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わがまま男爵の愛寵

わがまま男爵の愛寵


発行: 二見書房
レーベル: ハニー文庫 シリーズ: わがまま男爵の愛寵
価格:700pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★☆7
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解説

 身分逆転許嫁ロマンス

 元公爵令嬢・アンジェラは、父が作ったとされる借金の代わりに、かつての婚約者・ギルバードの愛人になることに。まったく好きじゃなかったのに、時折見せるギルバードの優しさにアンジェラの心は揺れる。しかし、アンジェラを目の敵にしていた令嬢とギルバードが婚約すると聞いてしまった。恋を自覚した瞬間に失恋したと思ったアンジェラだが、突然ギルバードに純潔を散らされ、温もりを染み込まされて……。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

目次

 ■ わがまま男爵の愛寵
 あとがき

抄録

「顔、上げろよ」

 言われて、いやいや顔を上げる。すると、なにかを見たギルバードがチッと舌打ちした。目を眇(すが)めアンジェラの腕を掴み、強引に執務机に仰向けに押し倒す。その拍子に眼鏡がはじけ飛んだ。ひやりとした木の感触の冷たさに「ひ……っ」と声が零れる。起き上がろうとすれば、ギルバードが覆い被さってきた。

「や……!」

 思わず腕を振り上げて抵抗する。が、その手はあっさりと拘束され、机に縫いつけられた。

「なにす……んんっ!?」

 次の瞬間、掬(すく)い上げるように唇を奪われた。

 見開いた目に、伏せられた長い睫毛(まつげ)と、シャープな頬のラインが映り込む。押し当てられた柔らかい感触になにが起こったのかわからなかった。

 愕然としたのも一時、我に返ったアンジェラは組み敷く体から抜け出そうともがいた。

「ん、んん――っ」

 しかし、すぐに深くなった口づけで押し止められる。机に縫いつけられた手はぴくりとも動かなかった。なんて強い力なの。

 首を振り嫌がっても、足をばたつかせてもギルバードの唇は執拗(しつよう)に追いかけてくる。

「ん……ぁっ」

 息の仕方も知らないアンジェラは、酸素を求めて微かに唇を開いた。それが更なる恐怖を呼び込むとも知らず、目の前の苦しみからの解放を求めた。途端、なにかがするりと滑り込んできた。

 肉厚の感触が舌に触れる。逃げれば追いかけられて、搦(から)め捕(と)られた。それがギルバードの舌だと知った時の恐怖であの日の忌まわしい記憶が蘇(よみがえ)ってきた。

(二度も、こんな男にっ!!)

 唇を触れ合わせるだけが口づけだと思っていたアンジェラにとって、ギルバードとの行為は衝撃的すぎたのだ。

 ただ怖くて、怖くて。口腔(こうこう)を蹂躪(じゆうりん)される恐怖に震え上がり、夢中で彼の舌を噛んだ。

「――っ痛」

 じわり……と口の中に鉄の味が広がる。唇が離れたと同時に、思いきり体をばたつかせギルバードの体を押しやった。

「恥知らず! 女なら本当に誰でもいいのねっ!!」

「口の利き方がなってないな、俺たちは対等じゃない。そのことをよく覚えておけ、いいな」

本の情報

形式

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