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解説
エリートな津田部長とオフィスラブ中の俺。でも、部長がクールだなんてとんでもない! 仕事中だって、も……求めてきて、「思う存分欲しがりなさい」な〜んて言うんだよ!? なのに、バカンス……? こ、こんな人を野放しにしちゃ危険ですっ。しかも、社外デートや水着、部長のマル秘日記も収録ぅ!? 誰か一緒にこの重い愛に耐えて〜っ!!
※ 本文にイラストは含まれておりません。
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目次
SWEET DEVIL
HAPPY HAPPY BLUE
誰よりも君を愛す
僕の運命線
HAPPY HAPPY BLUE
誰よりも君を愛す
僕の運命線
抄録
「ぶ…部長っ! だから、仕事中ですってば!」
一歩ごとに顔が熱くなってく。
だって『資料室に』部長と二人きりってことは、つまり、その……すること決まってるでしょ?
困るのは確かなんだけど、それは人に知られるのが不安だからで、本当は嫌いじゃ、ない。
入り口から一番遠い棚の脇に辿り着くと、俺はぎゅぎゅっと抱きしめられた。夏でもビル内は空調が効いているから暑くはなくて。むしろシャツ越しの体温が冷えていた肌には心地良いくらいだった。
だから俺も部長の腰にゆったりと手を回すと、体の力を抜いて体重を預けきる。もっとも、こんなことを出来るようになったのは最近のこと。初めは抱きしめられただけで羞恥と緊張でパニックになって、何が何だか分からないままに部長に流されっぱなしだった。
「最近榎本がつれないからな。寂しい毎日だ」
「毎日って…、俺は今週中一日おきくらいに、ここに連れて来られてますけど?」
「ちょっとした言い間違いだ。夜の、寂しい毎日だな」
あからさまな台詞にますます顔が熱くなる。
室内が暗くてはっきりとは分からないけれど、部長は俺を困らせたり驚かしたりするのが好きな人だから、きっと楽しそうな顔をしているはず。俺は見えないのを良いことに、部長を見上げて一睨みしてやった。
宥めるようにポンポンと頭に触れられて、ちゅっ、とおでこにキスされた。これは部長の懐柔作戦の一つ。自分に都合が悪いことがあったりすると、こうやってうやむやにしようとするんだ。それで俺も馬鹿みたいにうやむやにされてしまう。甘やかされてる感覚が俺には魅力的だった。
こんなシーンを見たら、部長ファンの女性社員達はどう思うんだろうな。一見クールでつれない人なのに。幻滅するかな。それとも…俺に嫉妬するのかな……。
「でも部長、仕事中はだめですよ」
「どうして」
「どうしてって…当然じゃないですか、仕事中だからですっ」
……なんだかとても不毛な会話だ。
「榎本のお母さんが入院中は『残業』も出来ないだろう? そうすると私達が自由に出来る時間は今しかないだろうが。まだしばらくは週末も潰れるんだろう?」
そうなんだ。俺の母親は持病に喘息があって、時々症状が酷くなると入院する。そうすると家には幼い弟達しかいないから、出来るだけ早く帰らないとならない。
でも、ここで部長の言う『残業』は、一般的な意味のことじゃあない。
俺と違って手際が良く要領も良い部長には残業なんて必要ない。それなのに遅くまで残っているのには、別の目的があったからだ。
「だから、今はそういう時間じゃありませんて。うちの事情をご存知なら辛抱してくださいよ」
それに、『残業』と週末が潰れる事情が俺にはまだあるんです、部長には内緒なんですけど……。
と思った途端、「最近ちょっとオーバーワーク気味なんじゃないのか? 少し痩せただろう?」
えっ?「仕事の方も行き詰まってるみたいだし、少し私が気分転換させてやろうと思ったんだ」
…部長、スルドイッ!「そ…そんなことありませんよっ。確かに体重は落ちましたけど、それは部長がこーゆうコトをするからでっ…」
つい、しどろもどろになった俺にすかさず一言。
「怪しいな。本当は何か隠してるんじゃないのか?」
「ち、違いますよ! 部長こそはぐらかさないで下さいよ! この手はなんですかっ! この手は! さっきから…! も〜、我慢して下さいよ〜っ、大人なんだからっ」
「大人だから我慢出来ないんだろう? 好きな相手を抱きたいと思って何が悪い」
そうやって、部長はまた俺の体を触ってくる。
「俺だって好きですけど我慢してますよっ」
ああ、恥ずかしいこと言ってるなぁ、俺…。顔が火を噴きそうだ。
それでも、なんでも顔に出てしまう俺にしては、上手く部長の追及を逃れられてホッとする。
「なんだ。二人とも同じ気持ちなら我慢する必要はないな。上司の私が許す。思う存分欲しがりなさい」
「そんな……んぐっ…」
*この続きは製品版でお楽しみください。
一歩ごとに顔が熱くなってく。
だって『資料室に』部長と二人きりってことは、つまり、その……すること決まってるでしょ?
困るのは確かなんだけど、それは人に知られるのが不安だからで、本当は嫌いじゃ、ない。
入り口から一番遠い棚の脇に辿り着くと、俺はぎゅぎゅっと抱きしめられた。夏でもビル内は空調が効いているから暑くはなくて。むしろシャツ越しの体温が冷えていた肌には心地良いくらいだった。
だから俺も部長の腰にゆったりと手を回すと、体の力を抜いて体重を預けきる。もっとも、こんなことを出来るようになったのは最近のこと。初めは抱きしめられただけで羞恥と緊張でパニックになって、何が何だか分からないままに部長に流されっぱなしだった。
「最近榎本がつれないからな。寂しい毎日だ」
「毎日って…、俺は今週中一日おきくらいに、ここに連れて来られてますけど?」
「ちょっとした言い間違いだ。夜の、寂しい毎日だな」
あからさまな台詞にますます顔が熱くなる。
室内が暗くてはっきりとは分からないけれど、部長は俺を困らせたり驚かしたりするのが好きな人だから、きっと楽しそうな顔をしているはず。俺は見えないのを良いことに、部長を見上げて一睨みしてやった。
宥めるようにポンポンと頭に触れられて、ちゅっ、とおでこにキスされた。これは部長の懐柔作戦の一つ。自分に都合が悪いことがあったりすると、こうやってうやむやにしようとするんだ。それで俺も馬鹿みたいにうやむやにされてしまう。甘やかされてる感覚が俺には魅力的だった。
こんなシーンを見たら、部長ファンの女性社員達はどう思うんだろうな。一見クールでつれない人なのに。幻滅するかな。それとも…俺に嫉妬するのかな……。
「でも部長、仕事中はだめですよ」
「どうして」
「どうしてって…当然じゃないですか、仕事中だからですっ」
……なんだかとても不毛な会話だ。
「榎本のお母さんが入院中は『残業』も出来ないだろう? そうすると私達が自由に出来る時間は今しかないだろうが。まだしばらくは週末も潰れるんだろう?」
そうなんだ。俺の母親は持病に喘息があって、時々症状が酷くなると入院する。そうすると家には幼い弟達しかいないから、出来るだけ早く帰らないとならない。
でも、ここで部長の言う『残業』は、一般的な意味のことじゃあない。
俺と違って手際が良く要領も良い部長には残業なんて必要ない。それなのに遅くまで残っているのには、別の目的があったからだ。
「だから、今はそういう時間じゃありませんて。うちの事情をご存知なら辛抱してくださいよ」
それに、『残業』と週末が潰れる事情が俺にはまだあるんです、部長には内緒なんですけど……。
と思った途端、「最近ちょっとオーバーワーク気味なんじゃないのか? 少し痩せただろう?」
えっ?「仕事の方も行き詰まってるみたいだし、少し私が気分転換させてやろうと思ったんだ」
…部長、スルドイッ!「そ…そんなことありませんよっ。確かに体重は落ちましたけど、それは部長がこーゆうコトをするからでっ…」
つい、しどろもどろになった俺にすかさず一言。
「怪しいな。本当は何か隠してるんじゃないのか?」
「ち、違いますよ! 部長こそはぐらかさないで下さいよ! この手はなんですかっ! この手は! さっきから…! も〜、我慢して下さいよ〜っ、大人なんだからっ」
「大人だから我慢出来ないんだろう? 好きな相手を抱きたいと思って何が悪い」
そうやって、部長はまた俺の体を触ってくる。
「俺だって好きですけど我慢してますよっ」
ああ、恥ずかしいこと言ってるなぁ、俺…。顔が火を噴きそうだ。
それでも、なんでも顔に出てしまう俺にしては、上手く部長の追及を逃れられてホッとする。
「なんだ。二人とも同じ気持ちなら我慢する必要はないな。上司の私が許す。思う存分欲しがりなさい」
「そんな……んぐっ…」
*この続きは製品版でお楽しみください。
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