マイリストに追加

和書>小説・ノンフィクションボーイズラブ小説外国人

奥様は便利屋さん

奥様は便利屋さん

著: 藤村裕香 画: 白浜鴎
発行: イースト・プレス
レーベル: アズ・ノベルズ
価格:893円(税込)
10ポイント還元
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 未評価
◆レビューを書く

¥0サンプル
XMDFのファイルをご覧になるにはブンコビューア最新版(無料)をインストールしてください。

「書籍ファイルが壊れています」と表示される場合は、ブンコビューアを最新版にアップデートしてください。
購入する


解説

 「お姫様って柄じゃないし」
 弟と二人で便利屋を営む昴は、ある日、超美形のロシア人、ウラジミールから大量の骨董品の梱包を依頼される。もしや盗品?……と疑う昴だったが、なんとウラジミールはその若さで個人の美術館を持つ大富豪。すっかり彼に気に入られた昴は、一緒に船でロシアまで行って欲しいと懇願され……。一方、ブラコンの弟、拓海はそれを阻もうと画策。桁外れのとんでも大富豪と嫉妬深い弟と……。ふと気づくと昴は船に乗せられ……!?

目次

 奥様は便利屋さん
 悪い男

抄録

 「脱いだほうがもっと楽になる」
 ウラジミールは言うと、昴の服を脱がせ始める。
 「ありがとう」
 疑いもせずに、昴は素直に頷いた。
 着なれないスーツから解放されると格段に気分が良くなり、のびのびとした気持ちになる。
 さっきまでぐるぐると回っていた天井も、今は普通に見える。
 「ちょっと待て!」
 下着まで脱がされそうになって、昴は慌ててウラジミールの手を掴んだ。
 「どうしてだ?」
 ウラジミールは、きょとんとして昴を見る。
 「俺は、裸で寝る習慣はない。腹が冷えて風邪をひいたら困る」
 自分が裸で寝ているからといって、昴まで一緒にしないで欲しい。
 「じゃあ、寝る時はパジャマを着せてあげよう」
 ウラジミールはまったく気にもとめずに昴の下着を剥ぎ取り、じっと見つめる。
 「これから寝るんじゃ……うっわぁ、なにをするんだ?」
 すっ裸にされて、昴は思いきりうろたえた。
 肉体労働者なので身体に自信がないわけではないが、そうじっと見られると恥ずかしい。
 「なにって、楽しいことに決まっているだろう」
 ウラジミールはニッコリと笑うと昴の上にのしかかってくる。
 「楽しいこと?」
 酔いの回った頭ではまともに考えることもできず、昴はウラジミールが躊躇することなくスーツの上着を脱ぐのをぼんやりと見ていた。
 裸でする楽しいことなど、なにも思い浮かばない。
 ロシアでは、裸でお祭りでもするのだろうか。
 「昴、やっとこの日がやってきたな」
 ウラジミールは、うっとりとして昴の頬を両手で掴む。
 「やっぱりお祭りか」
 自分の考えが当たっていたことに気を良くして、昴はウラジミールの胸をバシバシと平手で叩く。
 「いたたっ、お祭りじゃない。この状態で分からないのか……」
 ウラジミールは昴の手を掴んでベッドに押しつけると、眉間に皺を寄せて迫る。
 「うわっ」
 ウラジミールの顔が極限まで近づいてきて、昴は思わず瞼を閉じた。
 ふわりと柔らかな感触が唇に触れて、驚いて瞼を開けるとすぐそこにウラジミールの顔がある。
 キスされているのだと気がついたとたん、昴の身体は強張った。

本の情報

形式

【XMDF形式】

XMDFデータをご覧いただくためには専用のブラウザソフト・ブンコビューア最新版(無料)が必要になります。ブンコビューアはここから無料でダウンロードできます。
詳しくはブンコビューアダウンロード初めての方へをご覧下さい。

対応端末欄に「ソニー“Reader”」と表示されている作品については、eBook Transfer for Readerで“Reader”にファイルを転送する事で閲覧できます。
海外版の“Reader”は対応しておりませんので予めご了承くださいませ。

【bookend形式】

この書籍は、商品の初回閲覧時に必要ソフト「bookend」(無料)を手動インストールする必要があります。
詳細はbookend形式のご利用方法をご覧下さい。

bookend形式の書籍をご覧いただくためにはAdobe Reader最新版(無料)が必要になります。Adobe Reader最新版はここから無料でダウンロードできます。

【MEDUSA形式】
MEDUSA形式の作品はブラウザですぐに開いて読むことができます。パソコン、スマートフォン、タブレット端末などで読むことができます。作品はクラウド上に保存さされているためファイル管理の手間は必要ありません。閲覧開始時はネットに接続している必要があります。

詳細はMEDUSA形式のご利用方法をご覧下さい。