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スイーツ文庫 Cute is the best! キュートイズベスト

スイーツ文庫 Cute is the best! キュートイズベスト


発行: マリクロ
レーベル: スイーツ文庫
価格:300pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★☆1
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著者プロフィール

 桜 かずき(さくら かずき)
 北海道出身。某音楽専門学校卒で、音楽教室の講師も経験しておきながら、陰では同人人生。第二の人生に入ってそれらを捨てたが、五年ほど前からサイトで二次小説を掲載し始め、もっと小説が書きたい! という衝動に駆られ、二年前に完全オリジナルに転向。どこにでも転がっていそうな日常の出会いを背景に、忘れかけている胸キュンをお届けしたいと日々思ってます。現在は携帯小説でお仕事&果物と戯れるお仕事しながら日々妄想……。著書に『ユキドケココロビヨリ』『結婚できないかもしれない女 家に男は2人いらない』。

解説

 銜え煙草で仕事をする、三十路過ぎの佐伯翔子《さえきしょうこ》。その男勝りでサバサバしすぎた性格ゆえ、男性社員からは女として扱われる事がない。だがそんな翔子には、ずっと隠し通してきた事があった。それは、可愛い物には目が無いということ。可愛い雑貨やぬいぐるみ、そんな物を見てしまうと、これでもかと顔が緩んでしまう。こんな自分を周囲に知られるのを恐れていたのだが、ある日突然、会社社長の西山仁《にしやまじん》が、翔子の隠しごとを知っている素振りを見せ始めた!

抄録

 仁は微笑みながら、翔子に唇を寄せた。そして啄《つい》ばむようにして口付けると、翔子の顔が真っ赤に染まった。
「意外と初心《うぶ》なのか?」
 冗談交じりに仁が言うと、翔子はムッと唇突き出してソッポ向いた。
「翔子」
 突然呼ばれた名に、翔子は戸惑いながらも視線を戻した。
「もう明日がイブだぞ。俺との時間は取れるんだろうな」
 優しい微笑を浮かべて翔子の頬を撫でた仁は、返事を聞く前に深く口付け舌を絡めとった。
 ゆったりと絡め合う舌に身体の力を奪われ、翔子は唇を離れ仁に凭れた。そんな翔子を抱き締め、仁は覆いかぶさるようにして床に押し倒した。
 仁を見上げた翔子は、壊れそうなほど鳴り響く鼓動を耳で聞きながら、今迄にないほどの恥ずかしさが込み上げていた。
「あの……、何で、こんなに恥ずかしいんでしょうかね」
 今の状態を誤魔化すように苦笑しながら、翔子は視線を泳がせる。
 こんな胸のドキドキを聞いたことが無い。過去の恋人には、ここまでの恥ずかしさがなかった。どういう事なんだと、自分自身に問いかけたところで、答えなど出てはこなかったが。
 そんな翔子にクスッと笑った仁は、髪を掻き上げて額にキスを落とした。
「そんなに俺を愛してくれてるのか?」
「えっ、あ、いや、あのっそれは……」
 仁の問いに、翔子はしどろもどろになり、耳まで真っ赤に染まった。熱を持った顔をパタパタと手で扇ぎだした翔子を見て、仁の顔がこれでもかと緩んだ。
「どうしてこう、お前は……」
 普段の銜え煙草姿からは想像のつかない可愛さに、仁は一人優越感に浸る。本当の翔子を自分だけが知っている、そんな嬉しそうな笑み。
「お前の隠れた趣味を見つけた時、嬉しかった」
「……ビックリした、の間違いでしょ」
 翔子は少しだけ苦い顔をして、顔を背けた。
「いや、嬉しかった。お前の好きな物が分かったからな。おそらく、渡部あたりに聞いたって、翔子の好きな物を聞けば、ビールとかしか浮かばないだろう」
「すいませんね……、ただのオヤジで」
 ぼやきながらも、内心確かに…、と、頷いている翔子。
「俺だけが、お前のあの顔を知っている。そう思うと、顔の締まりがなくなる……」
「社長……」
 視線を戻して見上げてきた翔子に、仁は優しい笑みを零す。そして、再び唇を寄せた。
「ここで『社長』ってのは、あんまりじゃないか?」
 甘く噛み付くように触れ合わせてから翔子を窺った仁。少し困った顔をしながら、見上げてくる翔子にフッと表情を引き締めた。
「仁でいいだろ……」
「んっ……」
 低く囁かれた言葉を合図に、仁の身体が動き出した。
 深く口付け、執拗に絡ませてくる舌使いに、翔子の呼吸が直ぐに乱れた。
 その間にも着ていたスーツのボタンを外され、肌を露わにされていく。仁の大きな手が直接肌に触れた瞬間、翔子の身体が震えた。
「初めてとか言うなよ?」
 冗談交じりにそう言った仁に、翔子が突然泣き出しそうな表情に変わった。
「そんなんじゃないけどっ……、変だ、アタシ」
 本当に困惑しているような表情に、仁はただ優しい微笑で、翔子の肌に吸い付いた。
「素直になればいいだろ……。どうしてそういう風になってるのか、言葉にしてみろ」
 仁の言葉を聞きながら、翔子はきつく目を閉じた。
(どうしてって……、どうして……)

*この続きは製品版でお楽しみください。

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