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死ぬまで純愛

死ぬまで純愛

著: 鹿住槇
発行: ジュネット
レーベル: JUNEノベルズ
価格:315円(税込)
10ポイント還元
形式:MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★☆☆2
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著者プロフィール

 鹿住 槇(かずみ まき)
 11月17日生。A型。兵庫県神戸市出身。東京都江戸川区在住。

解説

 人気作家・鹿住槇の幻の傑作!
 男の心が女の身体に!?
 ボートが転覆して溺れた結城認(ゆうき・みとむ)は、意識が戻ると、親友の高志和哉(たかし・かずや)のガール・フレンドの沙美(さみ)の身体に入っていた。しかも、それは和哉が望んだことだという。和哉に押し倒され混乱する認。沙美の秘密。和哉の真意はいったい…!?
 最後まで目が離せない、91年『小説JUNE』に発表された、単行本未収録作。

抄録

「わかってないのかと思った。…一人の部屋に、俺、誘ったりしてさ。……俺が男で今は……認は女だってこと」
 妙な空気の重さが、部屋に漂う。
「な…に、馬鹿なこと。……二人でいる時は、もとの親友同士だって、言ったじゃないか」
「そりゃ…認はそうだろうけどさ」
 言いながら、高志は僕の腕を掴み、ドレッサーの前まで引っ張った。
 鏡に、高志と―――楡崎が映っている。
「俺は…普通じゃいられないよな。…認、お前、今は沙美なんだぜ? …しかも、俺達付き合ってて―――」
 僕は高志の腕を振り払った。
 奴が、恐いくらいの威圧感で、僕を押さえつけている。
 けれど……腕を払ったことは、逆効果だったようで―――奴は、今度はすさまじい力で、僕を捕まえようとした。
「ちょ…っと、高志、ふざけんなよ。冗談キツいよ」
 僕は簡単に捕まって、奴の腕の中でもがいた。
「…認―――お前が落ち着くまではと思って…俺だって、自制してきたんだぜ…?」
「…高志…? …な…に、言ってんだよ?」
「お前の方から、誘ったんだ」
 耳元で瞬かれ、ゾクリと鳥肌がたった。
「僕…そんなつもりは―――」
 高志は、ふざけているのだと思っていた。
 けれど、唇が触れ、手がシャツをたくしあげ―――僕は瞬間、目が眩んだ。

本の情報

形式

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