和書>小説・ノンフィクション>恋愛小説>ガールズラブ小説
著者プロフィール
伊藤 ユイ(いとう ゆい)
東京都民。普段は会社員。犬好き。家好き。飛行機キライ。高いとこキライ。最近パンダ好き。
最近、子供の頃小説家になりたかったことを急に思い出してしまいました……。どうせなら夢のある人生がいいですよね。著者に『真由と潤』
東京都民。普段は会社員。犬好き。家好き。飛行機キライ。高いとこキライ。最近パンダ好き。
最近、子供の頃小説家になりたかったことを急に思い出してしまいました……。どうせなら夢のある人生がいいですよね。著者に『真由と潤』
解説
元気な女子は恋も仕事もあきらめない! ストレスだらけの毎日も、キッカケさえあればLOVEのあふれる毎日に変わっていく。ちょっとオトナの♀×♀ラブストーリー。都内のセレクトショップに勤める美砂は、尊敬する曜子に会えるおシゴトな日々が大好き。海外の買い付け出張に同行できると知って、バイセクシャルの美砂はテンション上がりまくり。ちょっと気になるあの人も登場して、これからどうなる?
抄録
「NYに住んでいた頃、フランス人の同僚と付き合ってました。一緒に暮らしてたんですよ」そしてこちらを向いてはっきりいった。
「その同僚は女性でした」
その時、私は驚かなかった。むしろやっぱり、という気持ちだった。なにか、通じるものを感じていた。
「私も女性と同棲したことがあるんですよ」こんな風に自然に告白するのは初めてだった。
「美砂さん。正直安心した」安心。
ビアンならわかる複雑な気持ちだ。嫌われるのではないか、特異な目で見られるのではないかという不安な気持ちがつきまとう。それを乗り越えると一気に親密さを増していく。
「今日、美砂さんのことが好きになりました」すごい直球にあ然。でもうれしい。
「これからも会ってください」真っ直ぐな瞳で見つめられる。ずっとこの時間が続けばいいのに。七海さんの目の下の小さなホクロがかわいい。
「私がすごい淋しがりやでワガママ女でも後悔しませんか」ちょっと意地悪な質問をする。
「えー、それはやだな」すごく憎たらしく言い返される。「でも私、人を見る目は自信あるんだ。時間をかけて、ゆっくり、たくさん、美砂さんを好きになっていきたい」
そんなこといわれたの自分史上初めてだ。足をバタバタさせたいほどうれしい。私は言った。
「私は今すぐに七海さんをたくさんたくさん愛したい」
その言葉は彼女の心をキュンとさせてしまったみたいで。手を引かれていきなりお店を出るとタクシーを停めた。「ウチにきませんか」私はこくんと頷いて一緒に乗り込んだ。
タクシーの中で彼女は私の手をそっと握った。私も握り返す。ドキドキするけど同じくらい幸せの感触がある。
十五分ほどで七海さんのマンションに着く。私の家から自転車だとどれくらいかな。そんなことを思いながら一生懸命ついていく。歩くの速いんだもん。
十二階のつきあたりのドア。「はい、ただいま」七海さんがドアを開けてくれる。
「お邪魔します」恐る恐る覗き込む。
こういう時に堂々としていられるオトナの女になりたい。「ほら見て!」七海さんの指さした先にサビニャックのポスターがあった。私と七海さんの縁結びの絵だ。
「わあ、ほんとだ」
「これを見せたかったのと、あとひとつ」
あとひとつ?
「これをもらって欲しくて」
差し出されたものはウチのショップのラッピングだった。「さっきの買い付けの話を聞いてたら美砂さんにもらってほしくて。だめ?」うれしかった。その、気持ちがうれしかった。
私のハートは七海さんにがっちりつかまれてしまった。もう降参です。ぽろぽろと涙が流れてきた。泣いている私に七海さんはネックレスをつけてくれる。
「はい、初めてのプレゼント。祝、店長昇進記念もね」そういって首筋にキスをした。私は彼女の首に腕を回した。「ありがと」泣いていたから鼻声で子供みたいだった。「はは、いつまでも泣いてるとキスできないよ」そういいながら彼女が笑う。
私からキスをした。でもやっぱり息つぎができなくて顔を離した。そのかわりに彼女のおでこや頬、顔中にキスの雨を降らせた。
ソファにゆっくり押し倒され、服を剥ぎ取られていく。「さっきよりもっと好き」七海さんが耳元で囁く。たぶん私はもうはずかしいくらい濡れているだろう。「恥ずかしい」私の声を聞いて七海さんは部屋の明かりを落としてくれた。
七海さんの指が私の唇をなぞる。たまらずその指をしゃぶる。とってもいやらしくて興奮する。その指を七海さんが舐める。もう私の体は疼くほど感じている。彼女の指はとても繊細な動きで、しかもずるい。
*この続きは製品版でお楽しみください。
「その同僚は女性でした」
その時、私は驚かなかった。むしろやっぱり、という気持ちだった。なにか、通じるものを感じていた。
「私も女性と同棲したことがあるんですよ」こんな風に自然に告白するのは初めてだった。
「美砂さん。正直安心した」安心。
ビアンならわかる複雑な気持ちだ。嫌われるのではないか、特異な目で見られるのではないかという不安な気持ちがつきまとう。それを乗り越えると一気に親密さを増していく。
「今日、美砂さんのことが好きになりました」すごい直球にあ然。でもうれしい。
「これからも会ってください」真っ直ぐな瞳で見つめられる。ずっとこの時間が続けばいいのに。七海さんの目の下の小さなホクロがかわいい。
「私がすごい淋しがりやでワガママ女でも後悔しませんか」ちょっと意地悪な質問をする。
「えー、それはやだな」すごく憎たらしく言い返される。「でも私、人を見る目は自信あるんだ。時間をかけて、ゆっくり、たくさん、美砂さんを好きになっていきたい」
そんなこといわれたの自分史上初めてだ。足をバタバタさせたいほどうれしい。私は言った。
「私は今すぐに七海さんをたくさんたくさん愛したい」
その言葉は彼女の心をキュンとさせてしまったみたいで。手を引かれていきなりお店を出るとタクシーを停めた。「ウチにきませんか」私はこくんと頷いて一緒に乗り込んだ。
タクシーの中で彼女は私の手をそっと握った。私も握り返す。ドキドキするけど同じくらい幸せの感触がある。
十五分ほどで七海さんのマンションに着く。私の家から自転車だとどれくらいかな。そんなことを思いながら一生懸命ついていく。歩くの速いんだもん。
十二階のつきあたりのドア。「はい、ただいま」七海さんがドアを開けてくれる。
「お邪魔します」恐る恐る覗き込む。
こういう時に堂々としていられるオトナの女になりたい。「ほら見て!」七海さんの指さした先にサビニャックのポスターがあった。私と七海さんの縁結びの絵だ。
「わあ、ほんとだ」
「これを見せたかったのと、あとひとつ」
あとひとつ?
「これをもらって欲しくて」
差し出されたものはウチのショップのラッピングだった。「さっきの買い付けの話を聞いてたら美砂さんにもらってほしくて。だめ?」うれしかった。その、気持ちがうれしかった。
私のハートは七海さんにがっちりつかまれてしまった。もう降参です。ぽろぽろと涙が流れてきた。泣いている私に七海さんはネックレスをつけてくれる。
「はい、初めてのプレゼント。祝、店長昇進記念もね」そういって首筋にキスをした。私は彼女の首に腕を回した。「ありがと」泣いていたから鼻声で子供みたいだった。「はは、いつまでも泣いてるとキスできないよ」そういいながら彼女が笑う。
私からキスをした。でもやっぱり息つぎができなくて顔を離した。そのかわりに彼女のおでこや頬、顔中にキスの雨を降らせた。
ソファにゆっくり押し倒され、服を剥ぎ取られていく。「さっきよりもっと好き」七海さんが耳元で囁く。たぶん私はもうはずかしいくらい濡れているだろう。「恥ずかしい」私の声を聞いて七海さんは部屋の明かりを落としてくれた。
七海さんの指が私の唇をなぞる。たまらずその指をしゃぶる。とってもいやらしくて興奮する。その指を七海さんが舐める。もう私の体は疼くほど感じている。彼女の指はとても繊細な動きで、しかもずるい。
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