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宇良ひなたファーストコレクション 7つの恋☆

宇良ひなたファーストコレクション 7つの恋☆


発行: マリクロ
レーベル: マリクロコレクション
価格:1,000pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 宇良 ひなた(うら ひなた)
 1984〜
 南の島出身。自分の妄想を文章にしてみようと思い立ち小説を書き始める。執筆暦半年足らず。無類の酒好きで最近はストレートで飲める日本酒やワインにハマり中。著書に『クリスマスイブ』『マニアック☆ラバーズ』『僕が教えてあげようか?』『恋の媚薬』『こういうの好き☆』『男★友ダチ』『年下の男子☆いただきまーす!』。

解説

 一口に「恋」と言っても同じ「恋」はこの世にふたつと存在しないモノ。オンリーワンの「恋」を手にしてキラキラと輝くヒロインたち。さてさて、あなたはどの「恋」がお好みですか? 7つの恋を集めた作品集。宇良ひなたファーストコレクション☆
(収録作品)
 1『マニアック☆ラバーズ』……突然、苦手な上司に告白された! ぽっちゃり体型のおデブさん・桃花。どうしよう!!
 2『僕が教えてあげようか?』……恋愛初心者・モモ。男だと意識してなかった乙女な性格の雪緒《ゆきお》とのラブレッスンが始まった☆
 3『こういうの好き☆』……リカと晴花。十代を謳歌する彼女達のジェットコースターのようなスピードで通り過ぎる小さな恋の物語!
 4『男★友ダチ』……手を出してこない男友達のヨウヘイ。彼がどんな風に女子に触れるのか、気になる私。
 5『クリスマスイブ』……幼なじみ――近いようですごく遠い存在。お互いを大切に想いながらも、すれ違ってしまう慎と蘭のセンチメンタルラブ。
 6『恋の媚薬』……薄暗い理科準備室で二人きり、今しかチャンスはない! 冴木杏《あん》18歳、「恋の媚薬」を使って先生を誘惑します。
 7『年下の男子☆いただきまーす!』……クールな年下男、汐崎くんに振り回される三十路女の加賀美さん。この恋の駆け引き。最後に勝つのはいったいどっち!?

目次

『マニアック☆ラバーズ』
『僕が教えてあげようか?』
『こういうの好き☆』
『男★友ダチ』
『クリスマスイブ』
『恋の媚薬』
『年下の男子☆いただきまーす!』

抄録

「送ってくれて、ありがと」
「いいえ」
「お茶淹れるから、入って」
「でも……」
「体調そんなに悪いわけじゃないのよ。部長が気を利かせてくれただけだから」
「そうですか。じゃあ、一杯だけ」
 そう言って彼を部屋に招き入れた。
 彼が私の部屋にいるなんて、変な感じ。
 ニヤついた顔、バレてないかしら?
「コーヒーでいいかな?」
「はい。ブラックでお願いします」
 汐崎くんに背を向けたまま、私はコーヒーの準備をする。

 白い湯気が立ち上るコーヒーカップを、無言で彼に手渡した。
 猫舌じゃないらしい彼は、その黒い液体をいとも容易くゴクゴクと飲み干す。
 う〜ん。胃に悪そう……。
「……それじゃあ、ご馳走様でした」
「うん。わざわざ、送ってくれてありがとうね」
 滞在時間およそ十分。
 彼の後に続いて、私も玄関までお見送り。
「じゃ、また会社で」
「うん。……あっ!」
 彼が部屋を出ようとした瞬間、私の身体が斜めに傾いた。
 ひざをつく寸前で彼が受け止めてくれる。
「大丈夫ですか!?」
「……ごめん、ちょっと貧血みたい」
「横になったほうがいいですよ」
「そうね。あそこのドアがベッドルームなの。そこまで肩貸してくれる?」
 彼に支えられながら、やっとこさベッドルームまで辿り着いた。
 優しく私をベッドに座らせた彼。
「本当に大丈夫ですか??」
「……ううん。大丈夫じゃないみたい」
 そう言って私はベッドの側に置いてある引き出しの中から、二つの輪がついた金属の物体を取り出す。
 ガチャリ。
 部屋に響く金属音。
「……え!?え!?」
 彼は自分の腕に、突如はめられた金属の物体と私の顔を交互に見比べる。
 彼の腕にはめられていない、もう一つの金属の輪を私はベッドの柵に繋いだ。
「な、なんですか!?これ!!」
「何って。見ての通り手錠だけど?」
 手錠でベッドに繋がれた彼は、困惑した表情を少しも隠そうとしなかった。
「手錠なのはわかってます!!」
 そりゃ、そうだよね〜。
 誰でも刑事ドラマやなんかで、一度は見たことあるよね。
 私は部屋にストックしておいたワインの栓を開けて、枕元のテーブルに置いてあったグラスになみなみと注いだ。
 真っ赤なルビー色。すごく綺麗。
「ねぇ、去年のクリスマスパーティ覚えてる?」
「……あぁ、営業とうちの課が合同でやったヤツですか」
「うん。そのとき、プレゼント交換したじゃない?」
「はい。オレはアロマキャンドルのセットが当たりました」
「私は、SMセットが当たったの」
 ワイングラスを持っていないほうの手で、手錠をしまっていたのと同じ引き出しから黒いムチを取り出した。
 ちゃんとしたモノではなく、おもちゃみたいにちゃっちい代物だ。
 このプレゼントを用意した人は、受け狙いで買ったんだろう。
「使う機会がなくてね。捨てるわけにもいかないし。今までタンスの肥やしだったの」
「ちょ、ちょっと、待ってください!!」
「……使わないのって勿体無いじゃない??」
「オ、オレ、痛いの本当に苦手なんです!」
 あわてた様に汐崎くんが首を横に振る。
 私がこのムチをいつ振り下ろすか、怯えているみたい。
「……プッ、アハハ!! 冗談だよ。本当に使うなんてあるわけないじゃない」
 私はそう言って、ワインを口に含んだ。
 そして、そのまま彼にキスをする。
「……んん! ゴホッ」
 口移しで飲ませたワインが、彼の唇からこぼれて顎に一筋の赤い線を作った。
 不味いと言うように顔をしかめる彼。

(『年下の男子☆いただきまーす!』より。)

*この続きは製品版でお楽しみください。

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