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和書>小説・ノンフィクション恋愛小説ショートストーリー

文字からはじまる恋もあるのさ

文字からはじまる恋もあるのさ


発行: いるかネットブックス
価格:100pt
形式:MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 浅葉 りな(あさば りな)
 7月27日生まれ。獅子座のO型。小説のほかに、ゲームのシナリオやコミックの原作を執筆。

解説

 僕は一ノ宮和穂、17歳。最近メル友ができて、毎日が楽しくて仕方ないんだ。メル友はヒロミちゃんって言って、すごくカワイイ子。他愛もないメールをやり取りしながら親しくなっていった僕たちは、あるとき、ついに実際にデートすることになった! でも、ウキウキ気分で出かけた僕を待っていたヒロミちゃんには、とあるヒミツがあったんだ……!
 メールからはじまる、ピュアな恋物語。

抄録

「なに見てんの? おまえにもついに彼女でもできたのか?」
 言われて、ぼくはため息をついた。
 幼稚園からの腐れ縁の成瀬は、最近、カノジョカノジョとやたらにうるさい。ディスプレイをのぞき込んでくる成瀬を押しのけ、ぼくは舌を出す。
「お前が幸せなのはよぉっくわかってるよ」
 まったく、ごちそうさま、だ。
 高3の夏休み――といえば、ほとんどの者が受験勉強一色に染まる。それなのに成瀬は、幼馴染みの由香ちゃんとつきあいはじめ、今は幸せ真っ只中、なのだった。
「あーそうだろうそうだろう。俺が日夜こうやって幸せをわけてやってるんだからな」
「おなかいっぱいだよ」
 僕はすげなく返す。
 勉強が大事――なんて野暮なことは言わない。
 なにしろ僕だって、恋愛にうつつを抜かしている最中なのだ。
 つまらなそうにぼやく成瀬を適当にあしらい、僕はまたディスプレイに視線を落とした。
 ケータイの液晶画面には、メール受信画面が映し出されている。新着メールは、一件。
 サブジェクトは「今日」。差出人はヒロミ、となっている。中身は読まなくてもだいたい想像がつく。他愛もない日常のできごとばかりだ。
 そう、僕はその「ヒロミ」ちゃんに恋をしている。
 彼女とは3ヶ月前、ある出会い系サイトで知り合った。
 水族館が好きな方――という一文に惹かれた。
 この年になって、って言われるかもしれないけど、僕は水族館がすごく好きだ。特に好きなのはくらげ。
 でもこういう趣味ってマイナーみたいで、語りあえる人っていなかった。
 だから彼女を見つけたときは嬉しくなって、最初のメールで水族館について熱く語ってしまった。
 彼女も僕に負けず劣らず長いメールを返してきた。
 それ以来、僕たちは急速に親しくなり、そうして今に至っている。
 彼女は意外と僕の住んでいるところから近いところに住んでいるみたいで、折りを見て、会えないかなあ、なんて思っていたりする。
 本も好きだって言ってたから、本を貸したり借りたりとか、そういうのを口実にできないかな――なんて。
 僕はまず、メールを保護してから、浮き立つ心を抑えてメールを開いた。

*この続きは製品版でお楽しみください。

本の情報

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