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和書>小説・ノンフィクションボーイズラブ小説御曹司

禁断の花園

禁断の花園


発行: 茜新社
レーベル: ステラ★ノベル
価格:600pt
形式:MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★☆☆☆3
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著者プロフィール

 牧山とも(まきやまとも)
 8月31日生まれ。乙女座。B型。
 よろしくお願いします。

解説

 矢崎千歳は生まれたときから蝶よ花よと育てられた典型的なお坊ちゃま。大学生活を謳歌しすぎたせいで、最も避けたかった千歳の一族が経営する国内でも最大手の女性下着メーカーに入社することになってしまう。企画開発室に配属された千歳の教育担当になったのは織田慎一。社内での実力も人気も高い男だが、千歳にとっては意地の悪い男だ。その織田に実習と称して、女性下着の試着を強要された千歳は――!?
 ALL描き下ろしカラーイラスト付き。

抄録

 「いやらしいな、矢崎」
 「ち、違……っ」
 「違う? じゃあ、なんで真っ赤になってるんだ」
 「う……」
 俯く千歳の顎に手をかけて、上向かせる。
 案の定、子供っぽく唇を噛んでいる姿に、織田の双眸が細められた。
 気が昂っているのか、薄い色の瞳が涙目になっているのもそそられる。
 あとひとつつきすれば泣かせられるかもしれないが、今回はやめておく。お楽しみは後にとっておく主義なのだ。
 「平成一二年に、爆発的ヒットとなった商品名はなんだ」
 「……へ?」
 きょとんとした表情で瞬きを繰り返す千歳に、同じ質問をする。怪訝そうな中にも、どこか安堵した様子を見せる彼に内心で笑う。
 「『天使の誘惑シリーズ』だろ」
 「正解だ。だが、言葉遣いに気をつけろ。俺とふたりだけのときはともかく、ほかに誰かいるときは要注意だ」
 いくら言っても直らないというか、直す気配を見せない千歳に微苦笑しながら告げると、気まずそうな答えが返ってきた。
 「す、みません。織田さんが相手だとつい……」
 どうやら、千歳は思っている以上に自分に気を許しているらしい。
 可愛いことを言う唇を、織田は不意打ちで軽く啄ばんだ。本当にほんの少し触れる程度だったが、それでも充分、千歳には驚異だったのか、その手から音を立ててファイルが床に落ちた。
 「な、な、な……っ」
 驚きすぎて言葉にならない様子は、見ている分には非常におもしろい。ついでに、鼻の頭にもキスをしたら、彼の口から『のぁっ』という妙な声が漏れた。
 「じゃあ、俺は先に開発室に戻ってる。矢崎はそのファイル、きちんともとの場所に戻しておくように」
 「……っ」
 千歳が衝撃から立ち直るよりも早く、何事もなかったような顔で資料室を出た。
 ドアを閉めて数歩歩いたあと、ようやく『なにすんだ!』という怒声が聞こえて、織田は肩を揺らして笑った。

本の情報

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