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世界はきみでできている【書下ろし番外編付き特別版】

世界はきみでできている【書下ろし番外編付き特別版】


発行: イースト・プレス
レーベル: アズ文庫 シリーズ: 世界はきみでできている
価格:650pt
形式:MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★☆4
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解説

 ★電子書籍だけでしか読めない書下ろし番外編収録!★
 おまえで諸々チャージさせてくれ
 大手法律事務所に勤務するエリート弁護士、上條悠海は『悪魔』の異名を持つ完全無欠の超辣腕なのだが……。プライベートでは同居中の元同僚、甲斐雅敬にデレデレの自称『デレ弁』に。二人は大学の同期で昔から家族ぐるみのつきあいをしてきた仲。雅敬が天涯孤独の身となった一年前から、彼を心配する上條の押しかけ同居が始まった。そして上條から好きだと告白され、以来、雅敬はハグ攻撃・妄想アピール口撃に晒されることに……。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

目次

 世界はきみでできている
 《書下ろし番外編》世界はふたりで閉じている

抄録

「おまえだけが本当の俺をわかってくれてたら本望だ」
「たぶん、言っても誰も信じないよ」
「まあな。今後、おまえにしか素を晒す予定もない。で、話を戻すが、おまえを洋服越しに触ってもいいか?」
「まだ覚えてたんだ……」
「当たり前だろう。各部位、三秒ずつでかまわない」
「……俺がかまうかな」
「仕方ない。一秒で」
「……検討の余地なし」
「そこをなんとか」
 予想に違わず却下されるも、食い下がった。粘り強く交渉しつづけて五分後、根負けした雅敬から『手なら可』と譲歩案を引き出す。
 差し出してこられた手を握る間際、上條は身体の向きを変えた。その際、ソファをずり落ちるふりで片腕を伸ばす。薄い肩に掴まる格好で、ついでにもう片方の腕を彼の背に回し、思惑が成功した。
 ハグの直後、雅敬にネクタイを引っ張られて軽く睨まれる。
「今のは明らかに計画的犯行だね」
「白状すると、エア抱擁は虚しくてな」「そんな自白はいらないし」
「なにより、おまえを抱きしめられるチャンスは逃がせないだろ」
「事前の話し合いはなんだったんだか……」
「心ときめくいちゃつきの一環だ」
「だから、現段階で俺を巻き込むなよ」
「鋭意努力中だが、ものすごくハードルが高い。あしからず」
「開き直るなってのに」
 ネクタイを離した手が拳になり、胸元を小突かれた。嘆息ののち、きつくは拘束していなかった腕の中から雅敬が立ち上がる。
 しばし小言を食らったが、あまりこたえなかった。数秒でも彼をぎゅっとできれば幸せを噛みしめられるのだ。

本の情報

形式

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