和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>オレ様
著者プロフィール
桂生 青依(かつらば あおい)
東京都在住。6月5日生まれ。血液型AB型。
東京都在住。6月5日生まれ。血液型AB型。
解説
一人ぼっちが寂しくて通うようになったプラネタリウム――高校生の美晴が大切にしているその場所を買収しようと現れたのは、新鋭コンサルティング会社を経営する、合理的で冷たい瞳の男・相澤。プラネタリウムを残したければある条件を呑めと言われ――! 高慢な相澤にムカムカ……なのに、彼の時折見せる寂しげな眼差し、不器用な優しさに、美晴の心はどんどん捕われ始め!? 独占欲いっぱいの紳士とまっすぐな高校生の年の差ラブ!
※ 本文にイラストは含まれておりません。
※ 本文にイラストは含まれておりません。
目次
紳士と星夜の恋愛浪漫
紳士の溺愛
紳士の溺愛
抄録
床にぺちゃんと座り、ソファの上のぷりんと視線を合わせれば、「ニァ」と細い声が届く。
「久しぶり。元気だった?」
良い香りで、温かくてふわふわでやっぱり可愛らしい。
相澤の妹が名付けた猫と同じ名を持つ猫。
この小さな身体の中には、相澤の、どれほど忘れようとしても忘れられない家族の思い出が詰まっているのだろう、きっと。
もしかしたら、美晴の知らない彼の独り言を聞き、癖を知っていたりもするかもしれない。
(いいなあ)
抱き上げ、抱き締め、肉球をぷにぷにと押しながら、ちょっとだけ羨ましく感じていると、肩に手がかかった。
「――!」
振り返る間もなく、ぷりんごと抱き締められる。不意のことに美晴は抗うこともできず、そのまま相澤の広い胸の中にすっぽりと収まってしまった。
「相澤さん?」
「ぷりんは、きみを気に入っているみたいだな。遊んでくれるのはいいが、また帰り際にこけないようにしろよ」
「う、うん」
いつかのように後ろから抱き締められ、耳元で声が響く。それだけでも一気に全身が熱くなるほどなのに、今は以前よりも一層腕の力が強い。
触れられているところが痺れるようだ。
間違えようのない、恋人の抱擁。美晴はその事実を身体で思い知り、こくんと息を飲んだ。
と、まるでそれが聞こえたかのように、首筋に唇が押し当てられた。変わらぬ体温のはずなのに、触れられたそこは火のように熱い。
*この続きは製品版でお楽しみください。
「久しぶり。元気だった?」
良い香りで、温かくてふわふわでやっぱり可愛らしい。
相澤の妹が名付けた猫と同じ名を持つ猫。
この小さな身体の中には、相澤の、どれほど忘れようとしても忘れられない家族の思い出が詰まっているのだろう、きっと。
もしかしたら、美晴の知らない彼の独り言を聞き、癖を知っていたりもするかもしれない。
(いいなあ)
抱き上げ、抱き締め、肉球をぷにぷにと押しながら、ちょっとだけ羨ましく感じていると、肩に手がかかった。
「――!」
振り返る間もなく、ぷりんごと抱き締められる。不意のことに美晴は抗うこともできず、そのまま相澤の広い胸の中にすっぽりと収まってしまった。
「相澤さん?」
「ぷりんは、きみを気に入っているみたいだな。遊んでくれるのはいいが、また帰り際にこけないようにしろよ」
「う、うん」
いつかのように後ろから抱き締められ、耳元で声が響く。それだけでも一気に全身が熱くなるほどなのに、今は以前よりも一層腕の力が強い。
触れられているところが痺れるようだ。
間違えようのない、恋人の抱擁。美晴はその事実を身体で思い知り、こくんと息を飲んだ。
と、まるでそれが聞こえたかのように、首筋に唇が押し当てられた。変わらぬ体温のはずなのに、触れられたそこは火のように熱い。
*この続きは製品版でお楽しみください。
本の情報
形式
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