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ぼくは女優と恋をしたい

ぼくは女優と恋をしたい

著: 横堀幸司
発行: イースト・プレス
価格:441円(税込)
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対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 横掘 幸司(よこぼり こうじ)
 早稲田大学文学部仏文科卒業。学生時代から演劇・脚本・映画作りに関わり、1961年、松竹大船撮影所に助監督として入社。
 名匠・木下恵介監督に師事し、「なつかしき笛や太鼓」「衝動殺人・息子よ」「父よ母よ」「新・喜びも悲しみも幾歳月」「父」など、木下監督後期の映画作品のすべてのチーフ助監督を務める。テレビ映画の脚本や監督作品も多数。1990年、29年間在籍した松竹株式会社を退職。フリーの脚本・演出家として独立し、現在アメリカで活躍中。
 日米交歓芸術家協会日本側代表・日本放送作家組合会員・日本音楽著作権協会(作詞部門)会員。

解説

 「映画の世界」


 二十年ぶりに助監督を採用したS撮影所。
 その新人助監督の辻克英が、現場のスタッフに支えられながら映画作りに悪戦苦闘していく物語。
 日本映画が凋落(ちょうらく)してしまった理由、あの俳優たちの信じられない素顔、撮影現場の生々(なまなま)しい実態、そしてはかない美人女優との恋・・・・・。
 知られざる映画界の内側が手に取るようにわかる!

目次

第一章  助監督合格必勝法
第二章  俺たちゃ活動屋
第三章  黄金の日々
第四章  俳優たちの素顔
第五章  年上の女(ひと)
第六章  映画人潰(つぶ)し
第七章  天才女優との恋
第八章  シナリオの極意
第九章  海外ロケ始末記
第十章  絹肌の輝き
第十一章 さらば映画の友よ

抄録

 撮影は時代劇専門の京都スタジオで行なわれ、ぼくはS撮影所から出向の形で京都に派遣された。演出部の先輩で満井さんという文学芸術に造詣の深い、時代劇映画のベテランが一緒だった。
 「君が辻くんか。話は木原さんから聞いてるけど、よろしくね」
 鬼瓦のようないかつい顔をした手城木監督は、その大柄な風貌とは裏腹の、シャイな部分を秘めているようだった。
 「生まれ育った環境がまったく違うからかもしれないけど、思いつきや発想が奇想天外で、次に何を言い出すか話しててとっても楽しみな男だよ」
 と木原さんは、ぼくに絶大な期待をいだかせたが、その割にはぶっきらぼうで無口な人だった。

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