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和書>小説・ノンフィクションハーレクインハーレクイン・ヒストリカル

仕組まれた縁組

仕組まれた縁組


発行: ハーレクイン
シリーズ: ハーレクイン・ヒストリカル
価格:700pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 エリザベス・ロールズ(Elizabeth Rolls)
 イギリスのケント生まれ。父の都合で幼少期を過ごしたオーストラリアのメルボルン、パプア・ニューギニアの生活が執筆に興味を抱くきっかけとなった。ニューサウスウェールズ大学では音楽学を専攻し、音楽教師も経験。現在はメルボルンで夫と犬、猫と暮らしている。

解説

 うるわしい春の宵、オールマックス舞踏会場はいつものようにきらびやかな上流階級の人々でにぎわっていた。宴もたけなわというとき、会場の入り口がざわめき、一人の紳士が現れた。第七代ダーレストン伯爵――社交界が注目する今年いちばんの花婿候補だ。上背があり、このうえなく優雅でハンサム、そのうえ男やもめとくれば、レディたちが放っておくはずがない。彼はたちまち踊りの輪の中に吸い込まれた。
 ★舞踏会で踊った相手が気に入り、結婚を申し込んだダーレストン伯爵。つつがなく婚姻が整い、万事うまくいったはずでしたが、花嫁が入れ替わっていたとわかり……。『子爵の誘惑』の関連作品です。★

抄録

 ピーターはペネロペを凝視した。ペネロペは訴えるように顔を上向けている。ピーターはこらえきれず、そっとキスした。つかのま唇を重ねたあと、彼の唇は喉元に滑り、柔らかな肌に熱いキスを浴びせていく。強烈な快感にペネロペの口からあえぎ声がもれると、ピーターはペネロペのナイトガウンの前のボタンを外し始めた。薄いナイトガウンを引きちぎりたい衝動をこらえて肩から脱がせると、つぼみを頂くなめらかな胸があらわになった。片方の胸を手で包み込み、軽く愛撫《あいぶ》しながら再びキスした。唇を重ねると、ペネロペは身を震わせながらピーターの唇を受け入れていた。突き上げる欲望にぼうっとなり、彼は開かれた唇の間に舌を滑り込ませ、甘やかな奥を探った。手はペネロペのすらりとした体をさまよい、愛撫の度を深めていく。
 ナイトガウンが邪魔だ。それに、自分も明らかに着すぎだ。ピーターは障害物を取り去るべく体を引こうとした。だが、ペネロペはピーターにすがりついて離れない。「やめないで、ピーター。お願いだから、いま、わたしを一人にしないで」
「離れようとしてもできないよ。だが、この部屋着を着ていてはきみを愛せない。脱ぐのを手伝ってくれるかな?」ピーターはペネロペの手をガウンの腰に締めている紐《ひも》へと導いた。ペネロペの慣れない手が結び目をいじり、どうにか紐をほどいた。部屋着から解放されたピーターはペネロペのナイトドレスを完全に取り去り、再びベッドの上に寝かせた。
 月光の中で、ペネロペはおとなしく横たわっている。その美しさにピーターは震える息を吸いこんだ。彼はペネロペと並んで横たわり、彼女の体を抱き寄せた。彼女はまだ震えている。ピーターはやさしく抱きしめ、紅潮した顔にかかる赤褐色の巻き毛をはらってやった。「怖がらないで。やさしくすると約束する。ぼくを信じてくれ、ペニー」
 答えるかわりに、ペネロペは腕をピーターの体に巻きつけ、唇を求めた。ピーターはこの無言の誘いに応えて情熱的なキスを唇へ、そして、喉へ浴びせた。手は腰のくびれ、腹部をからかうように愛撫しながらすらりとした脚へと向かっていく。
 最初、ペネロペはどうしていいかわからず、快感に震えつつピーターにただしがみついていたが、与えられている喜びを相手にも与えたくなってきた。本能的にピーターの動作をまねたペネロペはおずおずとピーターの体に触れた。ペネロペの手が肩や胸のたくましい筋肉、腹部を探っていく。
 ペネロペの軽い愛撫に全身の感覚が狂おしいほどにかきたてられる。ピーターはペネロペの手を取り、さらに下へ、男性自身へと導いた。
「ピーター?」どうしてほしいのかわからない。
 その声に不安を感じ取ったピーターはささやいた。「ほら、こんなふうに……。怖がらなくていい」
 おそるおそるだったペネロペの動きがしだいに大胆になっていく。いじらしい愛撫に、体が痛いほどに張りつめる。だが、すぐに一つになってはならない。ピーターは必死にこらえた。性急に事を進めてはならない。ペネロペはまだ不安をぬぐいきれずにいる、自制心を失えば彼女をおびえさせるだけだ。
 強烈な快感にうめきつつ、ピーターは唇をペネロペの胸元へ滑らせ、じらすようにつぼみの周囲をなぞった。ペネロペが声をあげ、ピーターはなめらかな腿の間に手を滑らせた。乙女の秘められた部分が潤っている。いますぐペネロペをわがものにしたい衝動をピーターはどうにかこらえた。まだだめだ!がまんできますように、と必死で祈る。彼女を傷つけたりおびえさせたりしたくない。ピーターはそっと触れながら唇を重ねた。
 親密な愛撫にペネロペはうめき、ただ身を任せていた。全身に火がついたようになりもう何も考えられない。ペネロペの体を巧みに責めたてながらピーターは再び唇を求めた。荒々しい情熱的なキスだ。言葉にならない快感にペネロペは身をよじり、本能的に腰を浮かせた。
 その動きを感じたピーターは機が熟したと知った。ペネロペの脚をさらに押し開き、筋肉質のたくましい脚をその間に滑り込ませた。腰を思わせぶりに動かして彼女の反応を見ながら、口の奥深くに舌を差し入れる。彼はしばし唇を離し、紅潮したペネロペの顔を見つめ、くもぐった声でささやいた。
「ぼくのものになる?ぼくが欲しい?」ペネロペはせつない声ですすり泣くだけで答えない。ピーターは肘で体を支えながらやさしく繰り返した。「ぼくが欲しいかい、ペニー?」
 言葉もなくペネロペはうなずき、せわしげにピーターの体を抱き寄せようとする。
「言ってくれ」
「わかっているくせに」ペネロペの顔は涙で濡れていた。
「きみが欲しい。きみのすべてが」


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