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著者プロフィール
加納 邑(かのう ゆう)
5月21日生まれ。牡牛座か双子座。A型。出身地は秘密。
『吸血鬼』シリーズの最終巻です♪ 夕夜のオオカミ耳や尻尾とお別れするのが、なによりも寂しい! ふさふさな彼と会えるのもこれが最後ですので、愛でていただけましたらうれしいですっ!!
5月21日生まれ。牡牛座か双子座。A型。出身地は秘密。
『吸血鬼』シリーズの最終巻です♪ 夕夜のオオカミ耳や尻尾とお別れするのが、なによりも寂しい! ふさふさな彼と会えるのもこれが最後ですので、愛でていただけましたらうれしいですっ!!
解説
宿敵という立場ながら深く愛し合う、ハンターの末裔である海と、吸血鬼の夕夜。ハンターを憎む吸血鬼の大王は、青の吸血鬼・刀吏を刺客として海のもとへ放つ。海は吸血鬼の大王に捕らわれるが、それを決死の覚悟で奪還する夕夜。しかし、それが仇となり、今度は夕夜が大王一派に命を狙われてしまう。追い詰められた状況の下、海と夕夜は死をも覚悟して永遠の愛を誓い、深く熱く身体を求め合うが……!? シリーズ最終巻は感涙必至のハッピーエンド!!
目次
大王の訪問
青の吸血鬼
血の宝石を奪え
二人の時間
対決
あとがき
青の吸血鬼
血の宝石を奪え
二人の時間
対決
あとがき
抄録
ぐっと詰まった海の目を、夕夜はじっと見つめてくる。
「それに、オレがお前のことを好きだから、こういうふうにしたいんだ。それをお前は嫌だって言うのか?」
照れたように眉を寄せ、ぶっきらぼうに言う夕夜。
その宝石のようにきれいな緑色の双眸に惹き込まれそうになり、海は自分の頬がますます赤くなるのを感じた。
(好き、って……)
出会ってからの一ヶ月間。さんざん、海のことを『お前の容姿は十人並以下』とか『トロいんだよ』と言いたい放題だった夕夜から、こんなふうにストレートに『好き』という気持ちをぶつけられると、海は戸惑ってしまう。
二人の間に漂う甘い空気に、まだ慣れないのだ。
「で、でも……だからって、急に……こんな、恋人同士みたいに振る舞うのって、ちょっと……恥ずかしいっていうか、照れくさいっていうか……」
「オレとお前は恋人同士だろう? 違うのか?」
きっぱりと言う夕夜に、海は絶句して口をパクパクさせた。
(こ、恋人……っ!! 恋人って、僕と夕夜が……っ!?)
どう言葉を返していいか分からない。
顔を茹蛸みたいに真っ赤にしていると、そんな海の反応が全く理解できないと言うように、夕夜が小さなため息を吐く。
「そういうわけなんだから、もうゴチャゴチャ言うな。クローゼットの前まで運ぶだけだから、いいだろう?」
「あっ……」
夕夜は海を抱いたまま踵を返し、ズンズンと歩き出す。
大股でクローゼットの前まで行くと、海を下ろして立たせた。
彼は、昨夜からベッド脇の絨毯に脱ぎ捨てられていた海の服を拾い、それを近くの猫脚のソファの上にまとめてバサッと放り投げる。
「この服は洗濯させる。とりあえず、これを着てろ」
クローゼットを開けた夕夜が、中から白いバスローブを投げてきた。客間なので、そんなものしかクローゼットの中には吊るされていないのだ。
受け取った海が身につけて腰紐を結んでいると、夕夜も同じものに袖を通している。
二人お揃いというのが気恥ずかしかった。
*この続きは製品版でお楽しみください。
「それに、オレがお前のことを好きだから、こういうふうにしたいんだ。それをお前は嫌だって言うのか?」
照れたように眉を寄せ、ぶっきらぼうに言う夕夜。
その宝石のようにきれいな緑色の双眸に惹き込まれそうになり、海は自分の頬がますます赤くなるのを感じた。
(好き、って……)
出会ってからの一ヶ月間。さんざん、海のことを『お前の容姿は十人並以下』とか『トロいんだよ』と言いたい放題だった夕夜から、こんなふうにストレートに『好き』という気持ちをぶつけられると、海は戸惑ってしまう。
二人の間に漂う甘い空気に、まだ慣れないのだ。
「で、でも……だからって、急に……こんな、恋人同士みたいに振る舞うのって、ちょっと……恥ずかしいっていうか、照れくさいっていうか……」
「オレとお前は恋人同士だろう? 違うのか?」
きっぱりと言う夕夜に、海は絶句して口をパクパクさせた。
(こ、恋人……っ!! 恋人って、僕と夕夜が……っ!?)
どう言葉を返していいか分からない。
顔を茹蛸みたいに真っ赤にしていると、そんな海の反応が全く理解できないと言うように、夕夜が小さなため息を吐く。
「そういうわけなんだから、もうゴチャゴチャ言うな。クローゼットの前まで運ぶだけだから、いいだろう?」
「あっ……」
夕夜は海を抱いたまま踵を返し、ズンズンと歩き出す。
大股でクローゼットの前まで行くと、海を下ろして立たせた。
彼は、昨夜からベッド脇の絨毯に脱ぎ捨てられていた海の服を拾い、それを近くの猫脚のソファの上にまとめてバサッと放り投げる。
「この服は洗濯させる。とりあえず、これを着てろ」
クローゼットを開けた夕夜が、中から白いバスローブを投げてきた。客間なので、そんなものしかクローゼットの中には吊るされていないのだ。
受け取った海が身につけて腰紐を結んでいると、夕夜も同じものに袖を通している。
二人お揃いというのが気恥ずかしかった。
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