和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>花嫁
解説
「この屋敷の中のものは、すべて私が買い取った。当然お前も、私のものだ」
アパートが水浸しになった真沙也は、古びた豪奢な洋館で、黒いスーツの精悍な男と出会う。「黒男爵」と呼ばれる実業家・当麻はなぜか真沙也を強引に屋敷に引き取った。傲慢だけど、真沙也には優しさをかいま見せる黒男爵。花嫁を探しに帰国した彼を、真沙也は好きになってしまって……! 夢のような屋敷、真沙也の出生の秘密……恋心いっぱいのシンデレララブ!
※ 本作は旧装版を電子書籍化したものであり、新装版限定のショート小説は含みません。
※ 本文にイラストは含まれておりません。
アパートが水浸しになった真沙也は、古びた豪奢な洋館で、黒いスーツの精悍な男と出会う。「黒男爵」と呼ばれる実業家・当麻はなぜか真沙也を強引に屋敷に引き取った。傲慢だけど、真沙也には優しさをかいま見せる黒男爵。花嫁を探しに帰国した彼を、真沙也は好きになってしまって……! 夢のような屋敷、真沙也の出生の秘密……恋心いっぱいのシンデレララブ!
※ 本作は旧装版を電子書籍化したものであり、新装版限定のショート小説は含みません。
※ 本文にイラストは含まれておりません。
抄録
男爵の手が、シャツの裾から忍び込み、素肌に触れる。やけどしそうな熱さが電流のように走って、体がびくんと跳ねる。すると、男爵が唇を離した。
「真沙也……」
声に籠もる、さっきよりも確かな熱。
「いいのか?」
経験はないけれど、それが何を意味するのかわからないほど子供じゃない。
怖いという気持ちがあるのは確かで……だけどそれよりも、触れたい、触れてほしい、もっと、という……自分の奥底から湧き上がる欲求のほうが強い。
何より、男爵が同性である僕の体に触れることに躊躇いや嫌悪を持たないことが嬉しい。
だったら……。僕は耳まで真っ赤になるのを感じながら、こくんと頷いた。
「どうすればいいのか……わからないけど」
「……っ」
男爵が、何かを堪えるように唇を噛みしめる。
「くそ、途中で止めてはやれないぞ」
*この続きは製品版でお楽しみください。
「真沙也……」
声に籠もる、さっきよりも確かな熱。
「いいのか?」
経験はないけれど、それが何を意味するのかわからないほど子供じゃない。
怖いという気持ちがあるのは確かで……だけどそれよりも、触れたい、触れてほしい、もっと、という……自分の奥底から湧き上がる欲求のほうが強い。
何より、男爵が同性である僕の体に触れることに躊躇いや嫌悪を持たないことが嬉しい。
だったら……。僕は耳まで真っ赤になるのを感じながら、こくんと頷いた。
「どうすればいいのか……わからないけど」
「……っ」
男爵が、何かを堪えるように唇を噛みしめる。
「くそ、途中で止めてはやれないぞ」
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