和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>花嫁
著者プロフィール
篠原 まこと(しのはら まこと)
4月27日生まれ。東京都出身・おうし座。AB型。趣味はゲームとお芝居を見に行くこと。
4月27日生まれ。東京都出身・おうし座。AB型。趣味はゲームとお芝居を見に行くこと。
解説
高校生の奈々緒は父親から突然、経営している工場があぶないので資金援助をしてくれる資産家のもとに嫁に行ってと懇願される。その相手とは……奈々緒が八歳の時からずっと家に居候している大好きな青年、凌。実は、凌は大財閥・御影家の次男で、一族に繁栄をもたらす星の下に生まれた『運命の花嫁』……奈々緒をずっと見守ってきたと告げられる。あれよあれよのうちに厳しい花嫁修業が始まり……。健気男子高生☆嫁入り騒動 !
目次
花嫁様は修行中
旦那様の秘かな欲望
旦那様の秘かな欲望
抄録
「……凌?」
柔らかくて、温かな抱擁。ドキドキするけど、安心もする。そうっと凌を見あげると、彼は幸せそうな瞳で、じっと奈々緒を見ていた。
「エッチすんのも、もちろんそりゃ好きだけどね。……こうしてるだけでも、充分幸せなんだよ」
「……そーなの?」
どこかきょとんとした瞳で、奈々緒は尋ねる。
「うん」
凌は頷き、奈々緒の髪に頬ずりをして、目を閉じる。
「だから、そうだなぁ……ナナにしてほしいのはね。こうやって、オレのこと待ってて、それで、なるべくたくさん、笑ってて。オレのこと、好きって言って、たくさんオレのこと考えてて。そうしたら、オレは外でどんだけでも頑張れるし、幸せになれるよ」
直(じか)に心を撫でるような、穏やかなで柔らかな声。凌の体温と、どこか甘い香り。それにつつまれて、不安にささくれていた心が、ゆっくりと潤っていく。
「……それだけで、いいの?」
「充分」
奈々緒の髪を撫で、凌は微笑んだ。
奈々緒は腕を伸ばし、大好きな彼の首にまわすと、ぎゅうっとしがみついた。
「好き。……いっつも、大好き。凌が一番、好き」
「ん。オレもだよ、ナナ。……オレの、お嫁さん」
ちょっと悪戯っぽく言うと、凌はふふっと笑って、奈々緒の額にキスを落とす。
「……えーと、じゃあ」
「ん?」
しばらく考えたあと、奈々緒は凌を見あげて。
「オレの、旦那様?」
で、いいのかな? というふうに口にした奈々緒に、凌は少し驚いてから、ははっと声をあげて笑って。
「そういうことだね」
よくできました、と凌は今度は、奈々緒の小さな唇にそっと接吻けた。
*この続きは製品版でお楽しみください。
柔らかくて、温かな抱擁。ドキドキするけど、安心もする。そうっと凌を見あげると、彼は幸せそうな瞳で、じっと奈々緒を見ていた。
「エッチすんのも、もちろんそりゃ好きだけどね。……こうしてるだけでも、充分幸せなんだよ」
「……そーなの?」
どこかきょとんとした瞳で、奈々緒は尋ねる。
「うん」
凌は頷き、奈々緒の髪に頬ずりをして、目を閉じる。
「だから、そうだなぁ……ナナにしてほしいのはね。こうやって、オレのこと待ってて、それで、なるべくたくさん、笑ってて。オレのこと、好きって言って、たくさんオレのこと考えてて。そうしたら、オレは外でどんだけでも頑張れるし、幸せになれるよ」
直(じか)に心を撫でるような、穏やかなで柔らかな声。凌の体温と、どこか甘い香り。それにつつまれて、不安にささくれていた心が、ゆっくりと潤っていく。
「……それだけで、いいの?」
「充分」
奈々緒の髪を撫で、凌は微笑んだ。
奈々緒は腕を伸ばし、大好きな彼の首にまわすと、ぎゅうっとしがみついた。
「好き。……いっつも、大好き。凌が一番、好き」
「ん。オレもだよ、ナナ。……オレの、お嫁さん」
ちょっと悪戯っぽく言うと、凌はふふっと笑って、奈々緒の額にキスを落とす。
「……えーと、じゃあ」
「ん?」
しばらく考えたあと、奈々緒は凌を見あげて。
「オレの、旦那様?」
で、いいのかな? というふうに口にした奈々緒に、凌は少し驚いてから、ははっと声をあげて笑って。
「そういうことだね」
よくできました、と凌は今度は、奈々緒の小さな唇にそっと接吻けた。
*この続きは製品版でお楽しみください。
本の情報
形式
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