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著者プロフィール
篠原 まこと(しのはら まこと)
4月27日生まれ。東京都出身・おうし座。AB型。趣味はゲームとお芝居を見に行くこと。
4月27日生まれ。東京都出身・おうし座。AB型。趣味はゲームとお芝居を見に行くこと。
解説
東京の小劇団の看板俳優の尚明はドラマの撮影の為に、飛ぶ鳥を落とす勢いの天真爛漫のイケメン俳優祥吾との撮影をこなしていく。ある日2人は食事へ行くが尚明はひどく酒に酔ってしまう、いや、抵抗できないほどに祥吾に酔わされてしまったといったほうがよかった。
抄録
ふわふわする。
世界が、ぐるぐる回っているみたいだ。
「大丈夫? もう着きましたから」
祥吾がなにか言っている。
見たことのない部屋だ。マンションの一室らしいが、殺風景なほど、室内にはなにもない。フローリングの床と、ベッド。テレビが一台。あとは、本の類が少し、ベッドの脇に積み上げられているだけだった。
「一人暮らしなんで、気にしないでくださいね」
「そ……なん、だ」
「俺、出身秋田だから。高校んとき、一人で上京してきたの」
「ふぅん……」
一応は受け答えをしているが、尚明はあまり深くまで意味を考えることはできなくなっている。
華奢なくせに力は強いのか、小柄な身体を軽々と支えて運ぶと、祥吾は尚明をベッドへと横たわらせた。
「はぁ……」
横になれた楽さに、尚明は安堵の息をつく。
頬が熱い。というより、全身が熱い。
「……やっぱ、可愛いね。アキさん」
ふふ、と満足げに祥吾は笑い、尚明の身体に覆いかぶさるようにして四つん這いになる。
すぐ近くに、祥吾のキレイな顔がある。いつもは見上げる位置なのに。その肌に吸い寄せられ、尚明は熱を帯びた指を這わせた。
「しょーぉご、くん……?」
舌っ足らずに名前を呼ぶと、祥吾は少しだけ、眉をひそめて。
「……あー、もう、ダメだよそんな声出したらぁ……可愛すぎ」
「なに、がぁ」
「アキさんが、だよ」
ちゅ、と。唇が重なる。見た目より冷たい唇が、尚明には意外に思えた。
「あのさぁ。男とって、ヤッたことないんでしょ? だったらさ、試してみない? 俺、……サイッコー気持ちよくしてあげっから。ね?」
甘えた口調で、祥吾が囁く。
酔った頭で、それでも、尚明にはうっすらとわかっていた。
どんなに可愛く甘えた口調であっても、コイツの言葉は強制なのだ、と。現に、
「ん……や、だ……」
「大丈夫。ぜーったい、痛いことしないから」
*この続きは製品版でお楽しみください。
世界が、ぐるぐる回っているみたいだ。
「大丈夫? もう着きましたから」
祥吾がなにか言っている。
見たことのない部屋だ。マンションの一室らしいが、殺風景なほど、室内にはなにもない。フローリングの床と、ベッド。テレビが一台。あとは、本の類が少し、ベッドの脇に積み上げられているだけだった。
「一人暮らしなんで、気にしないでくださいね」
「そ……なん、だ」
「俺、出身秋田だから。高校んとき、一人で上京してきたの」
「ふぅん……」
一応は受け答えをしているが、尚明はあまり深くまで意味を考えることはできなくなっている。
華奢なくせに力は強いのか、小柄な身体を軽々と支えて運ぶと、祥吾は尚明をベッドへと横たわらせた。
「はぁ……」
横になれた楽さに、尚明は安堵の息をつく。
頬が熱い。というより、全身が熱い。
「……やっぱ、可愛いね。アキさん」
ふふ、と満足げに祥吾は笑い、尚明の身体に覆いかぶさるようにして四つん這いになる。
すぐ近くに、祥吾のキレイな顔がある。いつもは見上げる位置なのに。その肌に吸い寄せられ、尚明は熱を帯びた指を這わせた。
「しょーぉご、くん……?」
舌っ足らずに名前を呼ぶと、祥吾は少しだけ、眉をひそめて。
「……あー、もう、ダメだよそんな声出したらぁ……可愛すぎ」
「なに、がぁ」
「アキさんが、だよ」
ちゅ、と。唇が重なる。見た目より冷たい唇が、尚明には意外に思えた。
「あのさぁ。男とって、ヤッたことないんでしょ? だったらさ、試してみない? 俺、……サイッコー気持ちよくしてあげっから。ね?」
甘えた口調で、祥吾が囁く。
酔った頭で、それでも、尚明にはうっすらとわかっていた。
どんなに可愛く甘えた口調であっても、コイツの言葉は強制なのだ、と。現に、
「ん……や、だ……」
「大丈夫。ぜーったい、痛いことしないから」
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