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解説
例えば、日本一ぜいたくな布団に寝ているのは何県人? “どの県では何にお金をかけるか?”を大紹介! 同じ商品でもバカ売れする県と不人気の県がある秘密とは?!
これまで「県民性の本」といえば、「あの県民の性格は開放的」とか「強情っぱり」など、印象や雰囲気で各県民の性格を取り上げることが多かった。
しかし、この本では、総務省統計局の『家計調査年報』を元に、徹底的にデータにこだわって、各都道府県の「県民性」を浮き彫りにする。
これまで「県民性の本」といえば、「あの県民の性格は開放的」とか「強情っぱり」など、印象や雰囲気で各県民の性格を取り上げることが多かった。
しかし、この本では、総務省統計局の『家計調査年報』を元に、徹底的にデータにこだわって、各都道府県の「県民性」を浮き彫りにする。
目次
1 酒・菓子類の売れ行きから読める県民性
◇秋田県民が呑んベエの王者といわれる確かな根拠って?
○ビール:京阪神の県民はこんなにビール好きだった!
○発泡酒:酒飲みが多く、節約家の多い県で大ヒット!
○清酒:秋田県民が日本一“呑んべエ”になったわけ
○焼酎:九州に負けじと飲みまくる県民って?!
○ワイン:県によってワインにかけるお金に開きがあるわけ
○コーヒー:「和風の街」「古風な街」で、実はよく飲まれている理由
○紅茶:日本の紅茶文化を支える横浜と神戸の共通点とは
○緑茶:宇治茶の産地・京都が意外にもお金をかけないわけ
○アイスクリーム・シャーベット:南の県であまり売れない不思議とは
○カステラ:長崎1県だけで、九州の6県分を売る勢い
○せんべい:西日本の県では売れないもっともなわけは?
○砂糖:日本一の甘い物好きはなぜ長野県民なの?
○しょう油:栃木・茨城県でよく売れる食事情とは
○みそ:みそ料理のバリエーションなら、やっぱり名古屋
○ソース:どんな料理にも使う西日本勢の独壇場!
○カレールウ:暑い県より、寒い県でよく売れているのは?
2 IT機器・レジャー用品の売れ行きから読める県民性
◇千葉県民がダントツでTVゲームにはまってるワケは?
○パソコン:近江商人、甲府商人のお膝元、滋賀、山梨が大健闘
○通信:広島、石川県民がお金をかける意外な理由
○TVゲーム:ストレス解消のためにTVゲームにはまる県
○ビデオカメラ:2大ネアカ府県は写されるのが大好き!
○フィルム:デジカメ、カメラ付き携帯の普及で、売れる県はここだけに減った
○パック旅行費:不景気でも、旅行に出かける裕福な県はどこ?
○ゴルフ用具:“千葉都民”が、いまも接待ゴルフでよく買っている
○ガソリン:クルマの多い大都市が意外にも売り上げが低いわけ
○ステレオセット:豪華ステレオセットに大枚をはたく福島県民
○書籍:江戸の昔から、教育熱心で知られるこの県が上位に!
○文房具:日本一日本人ぽくて勤勉な静岡が第1位
○ペットフード:江戸時代から三重県民は、ペットにお金をかけてきた
3 日用品の売れ行きから読める県民性
◇畳の消費が激しくてしょっちゅう替えてる県民って?
○布団:日本一ぜいたくな布団に寝ているのはどこの県民?
○ベッド:面積は日本一狭くても、家は広い香川県がトップ
○畳替え:「浮気もOK」のこの県で畳の消費が激しいわけは?
○応接セット:奈良県が全国トップになるユニークな事情って?
○エアコンディショナー:“体感温度”の高いこの県ではエアコンなしで寝られない
○カゼ薬:病院に行かずに薬を買うこの県民のこんな事情
○栄養剤:「隠れ健康オタク」が多い県はどこ?
○茶碗・皿・小鉢:ひそかに陶磁器にお金をかける栃木県民
○なべ・やかん:やっぱり自宅で料理する県がお金をかけている?!
○タオル:親戚づきあいが多い県でよく売れるわけ
○ティッシュペーパー:花粉症の少ない沖縄と東北各県が上位になる不思議
○トイレットペーパー:北海道と沖縄の日本の両端でよく売れる謎
○歯ブラシ:なぜ新潟県がトップで愛知県がビリなのか
○切り花:先祖を敬う気持ちがもっとも厚いこの県がダントツ!
4 食品の売れ行きから読める県民性
◇静岡県民がとにかくご飯を食べまくるもっともな理由
○やきとり:やきとり屋で仕事のストレス解消する福井県民
○コロッケ:近畿地方では売れるのに九州では売れないわけは?
○弁当:弁当がよく売れる県の三つの条件とは?
○米:なぜ、静岡県民が食べまくり、岡山県民が食べないか?
○パン:なぜ関西人はパンが好き?
○生うどん・そば:やっぱり香川県民が断然トップ?!
○鮮魚:ウマイ魚がとれる県でよく食べるのは当然のこと!
○タイ:西日本の県民が白身魚をよく食べるわけは?
○ブリ:北陸県民がブリ大好きになったわけ
○イカ:イカがとれる九州・四国の県民が意外と食べない理由
○タコ:ダントツの売れ行きはタコ焼き文化圏
○エビ:エビフリャー好き名古屋がトップでないって?!
○貝類:貝の名産地が上位に並ぶ中、山梨県が大健闘
○かまぼこ:名産品のあるこの県でよく売れている
○豚肉:なぜ東日本は“ポーク派”になったのか
○牛肉:西日本の人たちは断然“ビーフ派”
○ハム:愛知県人がハムをよく買うこんな理由
○牛乳:引っ越しの少ない都市ほどよく売れる不思議
○たまご:京都府民がたまごにお金をかけるこだわりとは
5 衣服・おしゃれ用品の売れ行きから読める県民性
◇女性下着をどんどん買うおしゃれな県民ベスト3って?
○婦人用下着類:おばさんが口コミで売りまくる3県とは
○婦人用ストッキング:大都市圏を抑え、なぜ、福島県が全国トップか?
○背広:富山、徳島、岡山の県民がよく買う理由
○ワイシャツ:外で働く奥さんが多いとなぜ売れる?
○ネクタイ:岡山県民がネクタイはもちろん、背広、ワイシャツにお金をかけるわけ
○メガネ:山口県民と茨城県民がメガネを買う歴史的事情とは
○パーマネント:祭りの前、美容院が大混雑する高知県がトップ
○口紅:口元のメイクにポイントをおく西日本各県が上位にズラリ
○帽子:降水量が少なく、晴天の多いこの県がベスト3
○手袋:冬場の農作業や土木工事に、青森県では軍手が欠かせない
○傘:大都市圏が豪雪、豪雨地帯を上まわるわけ
○ハンドバッグ:東京、大阪が意外と低いランクにあるのはなぜ?
○履物類:下駄の産地・栃木県が大都市圏を抑えてトップ
○婦人服:ファッションにお金を使うおしゃれな女性はこの県に多い
○子供服:新品のブランド品を買う県、リサイクルショップで中古品を買う県
○和服:いまや、京都で和服は売れず、奈良県で売れる事情とは
6 野菜・果物の売れ行きから読める県民性
◇大阪・京都・兵庫県民が大量に消費しているモノとは?
○キャベツ:大阪、京都、兵庫県民が店でも家でも大量に使うわけ
○トマト:ひそかに「食のイタリア」といわれる新潟が、全国トップ
○大根:葉っぱから尻尾まで余さず食べる京都で大人気
○にんじん:とれるのは北海道だが、食べるのは沖縄の不思議
○たまねぎ:横浜と神戸など大都市圏で売れるわけ
○豆腐:京都府民、沖縄県民は品質にこだわる
○納豆:健康食品ブームで人気沸騰だが「関西人の納豆嫌い」は健在
○こんにゃく:生産は群馬だが、こんにゃく文化を支える県は?
○こんぶ:富山県民にはなくてはならないもの
○ぶどう:生産高トップの山梨が売れ行きでもトップになるわけ
○柿:隣り合う県が“トップとビリ”という不思議な果物
○リンゴ:涼しいリンゴの産地で売れている
○みかん:みかんに全国一お金を払っている県とは
○ナシ:地元の名産品をセッセと買っている鳥取県民
○スイカ:ダントツのスイカ好き県民はここ!
○バナナ:兵庫県民がバナナ好きになったこんな理由
◇秋田県民が呑んベエの王者といわれる確かな根拠って?
○ビール:京阪神の県民はこんなにビール好きだった!
○発泡酒:酒飲みが多く、節約家の多い県で大ヒット!
○清酒:秋田県民が日本一“呑んべエ”になったわけ
○焼酎:九州に負けじと飲みまくる県民って?!
○ワイン:県によってワインにかけるお金に開きがあるわけ
○コーヒー:「和風の街」「古風な街」で、実はよく飲まれている理由
○紅茶:日本の紅茶文化を支える横浜と神戸の共通点とは
○緑茶:宇治茶の産地・京都が意外にもお金をかけないわけ
○アイスクリーム・シャーベット:南の県であまり売れない不思議とは
○カステラ:長崎1県だけで、九州の6県分を売る勢い
○せんべい:西日本の県では売れないもっともなわけは?
○砂糖:日本一の甘い物好きはなぜ長野県民なの?
○しょう油:栃木・茨城県でよく売れる食事情とは
○みそ:みそ料理のバリエーションなら、やっぱり名古屋
○ソース:どんな料理にも使う西日本勢の独壇場!
○カレールウ:暑い県より、寒い県でよく売れているのは?
2 IT機器・レジャー用品の売れ行きから読める県民性
◇千葉県民がダントツでTVゲームにはまってるワケは?
○パソコン:近江商人、甲府商人のお膝元、滋賀、山梨が大健闘
○通信:広島、石川県民がお金をかける意外な理由
○TVゲーム:ストレス解消のためにTVゲームにはまる県
○ビデオカメラ:2大ネアカ府県は写されるのが大好き!
○フィルム:デジカメ、カメラ付き携帯の普及で、売れる県はここだけに減った
○パック旅行費:不景気でも、旅行に出かける裕福な県はどこ?
○ゴルフ用具:“千葉都民”が、いまも接待ゴルフでよく買っている
○ガソリン:クルマの多い大都市が意外にも売り上げが低いわけ
○ステレオセット:豪華ステレオセットに大枚をはたく福島県民
○書籍:江戸の昔から、教育熱心で知られるこの県が上位に!
○文房具:日本一日本人ぽくて勤勉な静岡が第1位
○ペットフード:江戸時代から三重県民は、ペットにお金をかけてきた
3 日用品の売れ行きから読める県民性
◇畳の消費が激しくてしょっちゅう替えてる県民って?
○布団:日本一ぜいたくな布団に寝ているのはどこの県民?
○ベッド:面積は日本一狭くても、家は広い香川県がトップ
○畳替え:「浮気もOK」のこの県で畳の消費が激しいわけは?
○応接セット:奈良県が全国トップになるユニークな事情って?
○エアコンディショナー:“体感温度”の高いこの県ではエアコンなしで寝られない
○カゼ薬:病院に行かずに薬を買うこの県民のこんな事情
○栄養剤:「隠れ健康オタク」が多い県はどこ?
○茶碗・皿・小鉢:ひそかに陶磁器にお金をかける栃木県民
○なべ・やかん:やっぱり自宅で料理する県がお金をかけている?!
○タオル:親戚づきあいが多い県でよく売れるわけ
○ティッシュペーパー:花粉症の少ない沖縄と東北各県が上位になる不思議
○トイレットペーパー:北海道と沖縄の日本の両端でよく売れる謎
○歯ブラシ:なぜ新潟県がトップで愛知県がビリなのか
○切り花:先祖を敬う気持ちがもっとも厚いこの県がダントツ!
4 食品の売れ行きから読める県民性
◇静岡県民がとにかくご飯を食べまくるもっともな理由
○やきとり:やきとり屋で仕事のストレス解消する福井県民
○コロッケ:近畿地方では売れるのに九州では売れないわけは?
○弁当:弁当がよく売れる県の三つの条件とは?
○米:なぜ、静岡県民が食べまくり、岡山県民が食べないか?
○パン:なぜ関西人はパンが好き?
○生うどん・そば:やっぱり香川県民が断然トップ?!
○鮮魚:ウマイ魚がとれる県でよく食べるのは当然のこと!
○タイ:西日本の県民が白身魚をよく食べるわけは?
○ブリ:北陸県民がブリ大好きになったわけ
○イカ:イカがとれる九州・四国の県民が意外と食べない理由
○タコ:ダントツの売れ行きはタコ焼き文化圏
○エビ:エビフリャー好き名古屋がトップでないって?!
○貝類:貝の名産地が上位に並ぶ中、山梨県が大健闘
○かまぼこ:名産品のあるこの県でよく売れている
○豚肉:なぜ東日本は“ポーク派”になったのか
○牛肉:西日本の人たちは断然“ビーフ派”
○ハム:愛知県人がハムをよく買うこんな理由
○牛乳:引っ越しの少ない都市ほどよく売れる不思議
○たまご:京都府民がたまごにお金をかけるこだわりとは
5 衣服・おしゃれ用品の売れ行きから読める県民性
◇女性下着をどんどん買うおしゃれな県民ベスト3って?
○婦人用下着類:おばさんが口コミで売りまくる3県とは
○婦人用ストッキング:大都市圏を抑え、なぜ、福島県が全国トップか?
○背広:富山、徳島、岡山の県民がよく買う理由
○ワイシャツ:外で働く奥さんが多いとなぜ売れる?
○ネクタイ:岡山県民がネクタイはもちろん、背広、ワイシャツにお金をかけるわけ
○メガネ:山口県民と茨城県民がメガネを買う歴史的事情とは
○パーマネント:祭りの前、美容院が大混雑する高知県がトップ
○口紅:口元のメイクにポイントをおく西日本各県が上位にズラリ
○帽子:降水量が少なく、晴天の多いこの県がベスト3
○手袋:冬場の農作業や土木工事に、青森県では軍手が欠かせない
○傘:大都市圏が豪雪、豪雨地帯を上まわるわけ
○ハンドバッグ:東京、大阪が意外と低いランクにあるのはなぜ?
○履物類:下駄の産地・栃木県が大都市圏を抑えてトップ
○婦人服:ファッションにお金を使うおしゃれな女性はこの県に多い
○子供服:新品のブランド品を買う県、リサイクルショップで中古品を買う県
○和服:いまや、京都で和服は売れず、奈良県で売れる事情とは
6 野菜・果物の売れ行きから読める県民性
◇大阪・京都・兵庫県民が大量に消費しているモノとは?
○キャベツ:大阪、京都、兵庫県民が店でも家でも大量に使うわけ
○トマト:ひそかに「食のイタリア」といわれる新潟が、全国トップ
○大根:葉っぱから尻尾まで余さず食べる京都で大人気
○にんじん:とれるのは北海道だが、食べるのは沖縄の不思議
○たまねぎ:横浜と神戸など大都市圏で売れるわけ
○豆腐:京都府民、沖縄県民は品質にこだわる
○納豆:健康食品ブームで人気沸騰だが「関西人の納豆嫌い」は健在
○こんにゃく:生産は群馬だが、こんにゃく文化を支える県は?
○こんぶ:富山県民にはなくてはならないもの
○ぶどう:生産高トップの山梨が売れ行きでもトップになるわけ
○柿:隣り合う県が“トップとビリ”という不思議な果物
○リンゴ:涼しいリンゴの産地で売れている
○みかん:みかんに全国一お金を払っている県とは
○ナシ:地元の名産品をセッセと買っている鳥取県民
○スイカ:ダントツのスイカ好き県民はここ!
○バナナ:兵庫県民がバナナ好きになったこんな理由
抄録
○ビール:京阪神の県民はこんなにビール好きだった!
日本でもっとも多く飲まれている「お酒」はビール。『家計調査年報』によると、清酒の全国平均は約10リットル。焼酎は約8リットル。それに対してビールは約40リットルにものぼる。量でビールに勝《まさ》るものはない。
ビールは日本中で飲まれているものの、消費量にはかなりの地域差がある。購入数量のトップは京都で、ベスト10に京阪神がそろいぶみしているところをみると、ビールは「西日本系」のアルコールということができるだろう。東よりも西でよく飲まれているのは、やはり、西のほうが蒸《む》し暑いからだ。
東北の秋田が第2位に入っているが、これは例外と考えていい。後で「清酒」の項でもふれるが、秋田県人と他県人では、どうやら体の構造が違うというほかはないようである。清酒を約23・5リットル飲み、焼酎を10・5リットル飲み、さらにビールを55・27リットル飲むというのだから、秋田県人には恐れ入る。
ビールは「西日本系」といったが、九州ではあまり飲まれていない。これは、焼酎ががんばっているからだ。九州に「とりあえずビール」という習慣はなく、「いきなり焼酎」なのである。
日本でもっとも暑い那覇(沖縄県)が下から2位というのは意外だが、これも、九州の焼酎と同じように、泡盛《あわもり》ががんばっているからだろう。
北海道人はビール好きで知られているが、この調査では全国平均をほんの少し上まわっているだけ。だからといって、北海道人がビールを飲んでいないわけではない。ただ、北海道人がよく飲むのは生ビールで、缶ビールや瓶《びん》ビールはあまり買わないため、統計上の数字にあらわれないだけのことである。
○コーヒー:「和風の街」「古風な街」で、実はよく飲まれている理由
紅茶はイギリス、コーヒーはアメリカ、というのが日本人の共通認識のはずである。紅茶は伝統や格式を重んじる人が飲むもので、コーヒーはカジュアルに楽しむもの、というイメージを誰でも持っているはずである。
ジーンズ姿の女の子がコーヒースタンドでタバコをふかすシーンは絵になるが、和服を着た女性がマグカップでコーヒーをすする姿なんて絶対に見たくない、というのが、日本男性の偽りのない気持ちのはずである。
が、現実は表にあるとおり。コーヒーがもっとも飲まれているのは金沢(石川県)、松江(島根県)、京都。東京でも横浜でも大阪でもなく、日本でもっとも和服の似合うこの3都市が、コーヒー消費のベスト3なのだ。
なぜ、アメリカとは似ても似つかない「和風の街」「古風な街」にコーヒーが根付いたかというと、その理由は単純で、昔から「茶を飲む習慣」があったから。
つまり、もともと「お茶のひとときを楽しむ」という文化があり、そこにコーヒーが入り込んできたというわけだ。紅茶でなくコーヒーが選ばれた理由としては、「紅茶よりもコーヒーのほうが西洋文化の影が薄いので、それだけ受け入れやすかったから」と識者は分析している。ともあれ、どういうお茶を飲むかというのは、きわめて文化的な問題といえそうである。
コーヒー消費がもっとも少ないのは静岡。これは日本文化の意地。那覇が下から2番目というのも沖縄人の意地。沖縄は長い間アメリカの統治下におかれていたが、アメリカのコーヒー文化は受け入れなかったということ。東京も下から数えたほうが早いが、これは、そこら中にコーヒースタンドがあるからと思われる。
○TVゲーム:ストレス解消のためにTVゲームにはまる県
最近の子供は、ひと昔前の子供とちがって、IT機器に強く、3、4歳になれば、テレビゲームの操作法を覚える。そして、夢中になる子供が少なくないが、少し前から、子供に、テレビゲームやテレビ放送、ビデオを見せることの弊害が指摘されるようになってきている。
それによると、ゲームにしろ、ビデオにしろ、テレビ画面を長く見ると、脳の中でも前頭前野が働かなくなる。この前頭前野は、感情のコントロールをつかさどるところで、小さい頃からゲームやテレビに夢中になると、いわゆるキレやすい子に育つといわれている。
じっさい、こうした情報に敏感な大都会では、子供がテレビを見る時間を制限したり、ゲーム機の購入を控える家庭が増えている。
テレビゲームに対する年間支出額を見ても、大都市の神戸(兵庫県)や横浜(神奈川県)、大阪は、少ないほうから10番以内。
また、支出額の下位には、子供たちがまだまだ外で遊ぶ機会の多い那覇(沖縄県)、宮崎、佐賀、熊本と九州勢がズラリと並んでいる。
それに対して、5067円ともっとも多いのが千葉で、2位は4397円の水戸(茨城県)。
両県には、住みやすい環境や緑を求めて移り住んだ人も多いはずなのに、ゲーム機を買う家庭が多いという皮肉な結果となっている。
また、千葉や茨城などの県から東京へ、遠距離通勤・通学をしている人には、休みの日は疲れがたまっているので、家の中にいて、あまり外出したがらない人が多いという。
休日や深夜、ゲーム機でストレスを解消しているのかもしれない。
○パック旅行費:不景気でも、旅行に出かける裕福な県はどこ?
長引く不景気と航空機テロ、さらに、サーズ(SARS)の影響などで、海外旅行客は減少しつづけている。
大金を落としてくれる日本人観光客を、何とか呼び戻そうと、台湾では、1万人の日本人を無料招待したし、香港ではジャッキー・チェンを“観光大使”に任命したりしている。
そんななか、日本人のなかでも、海外へ遊びにいけるのは、比較的裕福な人たちということになるだろう。パック旅行への支出額を見ると、もっとも多いのが、年間9万4885円を使っている千葉の人たち。第2位が、9万432円のさいたま(埼玉県)の人たちである。
一般に、大都市に住む人ほど所得が多く、金銭的に余裕のある人が多い傾向があるといえるだろう。それだけパック旅行に参加しようという気になりやすいのだろうが、千葉や埼玉は、成田空港に近いことも、気軽に海外へいく理由だろう。
3位以下も、広島、東京、京都など、大都市がつづいている。
一方、パック旅行にかけるお金の少ない県としては、青森が2万3690円で最下位。
つづいて、2万4434円の宮崎、2万6977円の鹿児島、3万4542円の山形、3万7345円の那覇(沖縄県)となっている。
いずれも、産業の中心が農業の場合が多く、農作業に忙しい。
そのうえ、住んでいるところが国際線の空港から遠いので、出かけるのがめんどうで、、パック旅行に行こうという機会があまりないのかもしれない。
ちなみに、パック旅行にかける1世帯当たりの全国平均は、年間6万231円となっている。
日本でもっとも多く飲まれている「お酒」はビール。『家計調査年報』によると、清酒の全国平均は約10リットル。焼酎は約8リットル。それに対してビールは約40リットルにものぼる。量でビールに勝《まさ》るものはない。
ビールは日本中で飲まれているものの、消費量にはかなりの地域差がある。購入数量のトップは京都で、ベスト10に京阪神がそろいぶみしているところをみると、ビールは「西日本系」のアルコールということができるだろう。東よりも西でよく飲まれているのは、やはり、西のほうが蒸《む》し暑いからだ。
東北の秋田が第2位に入っているが、これは例外と考えていい。後で「清酒」の項でもふれるが、秋田県人と他県人では、どうやら体の構造が違うというほかはないようである。清酒を約23・5リットル飲み、焼酎を10・5リットル飲み、さらにビールを55・27リットル飲むというのだから、秋田県人には恐れ入る。
ビールは「西日本系」といったが、九州ではあまり飲まれていない。これは、焼酎ががんばっているからだ。九州に「とりあえずビール」という習慣はなく、「いきなり焼酎」なのである。
日本でもっとも暑い那覇(沖縄県)が下から2位というのは意外だが、これも、九州の焼酎と同じように、泡盛《あわもり》ががんばっているからだろう。
北海道人はビール好きで知られているが、この調査では全国平均をほんの少し上まわっているだけ。だからといって、北海道人がビールを飲んでいないわけではない。ただ、北海道人がよく飲むのは生ビールで、缶ビールや瓶《びん》ビールはあまり買わないため、統計上の数字にあらわれないだけのことである。
○コーヒー:「和風の街」「古風な街」で、実はよく飲まれている理由
紅茶はイギリス、コーヒーはアメリカ、というのが日本人の共通認識のはずである。紅茶は伝統や格式を重んじる人が飲むもので、コーヒーはカジュアルに楽しむもの、というイメージを誰でも持っているはずである。
ジーンズ姿の女の子がコーヒースタンドでタバコをふかすシーンは絵になるが、和服を着た女性がマグカップでコーヒーをすする姿なんて絶対に見たくない、というのが、日本男性の偽りのない気持ちのはずである。
が、現実は表にあるとおり。コーヒーがもっとも飲まれているのは金沢(石川県)、松江(島根県)、京都。東京でも横浜でも大阪でもなく、日本でもっとも和服の似合うこの3都市が、コーヒー消費のベスト3なのだ。
なぜ、アメリカとは似ても似つかない「和風の街」「古風な街」にコーヒーが根付いたかというと、その理由は単純で、昔から「茶を飲む習慣」があったから。
つまり、もともと「お茶のひとときを楽しむ」という文化があり、そこにコーヒーが入り込んできたというわけだ。紅茶でなくコーヒーが選ばれた理由としては、「紅茶よりもコーヒーのほうが西洋文化の影が薄いので、それだけ受け入れやすかったから」と識者は分析している。ともあれ、どういうお茶を飲むかというのは、きわめて文化的な問題といえそうである。
コーヒー消費がもっとも少ないのは静岡。これは日本文化の意地。那覇が下から2番目というのも沖縄人の意地。沖縄は長い間アメリカの統治下におかれていたが、アメリカのコーヒー文化は受け入れなかったということ。東京も下から数えたほうが早いが、これは、そこら中にコーヒースタンドがあるからと思われる。
○TVゲーム:ストレス解消のためにTVゲームにはまる県
最近の子供は、ひと昔前の子供とちがって、IT機器に強く、3、4歳になれば、テレビゲームの操作法を覚える。そして、夢中になる子供が少なくないが、少し前から、子供に、テレビゲームやテレビ放送、ビデオを見せることの弊害が指摘されるようになってきている。
それによると、ゲームにしろ、ビデオにしろ、テレビ画面を長く見ると、脳の中でも前頭前野が働かなくなる。この前頭前野は、感情のコントロールをつかさどるところで、小さい頃からゲームやテレビに夢中になると、いわゆるキレやすい子に育つといわれている。
じっさい、こうした情報に敏感な大都会では、子供がテレビを見る時間を制限したり、ゲーム機の購入を控える家庭が増えている。
テレビゲームに対する年間支出額を見ても、大都市の神戸(兵庫県)や横浜(神奈川県)、大阪は、少ないほうから10番以内。
また、支出額の下位には、子供たちがまだまだ外で遊ぶ機会の多い那覇(沖縄県)、宮崎、佐賀、熊本と九州勢がズラリと並んでいる。
それに対して、5067円ともっとも多いのが千葉で、2位は4397円の水戸(茨城県)。
両県には、住みやすい環境や緑を求めて移り住んだ人も多いはずなのに、ゲーム機を買う家庭が多いという皮肉な結果となっている。
また、千葉や茨城などの県から東京へ、遠距離通勤・通学をしている人には、休みの日は疲れがたまっているので、家の中にいて、あまり外出したがらない人が多いという。
休日や深夜、ゲーム機でストレスを解消しているのかもしれない。
○パック旅行費:不景気でも、旅行に出かける裕福な県はどこ?
長引く不景気と航空機テロ、さらに、サーズ(SARS)の影響などで、海外旅行客は減少しつづけている。
大金を落としてくれる日本人観光客を、何とか呼び戻そうと、台湾では、1万人の日本人を無料招待したし、香港ではジャッキー・チェンを“観光大使”に任命したりしている。
そんななか、日本人のなかでも、海外へ遊びにいけるのは、比較的裕福な人たちということになるだろう。パック旅行への支出額を見ると、もっとも多いのが、年間9万4885円を使っている千葉の人たち。第2位が、9万432円のさいたま(埼玉県)の人たちである。
一般に、大都市に住む人ほど所得が多く、金銭的に余裕のある人が多い傾向があるといえるだろう。それだけパック旅行に参加しようという気になりやすいのだろうが、千葉や埼玉は、成田空港に近いことも、気軽に海外へいく理由だろう。
3位以下も、広島、東京、京都など、大都市がつづいている。
一方、パック旅行にかけるお金の少ない県としては、青森が2万3690円で最下位。
つづいて、2万4434円の宮崎、2万6977円の鹿児島、3万4542円の山形、3万7345円の那覇(沖縄県)となっている。
いずれも、産業の中心が農業の場合が多く、農作業に忙しい。
そのうえ、住んでいるところが国際線の空港から遠いので、出かけるのがめんどうで、、パック旅行に行こうという機会があまりないのかもしれない。
ちなみに、パック旅行にかける1世帯当たりの全国平均は、年間6万231円となっている。
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