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解説
体育の授業中に鼻血を出した高校生の歩太は保健室に担ぎ込まれ、保健医の香坂に手当てを受ける。でも、香坂の治療はどんどんエスカレートしていって……歩太は快楽の虜に! 躾がいのある子犬のような歩太に香坂と、初めて味わう蜜の味に夢中になった歩太。二人は毎日のように保健室で密会し、快楽をむさぼりあうが、実は香坂には恋人がいて……!? めくるめく快楽レッスン!
抄録
「無理に食べなくてもいいですよ」
「無理なんかしてません……ただ、せっかく香坂先生にって誰かが作った物を、俺が食べていいのかなって思ったから……」
「歩太くんは変なことを気にしますね」
「変じゃないです。俺の方が普通ですよ。だってこれは香坂先生に好意を持って送られた物じゃないですか。それを捨てるのは酷いですよ……」
「一方的な好意を向けられても、私は興味がありませんから」
あっさりと言い捨てた香坂の言葉に、自分の気持ちまで否定されたようで、歩太の胸にはチクリと痛みが走った。
香坂は二人の関係をどう思っているのか。そんな質問をしたら香坂にくだらないと一蹴されてしまうのだろうか。
不安を消してしまおうと、歩太は抱えた包みからクッキーを一つ摘み口に放り込む。サクサクと軽い歯ざわりと共にほんのりとした甘味が口の中に広がった。
「これ、そんなに甘くないよ。先生も一つぐらい――」
「私はいりません。クッキーは食べられませんので」
「……そうですか」
残ったら捨てられてしまうであろうクッキーが不憫で歩太は黙々と食べ続けた。
「これ、誰に貰ったんですか?」
「杉浦先生です」
杉浦とは英語担当の若い女性教師だ。
男子校で美人の女性教師となれば生徒の人気を集めるのは当たり前。クッキーの送り主である女教師に憧れる同級生も沢山いる。
しかし彼女にとって年下の生徒は恋愛の対象にならなかったのだろう。生徒相手に恋愛をしていては、教師という立場の上ことが表立った時に背負うリスクが高いからだろうか。
その点同じ立場である教師は安全パイなのだろう。そして数少ない若い教員の中では香坂はよい恋愛対象となったわけだ。手作りのお菓子を渡して親密な関係を持ちたいと考えるのは当然だ。
男子校でなかったら、容姿端麗な香坂はきっと女生徒に人気があったに違いない。いや、男子校でもそちらの嗜好がある人間には魅力的かもしれない。
はっきりと聞いたことがないが、香坂に恋人の一人ぐらい居ても不思議ではないのだ。
「杉浦先生とは、仲がいいんですか?」
特別にいいと言うわけではないですが、年も近いので年配の先生方よりは話をする機会が多いかもしれません。私と二人きりだというのに、歩太くんは彼女のことが気になるみたいですね。」
「それは……」
歩太にとってはライバルになるのだから気になるというものだ。膝の上の箱を見つめて項垂れる。
「ここ、付いていますよ」
*この続きは製品版でお楽しみください。
「無理なんかしてません……ただ、せっかく香坂先生にって誰かが作った物を、俺が食べていいのかなって思ったから……」
「歩太くんは変なことを気にしますね」
「変じゃないです。俺の方が普通ですよ。だってこれは香坂先生に好意を持って送られた物じゃないですか。それを捨てるのは酷いですよ……」
「一方的な好意を向けられても、私は興味がありませんから」
あっさりと言い捨てた香坂の言葉に、自分の気持ちまで否定されたようで、歩太の胸にはチクリと痛みが走った。
香坂は二人の関係をどう思っているのか。そんな質問をしたら香坂にくだらないと一蹴されてしまうのだろうか。
不安を消してしまおうと、歩太は抱えた包みからクッキーを一つ摘み口に放り込む。サクサクと軽い歯ざわりと共にほんのりとした甘味が口の中に広がった。
「これ、そんなに甘くないよ。先生も一つぐらい――」
「私はいりません。クッキーは食べられませんので」
「……そうですか」
残ったら捨てられてしまうであろうクッキーが不憫で歩太は黙々と食べ続けた。
「これ、誰に貰ったんですか?」
「杉浦先生です」
杉浦とは英語担当の若い女性教師だ。
男子校で美人の女性教師となれば生徒の人気を集めるのは当たり前。クッキーの送り主である女教師に憧れる同級生も沢山いる。
しかし彼女にとって年下の生徒は恋愛の対象にならなかったのだろう。生徒相手に恋愛をしていては、教師という立場の上ことが表立った時に背負うリスクが高いからだろうか。
その点同じ立場である教師は安全パイなのだろう。そして数少ない若い教員の中では香坂はよい恋愛対象となったわけだ。手作りのお菓子を渡して親密な関係を持ちたいと考えるのは当然だ。
男子校でなかったら、容姿端麗な香坂はきっと女生徒に人気があったに違いない。いや、男子校でもそちらの嗜好がある人間には魅力的かもしれない。
はっきりと聞いたことがないが、香坂に恋人の一人ぐらい居ても不思議ではないのだ。
「杉浦先生とは、仲がいいんですか?」
特別にいいと言うわけではないですが、年も近いので年配の先生方よりは話をする機会が多いかもしれません。私と二人きりだというのに、歩太くんは彼女のことが気になるみたいですね。」
「それは……」
歩太にとってはライバルになるのだから気になるというものだ。膝の上の箱を見つめて項垂れる。
「ここ、付いていますよ」
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