和書>小説・ノンフィクション>ボーイズラブ小説>外国人
解説
「お姫様って柄じゃないし」
弟と二人で便利屋を営む昴は、ある日、超美形のロシア人、ウラジミールから大量の骨董品の梱包を依頼される。もしや盗品?……と疑う昴だったが、なんとウラジミールはその若さで個人の美術館を持つ大富豪。すっかり彼に気に入られた昴は、一緒に船でロシアまで行って欲しいと懇願され……。一方、ブラコンの弟、拓海はそれを阻もうと画策。桁外れのとんでも大富豪と嫉妬深い弟と……。ふと気づくと昴は船に乗せられ……!?
弟と二人で便利屋を営む昴は、ある日、超美形のロシア人、ウラジミールから大量の骨董品の梱包を依頼される。もしや盗品?……と疑う昴だったが、なんとウラジミールはその若さで個人の美術館を持つ大富豪。すっかり彼に気に入られた昴は、一緒に船でロシアまで行って欲しいと懇願され……。一方、ブラコンの弟、拓海はそれを阻もうと画策。桁外れのとんでも大富豪と嫉妬深い弟と……。ふと気づくと昴は船に乗せられ……!?
目次
奥様は便利屋さん
悪い男
悪い男
抄録
「脱いだほうがもっと楽になる」
ウラジミールは言うと、昴の服を脱がせ始める。
「ありがとう」
疑いもせずに、昴は素直に頷いた。
着なれないスーツから解放されると格段に気分が良くなり、のびのびとした気持ちになる。
さっきまでぐるぐると回っていた天井も、今は普通に見える。
「ちょっと待て!」
下着まで脱がされそうになって、昴は慌ててウラジミールの手を掴んだ。
「どうしてだ?」
ウラジミールは、きょとんとして昴を見る。
「俺は、裸で寝る習慣はない。腹が冷えて風邪をひいたら困る」
自分が裸で寝ているからといって、昴まで一緒にしないで欲しい。
「じゃあ、寝る時はパジャマを着せてあげよう」
ウラジミールはまったく気にもとめずに昴の下着を剥ぎ取り、じっと見つめる。
「これから寝るんじゃ……うっわぁ、なにをするんだ?」
すっ裸にされて、昴は思いきりうろたえた。
肉体労働者なので身体に自信がないわけではないが、そうじっと見られると恥ずかしい。
「なにって、楽しいことに決まっているだろう」
ウラジミールはニッコリと笑うと昴の上にのしかかってくる。
「楽しいこと?」
酔いの回った頭ではまともに考えることもできず、昴はウラジミールが躊躇することなくスーツの上着を脱ぐのをぼんやりと見ていた。
裸でする楽しいことなど、なにも思い浮かばない。
ロシアでは、裸でお祭りでもするのだろうか。
「昴、やっとこの日がやってきたな」
ウラジミールは、うっとりとして昴の頬を両手で掴む。
「やっぱりお祭りか」
自分の考えが当たっていたことに気を良くして、昴はウラジミールの胸をバシバシと平手で叩く。
「いたたっ、お祭りじゃない。この状態で分からないのか……」
ウラジミールは昴の手を掴んでベッドに押しつけると、眉間に皺を寄せて迫る。
「うわっ」
ウラジミールの顔が極限まで近づいてきて、昴は思わず瞼を閉じた。
ふわりと柔らかな感触が唇に触れて、驚いて瞼を開けるとすぐそこにウラジミールの顔がある。
キスされているのだと気がついたとたん、昴の身体は強張った。
ウラジミールは言うと、昴の服を脱がせ始める。
「ありがとう」
疑いもせずに、昴は素直に頷いた。
着なれないスーツから解放されると格段に気分が良くなり、のびのびとした気持ちになる。
さっきまでぐるぐると回っていた天井も、今は普通に見える。
「ちょっと待て!」
下着まで脱がされそうになって、昴は慌ててウラジミールの手を掴んだ。
「どうしてだ?」
ウラジミールは、きょとんとして昴を見る。
「俺は、裸で寝る習慣はない。腹が冷えて風邪をひいたら困る」
自分が裸で寝ているからといって、昴まで一緒にしないで欲しい。
「じゃあ、寝る時はパジャマを着せてあげよう」
ウラジミールはまったく気にもとめずに昴の下着を剥ぎ取り、じっと見つめる。
「これから寝るんじゃ……うっわぁ、なにをするんだ?」
すっ裸にされて、昴は思いきりうろたえた。
肉体労働者なので身体に自信がないわけではないが、そうじっと見られると恥ずかしい。
「なにって、楽しいことに決まっているだろう」
ウラジミールはニッコリと笑うと昴の上にのしかかってくる。
「楽しいこと?」
酔いの回った頭ではまともに考えることもできず、昴はウラジミールが躊躇することなくスーツの上着を脱ぐのをぼんやりと見ていた。
裸でする楽しいことなど、なにも思い浮かばない。
ロシアでは、裸でお祭りでもするのだろうか。
「昴、やっとこの日がやってきたな」
ウラジミールは、うっとりとして昴の頬を両手で掴む。
「やっぱりお祭りか」
自分の考えが当たっていたことに気を良くして、昴はウラジミールの胸をバシバシと平手で叩く。
「いたたっ、お祭りじゃない。この状態で分からないのか……」
ウラジミールは昴の手を掴んでベッドに押しつけると、眉間に皺を寄せて迫る。
「うわっ」
ウラジミールの顔が極限まで近づいてきて、昴は思わず瞼を閉じた。
ふわりと柔らかな感触が唇に触れて、驚いて瞼を開けるとすぐそこにウラジミールの顔がある。
キスされているのだと気がついたとたん、昴の身体は強張った。
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