね。競い合う中で、俺は精神を磨いていきたいんだ……」

*この続きは製品版でお楽しみください。

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