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ごめんなさいと言ってみろ

ごめんなさいと言ってみろ

著: 榎田尤利
発行: リブレ出版
レーベル: ビーボーイノベルズ シリーズ: マンガ家ごめんなさいと言ってみろ
価格:683円(税込)
10ポイント還元
形式:MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★☆34
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著者プロフィール

 榎田 尤利(えだ ゆうり)
 7月16日生まれ。蟹座のO型。出身地は東京都。

解説

 出版社のパーティーで出会った、少女漫画家のリツとハードボイルド作家の久々野。初対面は最悪、再会も超バッド・シチュエーション──なじり合って罵り合って、お互いの印象はドン底だった二人だが、そんな彼らに突然コラボ企画が持ち上がった。「よりによって作風正反対のおれ達が共同作業だなんて無理無理無理!」と、かたくなに断ろうとしたリツだが……。皆様お待ちかねの大人気マンガ家シリーズ、登場!

抄録

 胸の上にあった久々野の手が、首筋をするりと撫でる。
「……ひゃっ」
 今度は声を殺せない。おれは自分のたてた情けない声音に、やっと正気を取り戻した。遅ればせながらの抵抗を試みるのだが、なんだかうまく力が入らない。
「椎名」
 うわ、やめろ。その声で、耳元で呼ぶな……ッ。
 おれはやっと動き出した手足をじたばたと、いや、どちらかといえばもぞもぞと動かして、なんとか久々野の身体の下から脱出しようと試みる。
「逃げるなよ。これはペナルティなんだぞ」
「な、なに言って……」
「謝らないおまえが悪い。……ずいぶん身体が熱いな?」
「あっ……」
 耳の中ほど、軟骨を噛まれる。
「自業自得だ。……素直に詫びてりゃ、こんなことにはならなかったのにな」
 コリリと歯を立てられ、背骨が溶けそうな感覚に襲われる。
 痛くて、甘くて……なんかやばい。これって……やばい……。
「やめ……」
 声は情けなく上擦った。
 最低だ。なんで大嫌いな男に耳を噛まれて感じてるんだおれは。

*この続きは製品版でお楽しみください。

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