和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>白衣
著者プロフィール
麻生 玲子(あそう れいこ)
血液型:A型。コバルト文庫、アイスノベルズ、アルルノベルズなどより作品を多数発表。
血液型:A型。コバルト文庫、アイスノベルズ、アルルノベルズなどより作品を多数発表。
解説
彼が欲しい。彼に抱きしめて欲しい。――姉と二人、ずっと支えあって生きてきた大学生の勇希だが、ある日、結婚を目前に控えた姉が事故で急死。なりゆきで元婚約者の野田と一緒に暮らすことに……。野田はTVのコメンテーターとしても活躍するセレブなイケメン精神科医。そんな野田に優しく労られるうち、勇希の中に芽生える生々しい欲望――。禁忌と衝動と……燃え上がる激しく切ない想いの二重奏ラブ!
イラスト 春野こたつ
イラスト 春野こたつ
抄録
「しーっ、大丈夫。体の力を抜いてごらん」
「でも……」
「大丈夫だから、言うことを聞いて」
顔は見えない。ただ、野田の胸に抱きしめられているという事実は、勇希を安堵させた。彼の体温と穏やかな鼓動が伝わってくる。
「恐がることなんてないよ」
「………」
野田の声は優しく、勇希の心にすんなりと染み入ってくる。
「僕の腕の中にいれば、君は何も恐がることなんてない」
そう言われると、そんなような気もしてくる。
「そう、そのまま力を抜いて」
体を離されても、再び恐怖に襲われることはなかった。腕を引かれて、彼のベッドに座らされる。
「落ち着いた?」
訊かれて頷いた。先刻の感情が嘘のように、穏やかになった。野田はちょっと笑って上体を屈め、勇希の唇にキスをする。
「服を脱がせてもいい?」
改めて訊かれると、羞恥心が兆した。頬が熱い。
「自分で脱ぐ?」
慌てて頷いた。野田の手で脱がされるよりは、自分で脱いでしまった方がいいような気がする。
「じゃあ、脱いで。勇希を僕に見せて」
*この続きは製品版でお楽しみください。
「でも……」
「大丈夫だから、言うことを聞いて」
顔は見えない。ただ、野田の胸に抱きしめられているという事実は、勇希を安堵させた。彼の体温と穏やかな鼓動が伝わってくる。
「恐がることなんてないよ」
「………」
野田の声は優しく、勇希の心にすんなりと染み入ってくる。
「僕の腕の中にいれば、君は何も恐がることなんてない」
そう言われると、そんなような気もしてくる。
「そう、そのまま力を抜いて」
体を離されても、再び恐怖に襲われることはなかった。腕を引かれて、彼のベッドに座らされる。
「落ち着いた?」
訊かれて頷いた。先刻の感情が嘘のように、穏やかになった。野田はちょっと笑って上体を屈め、勇希の唇にキスをする。
「服を脱がせてもいい?」
改めて訊かれると、羞恥心が兆した。頬が熱い。
「自分で脱ぐ?」
慌てて頷いた。野田の手で脱がされるよりは、自分で脱いでしまった方がいいような気がする。
「じゃあ、脱いで。勇希を僕に見せて」
*この続きは製品版でお楽しみください。
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