和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>王子
著者プロフィール
伊郷 ルウ(いごう るう)
東京都出身。東京都在住。6月22日生まれ。血液型B型。
東京都出身。東京都在住。6月22日生まれ。血液型B型。
解説
グランディアプラザ・ホテルズの後継者である神崎透真は、世界屈指の最高級ホテル〈ワールド・アクアポリス〉日本オープン記念パーティに招かれる。そこで〈アクアポリス〉の若き経営者エリオットから、居丈高な態度を示された透真はひどく憤慨するが、後日、自らのホテルに貴賓扱いで彼を迎えることになり……。王子と御曹司。一歩も引かない二人のプリンスの激突スイート・ラブ!
目次
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
第九章
第十章
第十一章
第十二章
第十三章
第十四章
第十五章
第十六章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
第九章
第十章
第十一章
第十二章
第十三章
第十四章
第十五章
第十六章
抄録
六本木ヒルズ、東京ミッドタウンなど、名立たるビルが立つ六本木の街に、またひとつ新たに高くそびえる豪奢なビルが加わった。
それは、ついに日本上陸を果たした世界屈指の最高級ホテルチェーン企業が所有するホテルで、その名も〈ワールド・アクアポリス〉という。
地上五十階、地下二階建ての大型高層ホテルは、外観からしてきらびやかな雰囲気を漂わせている。
すでに世界各国の高級ホテルチェーンが進出している日本国内に於いて、過剰なまでに絢爛豪華な様を前面に押し出した〈アクアポリス〉は異彩を放っていた。
日本でのホテルオープンを三日後に控えた〈アクアポリス〉では、各界の著名人を集めた記念パーティが行われている。
会場は〈アクアポリス〉が日本国内最大と豪語する大宴会場〈フェニックス・ルーム〉で、立食であればゆうに三千人は収容できる広さがあった。
パーティに招待されているのは千名ほどで、接客係などを加えてもまず許容数に満たないが、会場の三割はもてなすための料理や酒を置くテーブルに占領され、人に対する床面積は相応といえた。
最高級ホテルのオープン記念パーティということもあり、華を添える役目を果たす若手の女優やタレントを除けば、招待された客たちの年齢は男女を問わず高い。
世界有数のホテルが催すパーティに招待されるだけあり、客たちはみな場慣れしたもので、一人として浮いた存在の者はいなかった。
強いて言えば、いかにも上等な仕立てのスーツに身を包みながらも、神崎透真はその若さゆえにパーティ会場で浮いて見えた。
高い年齢層の中にあって、透真はまだ二十五歳とかなり若く、その容姿も巷を賑わせるアイドルたちにまったく引けを取らないほど端麗だ。
背筋の伸びた細い身体で、艶やかな光沢を放つ黒いシルクのスーツを見事に着こなしている。
年齢や外見から判断するに芸能関係と思われがちだが、透真は〈アクアポリス〉のライバルともいえる高級ホテル〈グランディアプラザ〉の経営者を父に持つ、いわば御曹司だ。
今日のパーティに招かれたのは、グランディアプラザ・ホテルズのトップである父親の充郎太だったが、透真が代理として出席していた。
透真は大学を卒業してすぐにグランディアプラザ・ホテルズの取締役の一人となり、今は修業を兼ねて〈グランディアプラザ・赤坂〉でVIP客専門のコンシェルジュをしている。
幼いころからグランディアプラザ・ホテルズの後継者として帝王学を学び、透真自らもいずれは父親の跡を継ぐと心に決めていた。
*この続きは製品版でお楽しみください。
それは、ついに日本上陸を果たした世界屈指の最高級ホテルチェーン企業が所有するホテルで、その名も〈ワールド・アクアポリス〉という。
地上五十階、地下二階建ての大型高層ホテルは、外観からしてきらびやかな雰囲気を漂わせている。
すでに世界各国の高級ホテルチェーンが進出している日本国内に於いて、過剰なまでに絢爛豪華な様を前面に押し出した〈アクアポリス〉は異彩を放っていた。
日本でのホテルオープンを三日後に控えた〈アクアポリス〉では、各界の著名人を集めた記念パーティが行われている。
会場は〈アクアポリス〉が日本国内最大と豪語する大宴会場〈フェニックス・ルーム〉で、立食であればゆうに三千人は収容できる広さがあった。
パーティに招待されているのは千名ほどで、接客係などを加えてもまず許容数に満たないが、会場の三割はもてなすための料理や酒を置くテーブルに占領され、人に対する床面積は相応といえた。
最高級ホテルのオープン記念パーティということもあり、華を添える役目を果たす若手の女優やタレントを除けば、招待された客たちの年齢は男女を問わず高い。
世界有数のホテルが催すパーティに招待されるだけあり、客たちはみな場慣れしたもので、一人として浮いた存在の者はいなかった。
強いて言えば、いかにも上等な仕立てのスーツに身を包みながらも、神崎透真はその若さゆえにパーティ会場で浮いて見えた。
高い年齢層の中にあって、透真はまだ二十五歳とかなり若く、その容姿も巷を賑わせるアイドルたちにまったく引けを取らないほど端麗だ。
背筋の伸びた細い身体で、艶やかな光沢を放つ黒いシルクのスーツを見事に着こなしている。
年齢や外見から判断するに芸能関係と思われがちだが、透真は〈アクアポリス〉のライバルともいえる高級ホテル〈グランディアプラザ〉の経営者を父に持つ、いわば御曹司だ。
今日のパーティに招かれたのは、グランディアプラザ・ホテルズのトップである父親の充郎太だったが、透真が代理として出席していた。
透真は大学を卒業してすぐにグランディアプラザ・ホテルズの取締役の一人となり、今は修業を兼ねて〈グランディアプラザ・赤坂〉でVIP客専門のコンシェルジュをしている。
幼いころからグランディアプラザ・ホテルズの後継者として帝王学を学び、透真自らもいずれは父親の跡を継ぐと心に決めていた。
*この続きは製品版でお楽しみください。




















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