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あなたは成功できる セルフコーチング自己実現法−7育5心3V法−

あなたは成功できる セルフコーチング自己実現法−7育5心3V法−

著: 佐藤安太
発行: 日経BP企画
価格:1,470円(税込)
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対応端末:パソコン 
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著者プロフィール

 佐藤 安太(さとう やすた)
 1924〜
 福島県いわき市生まれ。米沢高専(現山形大学工学部)卒業。タカラの前身である佐藤ビニール工業所を設立。「だっこちゃん」人形、その後「リカちゃん人形」「チョロQ」などのヒット商品を次々に発売。タカラ会長を退任後、NPO法人ライフマネジメントセンターを設立し理事長に。福島県しゃくなげ大使、勲四等旭日小綬章を受賞。

解説

 私は経営を要素ごとに分解して、企業としてどの部分が優れており、どの部分が劣っているのかを認識し、どこをどう強化し、それらを総合して経営全体の戦略をいかに立案するかを学びました。そして私は、この経営手法を参考にして、人生を分解して考察できないものかと思い当たりました。人間が生きていくためには、どのような能力、教養を身につけるべきか、どのような精神活動が必要か、目標のある人生とは……という具合に分解し、設計していくのです。そして、アリストテレスに学び、人生を分解したうえで、立派な人生を送るためには、「7つの教養」の面と「5つの心」の面で目標を設定し、計画を立て、日々実行していくことが必要だという結論を得ました。経営に「経営計画」があるように、人生にも「人生計画」が必要ではないか、と考えるようになりました。つまり、「人生経営(ライフマネジメント)」が必要であることが分かって来ました。NPO法人ライフマネジメントセンターを発足させたのも、この考えによるものです。

目次

まえがき


第1章 自分をさがす旅、自分をつくる旅


 第1節 旅立ちには「目標」と「計画」が必要
  偉人たちも己を見つめる“旅”に出た
  クルマの運転に似た人生の操縦法
  10年先のあるべき姿が見えてくる
  まずしっかりした「人生目標」を立てよう
   ・日本人に多い「目標喪失症候群」
  「人生計画」は行動への自信につながる
   ・成功イメージを描くことから着手する
   ・自分自身の理想と現実のギャップを発見


 ■自己実現法を体験して(1)
  「プラス思考」で人生の夢を実現したい/福島工業高等専門学校の学生


 第2節 自分のここをチェックしよう<Part1>
  1.「人徳」を意識して行動していますか?
   ・基本は「自利より他利」の精神
  2.家族の絆はしっかり結ばれていますか?
   ・求められる新しい家族像
   ・受講者3人、それぞれの感想
  3.知力を伸ばすことに努めていますか?
   ・表面的な知識と根本的な知識の違い
  4.健康と体力に自信はありますか?
   ・ゴルフの本質を解明すると
  5.美意識に敏感になっていますか?
   ・変わり続ける「リカちゃん」の顔
   ・美を育む創造能力と情操教育
  6.「遊び心」を仕事でも発揮していますか?
   ・経営者が語る自社の遊び心
  7.これからの「財力」に心配はありませんか?
   ・収入の範囲内での生活設計を


 第3節 自分のここをチェックしよう<Part>
  1.感謝の気持ちを忘れていませんか?
   ・「ありがとう」の言葉が自然に出てくる
  2.常に積極プラス思考に徹していますか?
   ・成功例を検証することが大切
  3.感情に流されずに判断していますか?
   ・自分の器をじっくりと見直す
  4.克己心、忍耐力で自分に負けていませんか?
  5.勇気と行動力は堅持していますか?


 ■自己実現法を体験して(2)
  若い時に身に付けるほど成果が……/ドコモエンジニアリング勤務 金成義則氏


第2章セルフコーチング(自育)に成功する法


 第1節「7つの育」「5つの心」「3つのV」
  今日から変革に着手しよう!
  生き方を構成する機能を分解してみる
  3Vの確立度合が成功を左右する
  ソクラテスは「汝自らを知れ」と言った
  他人を変えようとするより自分が変わろう
  セルフコーチングの三原則とは


 第2節「生き方」「働き方」「学び方」が明確になる
  検討表でどんなことが分かるか
  「7育検討表」をつくってみよう(実例入り)
  「5心検討表」をつくってみよう(実例入り)
  「人生憲章」をつくってみよう(実例入り)


 第3節 仕事の中味を分析して分かること
  人はなぜ働くのだろうか?
  人間の器と地位との比例関係
  企業と行政は「四者満足経営」を目指せ
  「業務理念検討表」をつくってみよう(実例入り)


 ■自己実現法を体験して(3)
  役所に芽吹く「ベンチャー」の発想/いわき市保健福祉部長 仲野治郎氏


第3章 人が変わる、会社や役所が変わる


 第1節 気鋭の企業経営者たちが体得したもの
  プロセス(工程)をつくり、それを堅持する
  「応用ソフト」に頼りすぎていないか
  「強い会社」はどこが違うか
  「急がば回れ」の解決策がある
  セルフコーチングで成功した三つの企業例


 ■自己実現法を体験して(4)
  社員も参加し、業績向上に効果/佐藤安太実践経営塾


 第2節 いわき市役所で何が起きているか
  中高年者の生きがい発見、創造を促す
  いわき市の幹部や職員たちからの報告
  業務理念に現われた成功のノウハウ


 ■自己実現法を体験して(5)
  定着してきた「市民サービス」の意義/いわき市水道事業管理者 摩多秀典氏


おわりに
 1.仕事を振り返って
 2.「佐藤実践哲学」とNPO法人


付録
 7育検討表・5心検討表・業務理念検討表・人生憲章作成シート

抄録

 まずしっかりした「人生目標」を立てよう


 「あなたは“人生目標”を持っていますか?」
 こんな質問をすると、多くの人が、「え? 何、それ?」という顔をします。
 学校にも行かず、どういう仕事に就いたらいいのか分からない、職業訓練も受けず、どのような生活をしたらいいのかが分からなくなっている若者が増えています。ニート(NEET)と呼ばれている若者です。フリーターと称される人々も多くいます。また、高齢者や年金生活者は過去の栄光にすがり、これからの人生の目標を失いかけています。子供たちも、不登校生になったりしています。
 人生の目標など全く考えたことのない人、目標を見失ってしまった人、目標のない人が、世の中には大勢います。私は、このような症状を「目標喪失症候群」と呼んでいます。
 目標のない人は、航海に例えてみると、目的地が明確でないままに荒海に出て行くのと似ています。そのうえ寄港地もはっきりしていないので、今どこを航行しているのかも分かりません。極端な場合は、同じ場所をグルグル回っていたり、何度も行ったり来たりしているでしょう。これでは船は前に進みません。
 仮に、読者の皆様がこのような状況にあれば、非常にまずい状態です。一度限りの大切な人生を、無為に過ごしているに等しいからです。
 成功を収めたい、楽しく有意義な人生を送りたいと思う人は、まず人生の到達点、あるいは「目標」をしっかりと立てることから始めなければなりません。
「目標」とは、このようになりたいと思うこと、これを実現したいと思うこと、達成したいと思うことを指します。
 そして「目標」を立てるとは、何を、いつまでに、どのように実行するのかを、具体的に決めることです。


●日本人に多い「目標喪失症候群」
 私は、中小企業の経営者を集めた勉強会として「佐藤安太実践経営塾」を開いています。
 この塾員に、レジャー施設を経営するミリオンインターナショナル(代表取締役社長:小島豊さん)という会社があります。本社は東京都練馬区北町にあり、資本金が1億2700万円、グループ社員は300名、グループの年間売上高が350億円です。社員の平均年齢は26.5歳という若々しい会社です。
 私はここで、社員を対象にした研修会を開いています。営業管理課係長の小山武夫さんは、研修について次のような感想を述べました。
「当社の業績報告会で、皆さんは『人生の目標』を持っていますかという佐藤先生からの問いかけに、私は何も答えられなかったことを覚えています。
 今の人々は、このような人生を送りたい、このように仕事をしたいという明確な人生の目標も、仕事に対する目標もなく、多くの日本人が『目標喪失症候群』にかかっているという話がありました。
 後日、私は、この話は本当なのだろうかと思い、友人に同じような質問をしてみたら、何と、みんなから『人生の目標はもちろん、仕事に対する目標もない』という答えが返ってきました。
 また、講義の中での、自分は一体何者なのか、何を目標にして生きているのか、ただ漫然と日々の仕事をこなしているだけではないのかという問いかけに、これは自分のことを言われているのだと痛感しました。
 先生の言われるような人生については、漠然と考えることはあっても、具体的にどうすれば良いのかが分からず、日を過ごしてきたからです。
 この研修を受講してから私は、今まで深く考えていなかったことを、より深く真剣に考えるようになりました。これが一番の成果でしょう。
 目標喪失の状態を打破するために、『セルフコーチング自己実現法』は大きな可能性を持っていると確信しています。
 私は会社が成長していくために、自分に何ができるのか、どうしたら自分も成長していけるのかなど、仕事の節目で自問自答するようになりました」。


   「人生計画」は行動への自信につながる


 企業経営に「経営計画」があるように、人生の経営(ライフマネジメント)にも「人生計画」が必要です。
 受講生に「人生計画を立てなさい」と指導しますと、一様に「え〜! 人生計画なんて、今まで聞いたことがない」「人生に計画が必要だなんて初めて聞いた」という返答があります。
 「では、なぜ計画を立てるのか、その目的を知っていますか?」と重ねて質問を続けていくと、何となく理解を示してもらえます。
 「計画」とは実行するための目標が分からない、やり方が分からないからこそ立てる必要があるのです。将来が分かっているのであれば、別に立てる必要などありません。
 “自分さがしの旅”に出発するのであれば、いつ、どこに留まり、何を学ぶのか、費用はどのくらいかかるのかという「計画」が必要になります。
 ほんの小さな旅行の場合でも計画を立てて出かけるのに、自分にとって一番大切な自分の“人生の旅”に対する計画がない人が多いのは不思議でなりません。
 ところで私は、「夢」は必ずしも実現しなくても良いもの、「目標」は少なくとも“10年以内”に達成するもの、「ビジョン」とは“10年以上”かけて達成するものと分類して考えています。


*この続きは製品版でお楽しみください。

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