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著者プロフィール
田中 康雄(たなか やすお)
1958〜
栃木県生まれ。北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター教授。1983年に獨協医科大学医学部を卒業、旭川医科大学、北海道立緑ヶ丘病院、国立精神・神経センターなどを経て現職。JDDネット(日本発達障害ネットワーク)理事。
専門は地域臨床精神医学。他職種の専門家たちと連携をとり、発達障害や虐待などに苦しむ児童から成人の精神科臨床にあたっている。
1958〜
栃木県生まれ。北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター教授。1983年に獨協医科大学医学部を卒業、旭川医科大学、北海道立緑ヶ丘病院、国立精神・神経センターなどを経て現職。JDDネット(日本発達障害ネットワーク)理事。
専門は地域臨床精神医学。他職種の専門家たちと連携をとり、発達障害や虐待などに苦しむ児童から成人の精神科臨床にあたっている。
解説
「仕事や人間関係。頑張っているのになぜかうまくいかない」
――それは、決して本人の努力不足ではなく、生来的に持っている発達のアンバランスさ、「発達障害」が関係しているのかもしれません。
「10人に1人はそうであろう」といわれる発達障害。
これは、実は誰もがもっと身近な問題としてとらえるべき問題でもあります。
なんだか「生きづらい」と感じる人、周囲の人、どちらの立場の人も「心配だな」と思ったら、初めに読んでほしい一冊です。
――それは、決して本人の努力不足ではなく、生来的に持っている発達のアンバランスさ、「発達障害」が関係しているのかもしれません。
「10人に1人はそうであろう」といわれる発達障害。
これは、実は誰もがもっと身近な問題としてとらえるべき問題でもあります。
なんだか「生きづらい」と感じる人、周囲の人、どちらの立場の人も「心配だな」と思ったら、初めに読んでほしい一冊です。
目次
はじめに
プロローグ 社会に出てから「生きづらい」!
第1章 大人の発達障害って、なに?
第2章 「私ってそうかな」と思ったら
第3章 毎日の「困った!」はこうして解決
第4章 「あの人ってそうかな」と思ったら
エピローグ 私もみんなも「生きやすい」ヒント
プロローグ 社会に出てから「生きづらい」!
第1章 大人の発達障害って、なに?
第2章 「私ってそうかな」と思ったら
第3章 毎日の「困った!」はこうして解決
第4章 「あの人ってそうかな」と思ったら
エピローグ 私もみんなも「生きやすい」ヒント
抄録
はじめに
僕は、子どもの精神科、なかでも「発達障害」が現在の仕事の中心になっています。でも最近は、青年、あるいは成人へとその年代の幅が広がってきました。
これまで見てきた子どもたちも、毎年1歳ずつ大人になります。長く仕事をしていくと当然子どもたちは大人になっていきます。僕はそうしたかつての子どもたちからたくさんの学びをしています。
一方で、大人になってから初めて出会う方々も増えてきました。これまで誤解され、ひとり悩み、苦しんで生きてきた方々に出会うことで、さらに多くのことを教えてもらうことができました。
発達障害とは生活の困難さによって判断される、ゆえに僕は「生活(の)障害」と呼びたいのです。だから、行うべき支援は生活の改善であると僕は思っています。従来の子どもの相談では、家族や保育、教育関係者の力を借りることがたくさんあります。でも大人の場合は、職場の理解、家族の理解が必要不可欠です。
最近になってようやく、大人の発達障害に関した書籍が増えてきました。それにより、これまで発達障害に関心がなかった多くの方々に興味を持ってもらうことができてきていると思います。
一方で、「今まで気づかなかったけれど、もしかして自分には発達障害あるのかもしれない」「自分の身近な人が、発達障害かもしれない」「身近な人に発達障害があると打ち明けられたけれど、どう接すればよいのだろう」と迷い、戸惑う方々もおられるかと思います。
発達障害を学ぶ上で大切なことは、正しい知識を獲得することと、よりよい生活の工夫を実践することです。前者についてはすでにたくさんの良書があります。
この本は、具体的な生活場面でのつまずきをどう解消するかということに力点を置きました。最終的には、本人と周囲の人たちが、互いに当たり前の生活を行うための支え合いをどうすればよいか、ということを目指しました。もちろん支援にはゴールがありません。今、この瞬間からも、新しい支援策がどんどんと生み出されています。
本書は、「語りおろし」という形で編集担当の中野明子さんとすばる舎の原田知都子さんというエネルギッシュなお二人の力を借りて作られました。
お二人は、イラストや小見出しの表記など、細かいところにたくさんのアイデアを盛り込んで、読みやすく工夫してくれました。その意味で、本書は三名の共著と呼ぶべきだろうと思っています。
なお、本書には多くのエピソードが登場します。すべて僕の実体験に基づきますが、とくに伝えたいこと以外は、変更を多数加えています。ご容赦ください。
田中康雄
※この続きは、製品版でお楽しみください。
僕は、子どもの精神科、なかでも「発達障害」が現在の仕事の中心になっています。でも最近は、青年、あるいは成人へとその年代の幅が広がってきました。
これまで見てきた子どもたちも、毎年1歳ずつ大人になります。長く仕事をしていくと当然子どもたちは大人になっていきます。僕はそうしたかつての子どもたちからたくさんの学びをしています。
一方で、大人になってから初めて出会う方々も増えてきました。これまで誤解され、ひとり悩み、苦しんで生きてきた方々に出会うことで、さらに多くのことを教えてもらうことができました。
発達障害とは生活の困難さによって判断される、ゆえに僕は「生活(の)障害」と呼びたいのです。だから、行うべき支援は生活の改善であると僕は思っています。従来の子どもの相談では、家族や保育、教育関係者の力を借りることがたくさんあります。でも大人の場合は、職場の理解、家族の理解が必要不可欠です。
最近になってようやく、大人の発達障害に関した書籍が増えてきました。それにより、これまで発達障害に関心がなかった多くの方々に興味を持ってもらうことができてきていると思います。
一方で、「今まで気づかなかったけれど、もしかして自分には発達障害あるのかもしれない」「自分の身近な人が、発達障害かもしれない」「身近な人に発達障害があると打ち明けられたけれど、どう接すればよいのだろう」と迷い、戸惑う方々もおられるかと思います。
発達障害を学ぶ上で大切なことは、正しい知識を獲得することと、よりよい生活の工夫を実践することです。前者についてはすでにたくさんの良書があります。
この本は、具体的な生活場面でのつまずきをどう解消するかということに力点を置きました。最終的には、本人と周囲の人たちが、互いに当たり前の生活を行うための支え合いをどうすればよいか、ということを目指しました。もちろん支援にはゴールがありません。今、この瞬間からも、新しい支援策がどんどんと生み出されています。
本書は、「語りおろし」という形で編集担当の中野明子さんとすばる舎の原田知都子さんというエネルギッシュなお二人の力を借りて作られました。
お二人は、イラストや小見出しの表記など、細かいところにたくさんのアイデアを盛り込んで、読みやすく工夫してくれました。その意味で、本書は三名の共著と呼ぶべきだろうと思っています。
なお、本書には多くのエピソードが登場します。すべて僕の実体験に基づきますが、とくに伝えたいこと以外は、変更を多数加えています。ご容赦ください。
田中康雄
※この続きは、製品版でお楽しみください。
本の情報
形式
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