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レトリックで愛は語れ!

レトリックで愛は語れ!


発行: キリック
レーベル: シフォンノベルズ
価格:700pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★☆1
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解説

 田舎の私立高校へ編入した恒陽は、始業式の朝、セーラー服の美少女に心奪われる。実は美少女の正体は、ゲームに負けた罰として女装させられた正真正銘の男・江村佳澄。だが恒陽は、それでも佳澄のことが気になってしょうがない。放課後、図書室で偶然再会した二人。恒陽は共通の趣味と判明した文学ネタで猛アタックを開始。が、その翌朝には勢いあまって佳澄の自宅前で早すぎる大告白! ところが佳澄は、あっさりOKで……。
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

抄録

 翌朝、恒陽は約束どおりの時間に佳澄の自宅前へとやってきた。
(きのうの帰りに、ここから自分の家までの所要時間を計っておいたんだ。抜かりはねーぜ。最初から遅刻したら、感じ悪《わり》ぃもんな。おれってば賢いな!)
 庭の花壇にチューリップの咲いている、壁の白い家の玄関前まで歩を進めて、恒陽はそこで一度深呼吸をする。
(案外緊張するもんだな)
 少々汗ばんでいる掌を制服のズボンの腿にこすりつけてから、ゆっくりと手を上げた。
 そして、いざインターホンつきの呼び鈴のボタンを押そうとした、まさにそのとき。
「おい、小城」
 隣家の敷地から無遠慮に声をかけられて、恒陽は飛び上がるほど驚いて慌てて手を引っ込めた。声のぬしのほうを向いて、眉をつり上げる。
「んだよ、渡辺!脅かすなよ!」
「脅かしてねーよ。おまえが驚きすぎ。緊張してんのか?」
「うるせーよ」
 気を取り直して、恒陽は再び前を向き、今度こそしっかりと呼び鈴のボタンを押した。
 扉の向こうでパタパタとこちらへ駆け寄ってくる気配がした。ドアの鍵が開き、引き戸型の玄関サッシが軽い音を立ててスライドした。
 そして現れたのは、恒陽の期待どおりの相手。うるわしの江村家次男。
 女装すら愛らしくこなす美少年は、二つのつぶらな瞳にて呼び鈴の相手を確認すると、「おはよう、小城くん!」と屈託のない笑顔であいさつした。
「お――おおおはよう江村っ!!」
(きょうもかわいいぜー!おれの天女!おれの天使!砂漠の中のオアシス!常緑樹の中の一本のもみじ!)
 感動と幸せで、恒陽の頭の中に極彩色の鳥が舞う。
(ホントいいよなー、かわいいよなー。これから先、こんなかわいい 江村に毎日会えるのかー、幸せだなー)
 自分の考えににへらにへらの恒陽は、そこで急に顔をしかめた。
(いや、待てよ。学校のない日は会えないのか。……それはまずい。困る。休みの日にも会う方法がほしいな……
 思案顔で宙を睨む恒陽。いつしかすぐ背後まできていた輝高が、そんな恒陽を見てうっとうしそうな目でため息をつく。
 と、次の瞬間、恒陽の頭にひらめいた。
(うん、そうだ!)
 靴を履いてカバンを持って玄関から出ようとしていた佳澄に、勢いよく呼びかけた。
「江村!」
「なに、小城くん?」
「おれとつき合ってくれ!!」

*この続きは製品版でお楽しみください。

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