和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>花嫁
著者プロフィール
南原 兼(なんばら けん)
1月1日生まれ。B型。おにきゅん帝国出身・帝都在住。
温泉大好きなのに全然行けなくて涙です。代わりに入浴剤でプチ温泉気分。最近のお気に入りは、抹茶ミルクとかココナッツの香りの青いのとか。青といえば花嫁のガーター萌え。ガータートス最高! (BL的に)
1月1日生まれ。B型。おにきゅん帝国出身・帝都在住。
温泉大好きなのに全然行けなくて涙です。代わりに入浴剤でプチ温泉気分。最近のお気に入りは、抹茶ミルクとかココナッツの香りの青いのとか。青といえば花嫁のガーター萌え。ガータートス最高! (BL的に)
解説
最愛の双子の妹の身代わりに、朝比奈コンツウェルン本家筋の末息子・朝比奈鷹矢と結婚式を挙げることになった朝比奈優真。だが式当日のガーター・トスで鷹矢に正体がばれてしまい、式だけでなく偽りの新婚生活を送ることに。優真が帝王として君臨する学園に転校してきた鷹矢は「花嫁のナイト」を名乗って、優真を狙う側近たちと火花を散らす。おにきゅん花嫁物語開幕。
目次
MARIAGE★1〔偽りのマリアージュ★〕
MARIAGE★2〔新婚初夜のお約束★〕
MARIAGE★3〔初めての共同作業★〕
MARIAGE★4〔新婚生活は甘くない?★〕
MARIAGE★5〔花嫁は男子校の帝王★〕
MARIAGE★6〔最強! 花婿は帝王のナイト★〕
MARIAGE★7〔きっと雨の日も晴れの日も★〕
あとがき
MARIAGE★2〔新婚初夜のお約束★〕
MARIAGE★3〔初めての共同作業★〕
MARIAGE★4〔新婚生活は甘くない?★〕
MARIAGE★5〔花嫁は男子校の帝王★〕
MARIAGE★6〔最強! 花婿は帝王のナイト★〕
MARIAGE★7〔きっと雨の日も晴れの日も★〕
あとがき
抄録
「まさかと思うけど……。今まで、気づかれてないと思ってたの?」
「え?」
顔をこわばらせて振り返る優真を、笑いを含んだ蜜色の瞳が見つめる。
「僕が気づかないわけないだろう?」
「やっぱりガータートスのときか」
「まぁね。でも、きみが僕に向かって、ヴァージンロードを進んできたときから、そうじゃないかとは思ってた」
にっこり笑って答える鷹矢を見て、優真は気を失いそうになった。
「なぜ、わかった?」
「不機嫌そうだったから」
鷹矢は苦笑を洩らす。
「優は、昔っから、そんな感じだよ。そっくりの双子でも、優華ちゃんは、いつもにこにこしてるのにね。僕は子供の頃にも、きみたちを間違えたことは一度もないよ」
得意げに告げる鷹矢から、優真は視線をそむける。
(最初からばれてたのに、俺は無駄な一人芝居をしてたってことか)
……無様すぎる。
窮屈な女装で、皆の好奇の視線に耐えながら、丸一日必死で花嫁の役をつとめたのに。
それをすべて鷹矢に見やぶられていたとは。
恥ずかしくてたまらない。逆恨みなのはわかっているが、自分をこんな気持ちにさせている鷹矢が憎い。
「俺を笑ってたんだろ?」
「なんのこと?」
白々しく小首をかしげる鷹矢に、優真はなおさら怒りがつのる。
「とぼけるな! さぞ愉快だっただろうな。俺が女のふりして愛想ふりまいてるのがっ」
思わず声が大きくなって、優真は、しまったと口を噤む。
今の台詞を鷹矢以外に聞かれていたら、なにもかも終了フラグだ。
すると鷹矢は、優真を無理やり自分のほうに向かせて、今度は正面から抱きすくめた。
「笑ってなんかいないよ。……きみがすごく綺麗だったから、少し顔にしまりがなかったかもしれないけど」
「はぁ?」
緊張感のない鷹矢の返事に一瞬脱力するが、すぐにまた声をひそめて、優真は訊く。
「いいのかよ? そんなに落ち着いてて。今ので、聞き耳立ててる誰かに、花嫁が男だったって、ばれたかもしれないんだぜ」
「大丈夫だよ」
「どこが大丈夫なんだよ?」
誰か親戚の者が、この不始末を問いただすために、今にも離れに駆けこんでくるんじゃないかと、優真は気が気ではない。
けれど鷹矢は、相変わらずのんびりとした口調で請け合った。
*この続きは製品版でお楽しみください。
「え?」
顔をこわばらせて振り返る優真を、笑いを含んだ蜜色の瞳が見つめる。
「僕が気づかないわけないだろう?」
「やっぱりガータートスのときか」
「まぁね。でも、きみが僕に向かって、ヴァージンロードを進んできたときから、そうじゃないかとは思ってた」
にっこり笑って答える鷹矢を見て、優真は気を失いそうになった。
「なぜ、わかった?」
「不機嫌そうだったから」
鷹矢は苦笑を洩らす。
「優は、昔っから、そんな感じだよ。そっくりの双子でも、優華ちゃんは、いつもにこにこしてるのにね。僕は子供の頃にも、きみたちを間違えたことは一度もないよ」
得意げに告げる鷹矢から、優真は視線をそむける。
(最初からばれてたのに、俺は無駄な一人芝居をしてたってことか)
……無様すぎる。
窮屈な女装で、皆の好奇の視線に耐えながら、丸一日必死で花嫁の役をつとめたのに。
それをすべて鷹矢に見やぶられていたとは。
恥ずかしくてたまらない。逆恨みなのはわかっているが、自分をこんな気持ちにさせている鷹矢が憎い。
「俺を笑ってたんだろ?」
「なんのこと?」
白々しく小首をかしげる鷹矢に、優真はなおさら怒りがつのる。
「とぼけるな! さぞ愉快だっただろうな。俺が女のふりして愛想ふりまいてるのがっ」
思わず声が大きくなって、優真は、しまったと口を噤む。
今の台詞を鷹矢以外に聞かれていたら、なにもかも終了フラグだ。
すると鷹矢は、優真を無理やり自分のほうに向かせて、今度は正面から抱きすくめた。
「笑ってなんかいないよ。……きみがすごく綺麗だったから、少し顔にしまりがなかったかもしれないけど」
「はぁ?」
緊張感のない鷹矢の返事に一瞬脱力するが、すぐにまた声をひそめて、優真は訊く。
「いいのかよ? そんなに落ち着いてて。今ので、聞き耳立ててる誰かに、花嫁が男だったって、ばれたかもしれないんだぜ」
「大丈夫だよ」
「どこが大丈夫なんだよ?」
誰か親戚の者が、この不始末を問いただすために、今にも離れに駆けこんでくるんじゃないかと、優真は気が気ではない。
けれど鷹矢は、相変わらずのんびりとした口調で請け合った。
*この続きは製品版でお楽しみください。
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