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禁じられた愛執<特別版>【イラスト入り】

禁じられた愛執<特別版>【イラスト入り】


発行: リブレ
レーベル: ビーボーイノベルズ
価格:900pt
形式:MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★☆☆☆4
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解説

 「――悪い方だ。私に喰らい尽くされても知りませんよ?」
 財閥の美人御曹司・成彬は使用人の要と目が合うたびに身体の奥が甘くざわめいていた。それは要が、禁欲的に仕えかしずく態度とはうらはらに、熱く淫らな濡れた視線で成彬を射すくめるから……!! 男のセクシーがしたたる牙を隠した獅子と、くちづけも知らない純真な貴公子を襲う禁断の恋とエロスと衝撃の数々――たとえ運命に弄ばれても、この愛だけは止められない!! 主従関係のエロティックメロドラマに、単行本未収録のお仕置きショートを加えた、電子書籍だけの特別版!

※ 本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます。

目次

禁じられた愛執

抄録

 恥ずかしくてたまらない気持ちはあったけれど、成彬も要が欲しいと思ったから小さく頷き返していた。要は微笑みを浮かべると、腕の中の成彬を一度きつく抱きしめてから体を離した。
「え? うわ」
 そして腿の裏へと手を回した要によって、成彬はいともたやすく抱き上げられてしまった。
「あの、要……」
 体格は確かに違うが、それでも成人した男である自分が抱きかかえられるという状況は少しどころじゃなく恥ずかしい。
 抗議しようと口を開いた成彬だが、敷いてあった布団に寝かせられると何も言えなくなった。要の熱い眼差しとぶつかったからだ。
 覆いかぶさってくる要は愛しげに何度も成彬の髪を撫でつけた。柔らかい髪に指を絡ませ、緩く引っ張ってくる。そして、指に取った髪に、そのつど口付けてきた。
 それは――まるで信仰のように直向きで熱烈だった。
「ん、ふ……」
 要の口づけはやがて髪の生え際から額へと移ってくる。赤みの差した目の縁は執拗に舌でいじられ、唇に震えが走る。
「要、ぁ…やっ……」
 自分でも知らぬうちにもれた吐息に、上にいた要の体が瞬間強ばった。けれどすぐに弛緩すると、成彬の顎を捕らえてくる。
「成彬さま」
 夢見るように陶然と囁いた要が、吐き出される成彬の息さえ惜しいと口付けてきた。
「ん、ぅっん」
 首を傾げて、深く口付けてくる要に成彬の体から力が抜けていく。成彬の温度を確かめるようにねっとり唇をあわせてきた要だが、今度はやわさを感じるように緩く噛んできた。歯形などつくわけもない弱い力だが、成彬は自らの唇の上に要の印がつけられていく気がする。
 それがものすごく心地よかった。
 要のその執心を見せられると胸の中が熱くなる。行為による快感以上に成彬を快楽へと押し上げる気がした。
「要、好き――」
 それを伝えたいと、成彬も要の唇に噛みついてみた。
「……っ」
 けれど少し強すぎたようだ。
 要の小さな声に、あっと謝ろうとしたが、その赤く色づいた唇の上に滲んださらに紅い血の色に成彬は目を細める。
 あれは自分がつけた傷だ。
 腰の奥から突き上げてくるような痺れが鼻先に抜けていく。
「――悪いお方だ」
 知らぬうちに成彬はうっとりと微笑んでいたらしい。
 要が食い入るようにそんな成彬を見下ろしていた。熱のこもった黒瞳は、今まさに襲いかからんとするような鋭さだ。
 要の内にはこれほどの激しさが隠されていたのだ。
 恐れるほどの迫力にごくりと喉を鳴らす。
「成彬さまは、狂気のような私の思いをご存じないからそう挑発できるのです。私に喰らい尽くされても知りませんよ?」
 それでも要の声はまだ抑えた口調だった。目はぎらぎらと成彬を見据えながらも、必死に自分を律している。
 その余裕が悔しい。
「出来るならやってみせてください。要の本気はそんなにたやすく止められるのですか?」
 成彬がそう言うと、要の眼差しがきつくなる。
 その視線だけで焼き尽くされそうだ。
「――覚悟なさってください」

*この続きは製品版でお楽しみください。

本の情報

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