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和書>小説・ノンフィクションボーイズラブ小説オレ様

オレ♂ときどきオトメ♀

オレ♂ときどきオトメ♀


発行: キリック
レーベル: シフォンノベルズ
価格:700pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★☆☆13
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解説

 弟よ、今だけ女になってくれ! ──プロである兄の巧みなメイクと女装で架空の女性モデル「ルナ」となった浪人生の充は、雑誌の撮影で憧れのカリスマモデル・久我柊哉の相手役を務めることに。撮影後、充はルナであることを隠し、兄の助手として柊哉と知り合うが、ナマ身の柊哉は我が儘で自己チューで無愛想でとんだオレ様なヤツ。そんな柊哉にまさか男の姿の時に求められてしまい──!!
 一方、一回限定のはずのルナの仕事が、柊哉の指名で続投が決まった。充は柊哉にバレないよう、ルナと充の二重生活を送るが……。
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

抄録

「もう少しここにいろよ」
 いきなり、手を掴まれて引っ張られた。
「うわっ」
 男にしては小柄な俺は、子供がぬいぐるみを振り回すかのように、た易くベッドの中に引きずり込まれた。そのまま仰向けに寝かされる。
「っ何、突然!」
 抗ってはみたものの、大柄で手足の長い久我柊哉には敵わず、俺は顔の横で手首を抑えつけられた。
 吐息がかかるほどに久我柊哉の顔が近い。俺は自分の顔が赤らむのを自覚した。
「顔が赤い」
 さっそく指摘された。
「誰だっていきなりこんなことをされたら、戸惑うって」

 この意味不明な体勢から逃れようと足をばたつかせてみたけれど、膝の上に久我柊哉の体重が乗っていて動けない。逃れられないと知ると、俺は余計に焦った。
 狼狽している俺とは対極的に、久我柊哉はいつものようにハシバミ色のクールな目で俺を見下ろしている。近すぎる顔を、さらに近付けてきた。このままだと、キスをしてしまうではないかと危惧するほどに。俺はじたばたしながら首を捩って久我柊哉に頬を向ける。
「じっとしてろって」
 それを簡単に直される。そして固定された。
「わ、うそ!意味がわかんないんだけど。ちょっと」
 唇と唇。
 直でキス。
 しかも男と……。
 突発の事件に巻き込まれたように、俺は一瞬判断力を失っていた。何かの衝撃で気を失った魚のように、湖底にゆっくりと沈んでいく気分だった。ただ、久我柊哉に唇を預け、目を閉じ、俺はされるがままだった。それは、憧れの人の唇の感触が、温かくて優しかったからかもしれない。
 俺が抵抗する気力を無くし、すっかりおとなしくなると久我柊哉の唇がそっと離れていった。強引に押し付けたキスとは裏腹な、優しい終わり方だった。
 久我柊哉はキスの後も俺の顔をじっと見ている。
 顔が赤いのは自覚しているが、今はそれに加えて唇も小刻みに震えている。そして、胸もどきどきしている。呼吸も少し乱れているみたいだ。
「こういうことは、初めてか?」
 何て事をするんだ、変態!と、俺は非難しようと思ったのに、久我柊哉のまなざしが見たことも無い穏やかさを見せたので、俺はつい素直に頷いてしまった。
「じゃあ、優しくする」
案外、優しいところがあるらしい。
「うん……」
 俺はもう一度頷いた。
 が、何を優しくするのだ!?
「ちょ、ちょっと待って!やっぱ今のナシ!」

*この続きは製品版でお楽しみください。

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