マイリストに追加

和書>小説・ノンフィクションボーイズラブ小説極道・刑事

龍の艶華 桜の闘犬

龍の艶華 桜の闘犬

著: 近衛舞香 画:
発行: イースト・プレス
レーベル: アズ・ノベルズ シリーズ: 極道刑事(デカ)と可憐巫女
価格:893円(税込)
10ポイント還元
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★☆3
◆レビューを書く

¥0サンプル
XMDFのファイルをご覧になるにはブンコビューア最新版(無料)をインストールしてください。

「書籍ファイルが壊れています」と表示される場合は、ブンコビューアを最新版にアップデートしてください。
購入する


解説

 「忠龍会の華」と称えられる美貌と商才に恵まれた忠龍会緒方組の組長、緒方は、若頭、江島の恋情に気づきながらもそれを無視し続けてきた。ある夜、深酒の勢いで緒方は江島を誘い、抱かれる。揺らぐ主従の絆。江島との口論の末、緒方は不慮の転落事故で記憶を失くしてしまう。神社で神主となった身元不明の男と彼を助けた親切な会社員として、二人は新たに出逢い、燃えるような恋に落ちていくのだが……

目次

 第一章 龍の徒華
 第二章 過ちの情事
 第三章 揺らぐ絆
 第四章 雨夜に消えた過去
 第五章 美しき兎石の神官
 第六章 極まる恋情
 第七章 憂いの巫女舞
 第八章 修羅の桜
 第九章 つがいの証
 もみじの兎石神社日記

抄録

 「組長さん。あんたが欲しい」
 高崎はニヤリと吊り上げた唇で、躊躇なく言い放った。
 こちらの反応を楽しみにしている顔だ。
 酒宴の余興にでもしようというつもりか。
 両脇の幹部たちも明らかに緒方を軽く見ている。心の中でせせら笑っている顔だ。
 このような馬鹿げた仕打ちで動揺する緒方ではなかった。
 神戸から東京に移り住んで四年、人前では標準語に整えた口調は落ち着き払っている。
 「どういう意味でしょうか?」
 「言葉どおりさ。葬式(義理場)で見て一目惚れしたんだよ、あんたに。こうして直接逢って、ますます惚れちまった。これほどの美人は、そうそういねえだろう」
 高崎が格好つけて指を鳴らすと、座敷の隅にある金屏風の陰から豪華な花束が現れた。鮮やかな色合いの、香り高い赤薔薇だ。
 高崎は邪魔な膳をのけさせると、部下から渡されたそれを、片膝を立て気障な仕草で緒方に捧げる。緒方の好きな花を調べたのだろう。
 「男になんか興味はねえが、あんたは特別だ」
 緒方は婉然と微笑んで受け取った。顔を近づけ高貴な香りをしばらく楽しんでから、自分の脇に置く。
 高崎の手が緒方の頬に伸びてくる。
 そっと愛おしむように触れてきた手のひらは、じんわりと汗をかいている。
 「俺の女にならねえか? あんたなら、こっちが一億出してもいい」
 「承知しました」
 緒方はあっさりと呑むなり、立ち上がった。
 油断なく構えている幹部や護衛の組員も、懐に手をやり中腰になる。
 緒方は意に介さず、その場で衣服を一枚ずつ潔く脱いでは足元に落としていく
 高崎は畳に座り込み驚き顔で眺めていたが、そのうち、すうっと目を細めた。口元が満足そうに微笑んでいる。下品に音を立て生唾を飲む。
 今にも制止の声を上げそうになる江島を無視し、緒方はあっという間に一糸纏わぬ姿になった。あらわになった白磁の肌を、いくつものいやらしい男の視線が舐める。
 そんなことはお構いなしに、緒方は高崎の視界の中で余裕たっぷりに唇の片端を持ち上げた。右膝をつくなり、トランクの中の札束をすべて畳にぶちまける。そして高崎の胸倉をグイッと掴み上げた。
 「……!」

*この続きは製品版でお楽しみください。

本の情報

形式

【XMDF形式】

XMDFデータをご覧いただくためには専用のブラウザソフト・ブンコビューア最新版(無料)が必要になります。ブンコビューアはここから無料でダウンロードできます。
詳しくはブンコビューアダウンロード初めての方へをご覧下さい。

対応端末欄に「ソニー“Reader”」と表示されている作品については、eBook Transfer for Readerで“Reader”にファイルを転送する事で閲覧できます。
海外版の“Reader”は対応しておりませんので予めご了承くださいませ。

【bookend形式】

この書籍は、商品の初回閲覧時に必要ソフト「bookend」(無料)を手動インストールする必要があります。
詳細はbookend形式のご利用方法をご覧下さい。

bookend形式の書籍をご覧いただくためにはAdobe Reader最新版(無料)が必要になります。Adobe Reader最新版はここから無料でダウンロードできます。

【MEDUSA形式】
MEDUSA形式の作品はブラウザですぐに開いて読むことができます。パソコン、スマートフォン、タブレット端末などで読むことができます。作品はクラウド上に保存さされているためファイル管理の手間は必要ありません。閲覧開始時はネットに接続している必要があります。

詳細はMEDUSA形式のご利用方法をご覧下さい。