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年収100万円で楽しく幸せに生活する本

年収100万円で楽しく幸せに生活する本

著: 実藤秀志
発行: 経済界
価格:998円(税込)
10ポイント還元
形式:bookend形式⇒詳細
対応端末:パソコン 
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著者プロフィール

 実藤 秀志(さねとう ひでし)
 昭和36年東京生まれ。埼玉大学経済学部卒業。昭和60年公認会計士二次試験合格後、就職。平成4年、独立開業。現在、公認会計士・税理士・不動産鑑定士補として多忙な日々を送る。また、会計・税務および大学の社会人向け講座の講師や各種セミナーの講師を務めるかたわら、111 会(1月11日生まれの人の会)の主宰者の一人としても活動する。
 著書に『宗教法人ハンドブック』(税務経理協会)『資産税なるほどゼミナール』(六法出版社)『相続税・贈与税の仕組みと節税』(週刊住宅新聞社)など多数ある。

解説

 年収700万円、妻・子供2人、ローン残高3000万円……そんなあなたの明日は、ホントに大丈夫!?
 「お金がなくても幸せな生活」ができれば、倒産・リストラも恐くない。「自宅は売却して住宅ローンをなくす」「生命保険は医療保険と定期保険に掛け捨てで入る」など、いまこそ逆転の発想で心豊かな生活を手に入れよう!

目次

リストラ・倒産・給与破壊……いまこそ逆転の発想を──はじめに


1章 年収100万円で楽しく生活する必要性
 楽しくやり直すために発想を逆転する
 デフレスパイラルの経済
 倒産・リストラは日常茶飯事に
 年俸制で給与破壊
 ワークシェアリングとはサラリーマンの椅子取りゲーム
 大手企業も賃下げ容認
 はたして転職は損か得か
 「年収300万円時代」はすぐそこに
 年収500万円以上ないと生活できない人は破滅する
 絶望感を抱いてしまった日本人
 やがて大多数の人の年収は100万円へ


2章 年収100万円で楽しく生活するための準備
 1 借金はいますぐ整理せよ
  まず住宅ローンの見直しを
  ローンの繰り上げ返済
  ローンの借り換え
  ローンの条件変更
 2 自己破産は恥ではない
  急増する自己破産
  自己破産とは
  自己破産か個人版民事再生か
  その他の借金整理法
 3 合わない配偶者とは離婚しろ
  実はほとんどの夫婦の相性は悪い
  ぜいたくしないと満足できない日本の女性
  子供のためにもならない
  一緒にいる不幸と別れる幸福
 4 子供の教育は公立学校
  「教育ママ」なき日本
  こんなに違う公立と私学の学費
  塾や家庭教師はお金の無駄
  学校から学ぶことは勉強だけではない
 5 資格取得で自分の実力を証明する
  学歴社会から実力社会へ
  こんな社員はいらない!
  こんな資格はいらない!
  税理士か社労士を取ろう
  ロースクールはお勧め


3章 年収100万円で楽しく生活するための具体策
 1 住宅編
  土地は「所有」よりも「利用」に重点を
  所有権という名の幻想
  自宅は損がでなければ売却する
  こんなに恵まれている居住用住宅税制
  賃貸住宅に移り自由に生きよう
  定借住宅でゆとりの生活
  投資用ワンルームは即処分
  リサイクル・リホームの楽しみ
  高すぎる通信費に注意
  電気・光熱費の節約方法
  将来は海外で余裕の生活
 2 食事編
  家での粗食が健康にもいちばん
  ミステリーショッパーズで外食費を浮かそう
  ガーデニングのすすめ
 3 衣料編
  なるべくお金をかけない工夫を
  インターネットオークションを活用
  時期をずらして格安購入
 4 財テク編
  自己責任、楽しむ視点を忘れずに
  金融機関を見る目を養う
  株は原則として売却せよ
  金融商品を少し持とう
  カードは使いすぎるから原則持つな
  賞・公募はあまり金もかからず面白い
  デパート貯金は意外に高利率
  格安チケットショップを利用しよう
  お勧めアフター5のサイドビジネス
 5 ライフプラン編
  シンプルで自由な人生設計を
  人生とリスクマネジメント
  知っておきたい税金の知識
  保険の見直しは必ず行なう
  失業保険はちゃんともらおう
  必要最低限の社会保険知識
  シングルライフも悪くない
  SOHOによる気楽な生活
  これが年収100万円のライフプラン


4章 年収100万円で楽しく生活する心構え
  年収100万円は恥じゃない
  「お金持ち=楽しい人生」ではない
  他人と比較する必要はない
  お金より友人や人間関係を大切に
  気の合う人との会話と円満な家庭の構築が大切
  生き甲斐となるような趣味を持とう
  ボランティア活動も楽しい
  毎週がゴールデンウィーク
  この生活が金銭的にももっとも豊かになれる

抄録

   ●土地は「所有」よりも「利用」に重点を


 年収100万円で楽しく生活するための具体策のメインとなるのは、本章の住宅編とライフプラン編です。
 本来、住宅の予定が決まらないと、ライフプランも決まらないはずです。両者は車の両輪のようなもので、その回りに食事編、衣料編、財テク編といったものがくっついているというイメージがいちばん合うでしょう。
 住宅は、人が生活していく上での基礎となります。食事も衣料も、ましてや財テクは、住宅あってのものです。
 住宅を購入する場合、おそらく人生でいちばん大きな買い物になります。通常安くても2000万円以上はするでしょう。
 また、住宅自体というわけではありませんが、住宅を購入することによって、さまざまな問題が発生してきます。たとえば、住宅ローン返済の問題、住宅ローン控除の手続きの問題、住宅売却を考えたときの税金の問題などたいへん多くの問題に遭遇するのです。
 もちろん自宅となれば、維持管理や修繕、さらに地震のときのリスクなどすべて背負わなければなりません。
 阪神淡路大震災のとき、地震が恐いとわざわざ東京から神戸に引っ越しして、すぐにあの大震災に遭われた方がいました。そのようなとき、ローンを組んでいても免除されるわけではありません。新たなローンを組むなどして自宅を持てば、そのローンと前のローンの二つを支払わなければならないのです。
 次に、住宅編での本書のスタンスをお話しします。
 私は、土地について「所有」より「利用」に重点をおいています。
 住宅を所有することによって生じるさまざまな問題、特に住宅ローン返済の問題は、けっこう深刻だと考えています。
 日本人には「土地神話」のようなものは依然として根強いのですが、今後地価が上がっていく可能性は非常に低いのです。
 理由は簡単です。土地の価格も需要と供給の原則によって基本的に決まってきます。今後は人口動態的に見ると、人口は減少していき、長男・長女同士の結婚が増え、必然的にどちらか一方の家があまってきます。
 さらに、現行のマンションの建て過ぎなどによる供給過剰、アパートの供給過剰などの背景もあって、不動産、特に土地の値上がりは考え難い状況なのです。
 ですから、あまり所有権にこだわらずに優良な賃貸住宅があれば、それでよいのではないでしょうか。あるいは優良な定借物件があれば、それも結構でしょう。所有権にこだわらずに、柔軟に考えて下さい。
 ただ、ここで言いたいのは、所有権が悪いという意味ではなく、相対的に比較するといろいろ問題も起こるから、所有権にこだわるなということです。同じ値段で同じ住宅があれば、所有権と定借のどちらがよいかという絶対的選択のようなことができれば、所有権のほうがいいに決まっているのですから。


   ●所有権という名の幻想


 私は税理士として、相続対策の現場に立ち会うことがあります。その際、地主の方とお話しする機会も少なくありません。
 「遊休地を有効活用しましょう」などの提案をしても、地主の方から「いずれ物納に持っていかれるから別にいいんだよ」などと取り合ってくれないことがあります。
 そのままにして固定資産税を払い続けていくのも、少々もったいない気もします。また、将来国に相続で物納して持っていかれることを予定しているような土地を、所有権などと呼ぶこと自体に少し違和感もあります。
 やはり所有権などと言えるのは、100年以上は文字どおり自由に利用・処分できることが前提のような気がします。
 また、最近は住宅ローンの支払いができず、住宅ローン破産する人が急増しています。
 2章で詳しく説明しましたが、ゆとり返済とか称して買いやすくしておいて、あとで人の首を絞めるようなことを平気でやっているわけですから、罪なものです。
 自宅を購入して5年くらいで住宅ローンの返済ができなくなり破綻してしまったら、所有権などと言えるものなのでしょうか。その5年間は、土地登記簿に所有者としてあったにすぎず、所有者として満足して土地の利用・処分できたなどとは、間違っても思わないでしょう。
 おそらく所有者だった人は、所有権という名を借りて、たんに5年間その不動産を土地付きで利用していたにすぎないという空しい思いにかられるでしょう。
 少なくとも所有権と言い得るには、基本的に購入者が死ぬまで自由に利用・処分できることが前提のはずなのです。
 このような所有権は、単なる「幻の所有権」と私は呼びたいと思います。
 また、ある人がうまいことを言っていました。
 地図などに、よく「日本国土」と書いてある。その意味するところは、所有権とか言っても所詮土地は国の土であって、所有権というものは国の土の上に乗っている単なる飾りのようなものなんだと。
 実にうまいことを言っているなと感心しました。
 人はかならず死ぬものです。やがては自身の名義も子供、あるいはその土地が売却されれば他人のものになるのです。ですから、どうしても土地を子供や孫などに残したいと考えるのなら別ですが、単に土地を生きている間だけ利用するのであれば、所有権である必要はなく、たとえば定期借地権であっても全然かまわないと思います。
 とにかく、所有権は善であるとの発想は棄ててもらいたいものです。

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