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帝の恋文〜禁じられた契り〜

帝の恋文〜禁じられた契り〜


発行: 学研
レーベル: もえぎ文庫
価格:550pt
形式:XMDF形式⇒詳細 
対応端末:パソコン ソニー“Reader”
みんなの評価 ★★★☆☆24
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著者プロフィール

 伊郷 ルウ(いごう るう)
 東京都出身。東京都在住。6月22日生まれ。血液型B型。
 ウォーキングを始めましたが、それ以外の外出がめっきり減りました。涼しくなるとネオンと朝焼けが恋しくなります。酒飲みの性……。

解説

 都で話題の笛の名手・夕凪。その腕と美貌を見込まれ、宮中での宴に“女性楽士”として加わるが、時の帝・栖凰帝に見初められ、毎夜のように恋文が届くようになる。だが夕凪には、性別以外にも、それに応えられない重大な秘密があった……。しかし、栖凰帝によって宮中の奥深くに閉じ込められ、強引に身体を奪われてしまい!? 「私から、逃げおおせると思うな」――荒れ狂う想いとは裏腹に、幾重にも禁じられた恋の行方は?

目次

帝の恋文〜禁じられた契り〜
あとがき

抄録

 眠りに落ちてからどれほどの時が過ぎただろうか、褥の中で寝返りを打った夕凪は、足下に感じた重みに目を開けた。
「ん……」
 暗闇にぼんやりと浮かび上がるあきらかな人影に息を呑む。
「誰?」
 飛び起きようとしたところを、大きな身体でのし掛かられ、片手で口を塞がれる。
「騒ぐでない」
 慌てふためき手足をじたばたさせた夕凪は、耳元での囁きにぴたりと動きを止めた。
(栖凰さま……)
 忘れ得ぬ声に、夕凪は全身を強張らせた。
 つれない返事に業を煮やした栖凰帝は、自ら部屋を訪ねるという暴挙に出たのだろう。
 恋する女性の寝所に男性が忍び込むのは世の常で、そうして男女は結ばれる。栖凰帝はいまだ女性と信じているのだから、行動を起こしたとしてもおかしくない。
 とはいえ、夕凪にとってはただ事ではなかった。ここで騒いで屋敷の者を起こしては、栖凰帝に恥をかかせることになり、抗わずにいれば彼の思いのままにされてしまうのだ。
「夕凪」
 甘い声音で囁いた栖凰帝が、口を塞ぐ手を離して唇を重ねてきた。
 かつて一度だけ触れ合わせたことのある唇に、夕凪はかつてないほど鼓動を速くする。けれども、身体を重ねてはいけない相手だと自らに言い聞かせ、顔を背けて唇から逃れた。
「陛下、なりませぬ」
「私がわかるのか?」
 顔の区別もつかない暗闇の中だけに、栖凰帝が驚くのもしかたない。
「お声で……」
「龍笛の名手はさすがに耳も優れているのだな」
 感心したような声をもらした栖凰帝の息が、先ほど重ねたばかりの唇をかすめる。
 たったそれだけのことに、夕凪は小さく肩を震わせた。
「陛下、お願いでございます。どうか……」
 夕凪はもどかしげに身を捩って抜け出そうとするも、そうはさせまいと栖凰帝が衣の裾を割って片脚を押さえ込んでくる。
 栖凰帝は薄衣一枚の姿だ。そのことから、夕凪には彼が本気だとわかった。
「そなたが贈ってきた花なき小枝に、私が花を咲かせてみようぞ」
「おやめください……」
 薄衣ごしに栖凰帝の熱が伝わり、夕凪は混乱する。

*この続きは製品版でお楽しみください。

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