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デザイナー物語

デザイナー物語

著: 渡辺美代子
発行: イースト・プレス
価格:357円(税込)
10ポイント還元
形式:XMDF形式⇒詳細 
対応端末:パソコン ソニー“Reader”
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著者プロフィール

 渡辺 美代子(わたなべ みよこ)
 1964年、岐阜県可児(かに)市生まれ。富山大学人文学部比較文学コース卒業。出版社勤務を経て、現在、フリーライター。
 本書執筆に際して、大手アパレルメーカーやマンションメーカー、個人デザイナー、パタンナー、販売店、デザイン学校などを徹底的に取材。ファッション雑誌「She’s」での取材経験もいかし、ファション・デザイナーの仕事と恋をいきいきと描く。

解説

 デザイナーの世界


 柚原絵里香(ゆはらえりか)は大手アパレルメーカー「ビーズ」に勤めるファッションデザイナー。絵里香のセンスに嫉妬する先輩や、着ているスカートを突然切り裂く上司がいて大変な世界。
 営業部員の浩二とはスレ違いの恋がつづく。
 「有名ブランドのコピーなんか作りたくない」。自分のオリジナルを求める絵里香に、浩二は”売れ残った洋服の末路”を見せる。厳しい現実を知った絵里香は、自分の才能を信じて思い切った行動をとるが・・・・。

目次

第一章 パリ・コレクション舞台裏
第二章 スカ−ト切り裂き事件
第三章 流行の仕掛け人
第四章 恋も仕事も
第五章 偽装結婚
第六章 燃え上がる服
第七章 新しい出発

抄録

 「それで、君に、そろそろブランドを任せるという意見が、出ているんだが」
 二月末の午後、会社近くの喫茶店に絵里香を連れだした佐田は、おもむろに切り出した。
 入社して九年。絵里香は、勤務時間中に上司から喫茶店に呼び出されたのは初めてのことだった。期待と不安が入り交じり、ある程度心づもりをして佐田に着いてきた絵里香だったが、さすがに驚いた。
 こじんまりとした喫茶店の奥のテーブルで佐田と絵里香は向き合ったまま、しばらく互いの反応を見ながら、黙っていた。
 「君が、仕事をよくやっているのを、社長、専務をはじめ、大変評価しているんだ」
 同じ言葉を、絵里香はこの一年の間に、MDの木崎、営業部長、専務はじめ、他のブランドのチーフなど、さまざまな人に言われていたので、過剰に謙遜することもなく、すんなりと受け入れることができた。

本の情報

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