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プティまり文庫 初恋ガーデン

プティまり文庫 初恋ガーデン


発行: マリクロ
レーベル: プティまり文庫
価格:300pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★☆☆2
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著者プロフィール

 高月 ひお(たかつき ひお)
 岐阜県出身。どこまでも平凡な人生を送っている平凡な人……なので、そうした人々を主人公にちょっぴり夢見る恋物語を書きたく執筆を始め、日々妄想中。
 執筆暦は友達相手にノートに書いたこともカウントすると、はや二十年? と年数だけは長い。少女漫画のような展開の恋愛小説を好んで書くが、自分で見る分には時代劇が大好物。時代小説、古典文学も大好き。児童書、絵本も好き。人情味のあるギャグ漫画やコントも好き。お酒はもっと好き!

解説

 もう二十歳だしカレシの一人でも作らなきゃ! と奮闘し、自分を「彼女候補」にしてくれた同級生とデートを重ねる女子大生の千景。だが相手に気に入られようと自分を飾る毎日に疲れ、趣味のガーデニングの方に心癒される始末。そんな時、隣に住む男子高校生、日向に突然告白される。皆がそうしているからと中途半端な気持ちでカレシを探していた千景は、年下の日向のひたむきな想いに、戸惑いつつも心を乱され、惹かれていき――。

抄録

 ――捕らえられた。そう思った。
 あの庭に篭っていればよかったのに、そこから抜け出して塀を乗り越え、自分から彼の元へとやってきたのだ。その理由が同情によるものか好意によるものか、傍目には分からない。誤解されるようなことをする方が悪いのだ。
 締まった腕に閉じ込められ、見上げた顔は数十センチの距離。
 顔が熱い。緊張する。しかしその時、千景の耳に二階から微かに携帯電話の着信メロディが聞こえてきた。日向のものだろうか。
「で、電話だよ……」
「……」
 逃れられると思ったものの、日向は微動だにせず千景を見つめ続ける。
「出ない、の?」
 ――息苦しい。
「別にいいよ」
 しかし電話は鳴り止まないようだ。千景は女の勘でぴんときた。
「女の子……からじゃないの?」
 日向は軽く舌打ちをすると苛々したように言った。
「だから別にいいって言ってんだろ」
 そうなんだ、と確信した千景は不思議と胸が締め付けられた。それから逃れるように口走る。
「そ、そっちこそ、付き合ってるとかそういう相手いるんじゃない? だったらいいよ。別に、私――」
 ――年上であることは怖い。もっと若くて可愛い女の子にいつ取られてしまうかと怯えていたくない。だからそう言ったのだが、
「って、千景が好きだって言ってんのに、そんなんいるわけねえだろ!」
 隣の部屋に聞こえないよう小さいが荒々しい声で、はっきりと言われて全身が痺れる。しかし彼の想いを受け入れることが、怖い。
「でも、」
 それでも千景が逃げようと反論しかけた時、苛立ったような日向の顔がぐい、と近付けられたかと思うと――、逃げる間もなく、その唇を唇に押し付けられた。
「――!」
 キスされた、と実感したのは、ただ押し当てられていたそれが、食むように動かされ、彼女の柔らかな唇を唇で包んできた時だった。今度は全身が燃えるように熱くなる。
 ――だめえっ!
 この歳だがファーストキスなのだ。しかも隣の家には親がいて、すぐ隣の部屋では彼の幼い弟が眠っている。こんなことしていたらいけない! そう思い恥ずかしくてたまらない千景は力の入らない手で、日向の胸を押した。
 しかしそれは彼も同じ気持ちなのか、唇はすぐに離れた――と思ったが、千景はそのまま壁に押し付けられるように、日向に強く抱き締められたのであった。
「は、はなし、て……っ」
 もちろん、こんなことをされるのも初体験だ。心臓は壊れそうに鳴り響き、酸欠状態のようになっている。彼の広い胸に顔を埋めた状態の千景はTシャツの袖口を握って抵抗するが、日向の身体はびくともしない。
 最初に手を握られた時と同様、力では敵わない。このまま部屋に連れ込まれて、これ以上のことをされてしまったらどうしよう、と千景は「男」としての彼に恐怖すら感じる。
 ――どうして、私なの!?

*この続きは製品版でお楽しみください。

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