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和書>小説・ノンフィクションハーレクインシルエット・ディザイア

謎めいたシーク

謎めいたシーク


発行: ハーレクイン
シリーズ: シルエット・ディザイア華麗なる紳士たち闇の子守り歌
価格:500pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 クリスティ・ゴールド(Kristi Gold)
 作品がウォールデンブックスのベストセラーリストにたびたび登場する人気作家。RITA賞の最終候補に選ばれた経歴があり、最近では、2004年日本でも刊行された大人気ミニシリーズ『バロン家の受難』第九話「シークとの契約」でみごと全米読者選賞を受賞した。十二歳のときからロマンス小説を書き始め、当時のヒーローは学校の男の子や芸能人だった。やがてカウボーイと医者に変わるが、夫はその両方でもあった。テキサスの小さな農場に、元神経外科医の夫と三人の子供、様々な種類の家畜と共に住む。かつては馬を乗りこなして大会にまで参加していたが、小説を書くために乗馬をやめて、今は末娘に“愛のむち”をふるっている。執筆をしていないときは、オフィスで執筆している夢を見るという。

解説

 4月のニュース速報――最近、ラスヴェガスが騒がしくなっています! アレックス・ケントが美しい妻ステファニーを伴い、かの地から帰ってきました。思いがけない婚約として始まった二人のロマンスはラスヴェガスで深まった模様。その情熱は草原を燃やす炎のように広がっています。シーク・ダリン・シェイカーもラスヴェガスにいるところを目撃されています。取材で現地まで飛んだ記者によると、この神秘的な〈テキサス・キャトルマンズ・クラブ〉のメンバーは、とてもセクシーな赤毛の女性といっしょだったとのこと。彼を目にする女性はことごとく心を奪われます。ただ、二人の関係は行きずりの恋とは思えません。ドクター・バーケンフェルドが逃走して以来、ロイヤルではさまざまな騒動が起きました。それを知った保安官は腹を立てて、怒りを記者たちにぶちまけましたが、内容が本紙にふさわしくないので記載できません。バーケンフェルドがどこにいるのかは誰にもわかっていません。いつ戻るかも不明。〈テキサス・キャトルマンズ・クラブ〉のメンバーは会見を避けていますが、事態を憂慮しているのはたしかです。はたして、犯人を逮捕し、めでたし、めでたしとなるのでしょうか?

抄録

 フィオナは車までスコーピオに肩を貸そうとした。彼は断らず、二人はたがいの腕を相手の腰にまわした。足首が痛いという彼の言葉は嘘《うそ》ではなかったが、きわどい状況にあるのは足首のほうではなかった。
 セクシーなステージを目にし、テーブルの下でフィオナに触れたことで、彼の体は限界に来ていた。
 車に着いた。スコーピオは助手席のドアにもたれ、フィオナを腕にかき抱いた。憑《つ》かれたように彼女の唇を求め、キスをする。店にいるときから、こうしたくてたまらなかった。舌で唇をつつき、歯の先をさぐり、口の奥に差し入れる。実際に彼女と体も一つになりたかった。彼は彼女のヒップをてのひらで押しあげ、自分の高まりを知らせた。
「乗ろう」スコーピオはドアをさっと開けて彼女を引き入れ、自分の膝に座らせると、ドアを閉めた。
 フィオナの体をまわし、脚をコンソールにのせ、背中を窓に寄りかからせた。彼女は彼の肩に両腕をまわし、じっと見つめた。「足が痛くなるわよ」
「君は心配しなくていい」
「いいわ。わざわざ痛くさせるつもりはないけど」
「僕にどうしてほしい?」
「ちょっとばかり冒険がしたいわ、スコーピオ」
「ほんとうにそれだけでいいのかい?」
「ええ」フィオナは目をそらした。「もちろんよ」
 スコーピオは煮えきらない彼女が心配になった。「僕はこの瞬間だけを考えて生きている男だ、フィオナ。一箇所に腰を落ち着けるつもりはないんだ」
 フィオナはグリーンの瞳をスコーピオにすえた。「そんなことを望んでいるなんて、言ったかしら?」
「いいや」だが、彼女は冒険以上のことを望んでいるのではないかという気がしてならなかった。
 フィオナは彼の顎にそっとキスをした。「ねえ、話なんかやめて、アパートメントに帰りましょう」
「もう少し待とう」
「スコーピオ、バーケンフェルドはここには来ないわ。バーテンダーが見かけたことはないと言ったのよ。これ以上張りこみをする理由があるかしら?」
 彼はフィオナの丸い襟先を指先でなぞった。「張りこみを続けるなんて言った覚えはないな」
「だったら、どういうこと?」
 スコーピオは彼女の下唇に舌を這《は》わせた。「店でしていたことの続きをしたいんだ」
 フィオナは頭を傾けた。スコーピオはてのひらを彼女の胸にあてて喉まで這わせ、指先で首を愛撫《あいぶ》した。「君を傷つけることになるかもしれない」
 スコーピオは彼女の視線がおびえていないかとうかがったが、そこにあるのは熱い情熱だけだった。「大丈夫よ。あなたに傷つけられたりしないわ」
「どうしてそう思う?」
「あなたが思っている以上にあなたのことはわかるのよ、スコーピオ。あなたは悪い人ではないわ。あなたは悪魔のような男を追って、危険な場所に踏みこんできたんだと思うの。そうなんでしょう?」
 昨夜薬をのんだあと、僕はなにをしゃべったのだろう?「正義を求めてのことなんだ」
 フィオナは動悸《どうき》のしずまらない彼の胸に手を置いた。「間違っていないと思うの。私の勘はあたるのよ。その勘によると、あなたは今、私からなにかを求めているわ」
 実際、彼はフィオナのすべてを求めていた。我を忘れるほどしゃにむに求めていた。彼は彼女の唇をふたたびとらえた。てのひらを胸のふくらみにあて、先端を親指でさぐる。手を下にすべらせ、彼女の脚を開いた。大事な部分に触れたくてたまらなかった。
 パンティがじゃまだ。彼が半分ほど引きさげると、フィオナは自分から腰を浮かせ、それを助けた。彼の指がなめらかな肌をさぐる。フィオナはため息をもらした。彼はキスをしながら、指を差し入れた。彼の愛撫に合わせて、彼女は腰をゆらす。
 フィオナは体を震わせ、うめいた。やっと彼は唇を離し、彼女の顔をのぞいた。うっとりしている彼女は美しい。目には霞《かすみ》がかかり、唇はしっとり濡《ぬ》れている。彼女の中に入っていきたい。
 でも、あとにしよう。きちんとベッドに入って、もっと技巧を凝らすのだ。心を与えることができないぶん、体でできる限りのことはしたかった。
「すてきだわ」フィオナはほほえんだ。
「まだ序の口だよ」
「最高の序の口ね」フィオナは彼の顔を引き寄せ、キスをした。「次はどんなことをしてくれるの?」
「家に連れていってくれ」
「バーケンフェルドはどうするの?」
「明日、さがすよ」


*この続きは製品版でお楽しみください。

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