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著者プロフィール
大前 研一(おおまえ けんいち)
1943〜
福岡県生まれ。マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所を経てマッキンゼー・アンド・カンパニー・インクに入社し、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任する。現在はビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学院大学学長、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院政策学部教授などを務める。日本や海外での著書も多数で、真の生活者主権の国家実現のため、新しい提案やコンセプトを提供し続けている。
1943〜
福岡県生まれ。マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所を経てマッキンゼー・アンド・カンパニー・インクに入社し、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任する。現在はビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学院大学学長、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院政策学部教授などを務める。日本や海外での著書も多数で、真の生活者主権の国家実現のため、新しい提案やコンセプトを提供し続けている。
解説
現在、日本においては少子化問題や長時間労働問題の文脈で語られる事の多い「ワーク・ライフ・バランス」。しかし、そうした日々のワーク・ライフ・バランスの確立の大前提として、大前は年間を通してみた「ロング・バケーション」の取得の重要性を指摘する。
また、「サマータイム」という制度を導入することで、従来の生活サイクルに変化を与える効果。ハードな仕事をこなしながらオフを充実させるための秘訣である、長期休暇及び月単位でオフの計画を年初に必ず立てる秘訣を紹介。
また、「サマータイム」という制度を導入することで、従来の生活サイクルに変化を与える効果。ハードな仕事をこなしながらオフを充実させるための秘訣である、長期休暇及び月単位でオフの計画を年初に必ず立てる秘訣を紹介。
目次
仕事を個人化せず組織でやる仕掛けを作れば「ロング・バケーション」は可能だ
「在宅勤務制度」の定着には「社員の数だけ営業所がある」という発想が必要だ
サマータイム導入を面倒くさがる日本
オフの年間予定計画を年初に必ず立てる
誰にだって地頭力はある
「TOEIC860点」の壁を突破する実戦トレーニング・メソッドを初公開
40代で活躍するために30代でやっておくべきこと
「在宅勤務制度」の定着には「社員の数だけ営業所がある」という発想が必要だ
サマータイム導入を面倒くさがる日本
オフの年間予定計画を年初に必ず立てる
誰にだって地頭力はある
「TOEIC860点」の壁を突破する実戦トレーニング・メソッドを初公開
40代で活躍するために30代でやっておくべきこと
抄録
仕事を個人化せず組織でやる仕掛けを作れば「ロング・バケーション」は可能だ
現在、日本における「ワーク・ライフ・バランス」は少子化問題や長時間労働問題の文脈でいわれることが多い。もちろん、労働力の確保や労働時間の短縮も大事だが、業績の良い会社は、どこかでワーク・ライフ・バランスを崩しているものだ。全体的に崩している会社もあれば、私が勤めていたマッキンゼーのように若い頃は休みらしい休みもなく連日深夜まで仕事をしなければならない会社もあるし、その逆に若い社員を大切にする一方で中高年に退職勧告を出す会社もある。つまり、大半の会社はどこかに皺寄せをしているのが実態なのだ。
そうした日々のワーク・ライフ・バランスの確立の大前提として官民一体となって取り組むべき課題がある。それは年間を通して見た「ロング・バケーション」の取得だ。私は少なくとも2週間、できれば1か月のロング・バケーションを取ることは、日本のサラリーマンにとって仕事よりも重要なテーマだと思っているのだが、日本企業にはそもそもバケーションというコンセプト自体が浸透していない。労働基準法や労働協約で年次有給休暇20日とか、未消化分は翌年に最高20日まで繰り越せると決まっていても、それを1回で連続して取ることはなく、分割して小刻みに取る。
もし「1か月間、休ませてほしい」などといったら、職場の同僚たちから、白い目で見られてしまう。だから、日本の場合は上司の顔色を見ながら、周りから後ろ指を差されないように、金曜か月曜だけ有休を取って3連休にしたり、飛び石連休の時に真ん中の1日だけ有休を取って連休を長くしたりするのが関の山なのだ。
かくいう私は、いつも年末に翌年のバケーションの予定をまず決めて、それから仕事の予定を入れているのだが、こういうと、日本人の大半は拒否的な反応をする。「大前さんだからできるんです。うちの会社では、そんなに長くは休めません。仕事が回らなくなります」と。しかし、欧米諸国はもとより、今やシンガポールや香港にもバケーションという概念は入っている。もちろん、仕事も回る。「うちの会社」は決して当たり前ではないのだ。
なぜロング・バケーションが必要かといえば、それが人生における非常に重要なインプットの時間になるからだ。単に遊んでのんべんだらりと過ごすのではなく、仕事に必要だがなかなか伸びない自分の弱い分野を集中的に勉強するのだ。
*この続きは製品版でお楽しみください。
現在、日本における「ワーク・ライフ・バランス」は少子化問題や長時間労働問題の文脈でいわれることが多い。もちろん、労働力の確保や労働時間の短縮も大事だが、業績の良い会社は、どこかでワーク・ライフ・バランスを崩しているものだ。全体的に崩している会社もあれば、私が勤めていたマッキンゼーのように若い頃は休みらしい休みもなく連日深夜まで仕事をしなければならない会社もあるし、その逆に若い社員を大切にする一方で中高年に退職勧告を出す会社もある。つまり、大半の会社はどこかに皺寄せをしているのが実態なのだ。
そうした日々のワーク・ライフ・バランスの確立の大前提として官民一体となって取り組むべき課題がある。それは年間を通して見た「ロング・バケーション」の取得だ。私は少なくとも2週間、できれば1か月のロング・バケーションを取ることは、日本のサラリーマンにとって仕事よりも重要なテーマだと思っているのだが、日本企業にはそもそもバケーションというコンセプト自体が浸透していない。労働基準法や労働協約で年次有給休暇20日とか、未消化分は翌年に最高20日まで繰り越せると決まっていても、それを1回で連続して取ることはなく、分割して小刻みに取る。
もし「1か月間、休ませてほしい」などといったら、職場の同僚たちから、白い目で見られてしまう。だから、日本の場合は上司の顔色を見ながら、周りから後ろ指を差されないように、金曜か月曜だけ有休を取って3連休にしたり、飛び石連休の時に真ん中の1日だけ有休を取って連休を長くしたりするのが関の山なのだ。
かくいう私は、いつも年末に翌年のバケーションの予定をまず決めて、それから仕事の予定を入れているのだが、こういうと、日本人の大半は拒否的な反応をする。「大前さんだからできるんです。うちの会社では、そんなに長くは休めません。仕事が回らなくなります」と。しかし、欧米諸国はもとより、今やシンガポールや香港にもバケーションという概念は入っている。もちろん、仕事も回る。「うちの会社」は決して当たり前ではないのだ。
なぜロング・バケーションが必要かといえば、それが人生における非常に重要なインプットの時間になるからだ。単に遊んでのんべんだらりと過ごすのではなく、仕事に必要だがなかなか伸びない自分の弱い分野を集中的に勉強するのだ。
*この続きは製品版でお楽しみください。
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