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和書>小説・ノンフィクションハーレクインシルエット・アシュトンズ

御曹子の困惑

御曹子の困惑


発行: ハーレクイン
シリーズ: シルエット・アシュトンズ
価格:500pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 シェリ・ホワイトフェザー(Sheri WhiteFeather)
 南カリフォルニアに住み、エスニック料理の食べ歩き、ビーチ近くの画廊やヴィンテージ服のショップめぐりが趣味。しかし、唯一無二の生きがいは小説を書くことで、作家となれたことに胸を躍らせている。執筆をしていないときは、明け方まで本を読みふけることもしばしば。ネイティヴアメリカンの夫ドルーとともに、皮革工芸家としても活動する。彼とのあいだに息子と娘がおり、数匹のベンガル・キャットと暮らす。

解説

 タマラはウォーカー・アシュトンに対して反感を抱いた。彼は母を捜しに居留地へやってきたのだが、傲慢で冷ややかな態度を見せ続けているのだ。おまけにタマラを眺める目つきは、とても紳士的とは言えなかった。ウォーカーは生涯最大の困惑と怒りを覚えていた。死んだはずの母が生きていたのみならず、まるでなじみのない文化が自分のルーツだと、タマラは言い張るのだ。ウォーカーは決意した。生意気なこの女に思い知らせてやろう。
 ★大好評刊行中のシルエット・アシュトンズ。今月はホットなシーンを十八番とするシェリ・ホワイトフェザーの作品です。まったく境遇の異なる二人の恋は成就するのでしょうか? ★

抄録

 タマラは唇をかんだ。彼が前にも見たことのある少女っぽい癖だ。「あなたが前に言ったのよ。お互いの服をはぎ取ることになるって……」彼女は言葉を切り、彼のほうに身を乗り出した。「だから、用意しておいたほうがいいと思ったの」
 ウォーカーは夢中で彼女を腕に抱いた。両手が震えそうになる。タマラも彼の両肩をつかんでしがみついた。そして二人はキスをした。舌と舌を絡ませ、ときめく胸と胸とを合わせて、できる限り深くキスをした。
 たちまち二人は我を忘れた。ウォーカーは彼女のドレスの前に手をかけ、ボタンをすべて引きちぎった。タマラも女性の力の限りで彼のデニムのシャツのボタンを同じように引きちぎった。
 タマラが膝の上に乗ってくると、ウォーカーは息がとまりそうな気がした。あらわになった彼女の胸は彼の口から数センチしか離れていない。タマラは彼とハンドルの間に体を押し込んだが、そんなことは気にもとめていないようだった。毛布なんていらないな、とウォーカーは思った。彼女は毛布を着替えと一緒に床に落としてしまっていた。
 ウォーカーは彼女の胸の左右の先端を代わる代わる舌で愛撫《あいぶ》し、息を吹きかけた。タマラも彼の頭を抱き寄せ、愛撫を誘った。彼はたまらずにドレスの裾《すそ》を腿までたくし上げ、ショーツのウエストバンドに沿って両手を滑らせた。タマラはうめき声をあげ、高ぶった彼の体に腰をこすりつけた。ウォーカーは目を閉じ、また開いて彼女にほほ笑みかけた。
 タマラは暗がりの中でウォーカーのするすべてを見守った。彼が車内灯をつけると、車内はぼんやりとした明かりに照らされた。ウォーカーはバッテリーが減るのも気にしなかった。このまま一生こうしていられるくらいだ。
 ウォーカーの体は岩のように硬く、がっしりとして、彼女を貫きたがっている。だが二人はまだ半ば服を着たまま、じらし合っている。
 タマラは信じられないほどすばらしかった。魅惑的な体の曲線、金茶色に輝く肌、首は長くほっそりして、胸の先端は彼にむさぼられてぬれている。
「きみを食べてしまいたい」
「そうして」タマラは彼の下半身に体を押しつけ、少し恥ずかしそうに、けれど魔性の女めいた微笑を浮かべてみせた。「わたしもあとであなたにそうしてあげる」
 ウォーカーの脚の間に全身の血が一滴残らず流れ込んだ。彼女がこれほど神秘的に、それでいて大胆になれるとは思いもしなかった。女性というのは、なんと魅惑的な生き物なのだろう。
「これは夢かもしれない」ウォーカーはタマラの首筋に鼻をすり寄せ、耳の内側を舌でなぞり、肌のにおいを吸い込んだ。ローションの香りは彼を気も狂わんばかりに駆り立てる。「セクシーな夢かも」そうつけ加えて、彼女を後部座席へ引き入れた。
 ウォーカーは再びドレスをたくし上げたが、今度はレースのショーツをつかんで取り去った。ぼくのためにこんなセクシーな下着をつけたのだろうか?それとも、いつもつけているのか?
 ひそやかな部分にキスされると、タマラはびくんと腰を浮かせて背中を弓なりにそらした。もっと彼女を感じさせたくて、ウォーカーは彼女の両脚をさらに押し広げた。
 タマラは彼の下で綿菓子のように溶けていった。彼女はドレスとブーツを脱いで脇《わき》にほうり、その裸身をすべて彼に与えた。
 ぼくに身を捧《ささ》げている、とウォーカーは思った。すばらしい贈り物をぼくに……。
 心臓が激しく高鳴り、頭がくらくらしながらも、やがてタマラは約束どおり彼にも同じ歓《よろこ》びを与えようと体の向きを変えた。二人は同時に相手を愛撫できるようになった。
 タマラはウォーカーのショートパンツを引き下ろし、口で彼を愛撫した。ウォーカーの胃の筋肉が震え、全身の血が血管を駆けめぐる。
 だが心の奥のどこかで、これはただの情事ではないと彼はわかっていた。欲望と罪悪感、情熱と温かな心情が交錯し、二人のさまざまな感情が解き放たれたのだ。あまりにも深い快感に溺《おぼ》れてしまいそうだった。
 ウォーカーは彼女を味わい続け、タマラも彼の興奮をさらにかき立てた。やがて彼女はクライマックスに達したが、ウォーカーは絶頂に上り詰めたい衝動と闘った。このまま最後まで行くわけにはいかないので、彼女に愛撫をやめさせると、タマラは体を起こして、まだ歓びに酔ったぼんやりした目で彼を見つめた。
 タマラがゆっくりと笑みを浮かべ、ウォーカーは彼女がなぜ笑ったか気づいた。ショートパンツが脚の途中で引っかかり、彼女に引き裂かれたシャツも着たままだ。彼はにやりとしてタマラに飛びかかると、座席に押しつけた。
 タマラは彼の服を荒っぽく脱がせ、二人は再び我を忘れて愛し合った。ウォーカーがすっかり裸になると、彼女は興奮した黒い目の猫のように彼の体に爪を立てた。
 ウォーカーが深く中に入ってくると、タマラは両脚をしっかりと彼の腰に巻きつけた。その瞬間、これ以上ないほど親密に、自然のままの姿で結ばれ、二人は見つめ合った。


*この続きは製品版でお楽しみください。

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