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和書>小説・ノンフィクションハーレクインシルエット・アシュトンズ

偽りの求愛

偽りの求愛


発行: ハーレクイン
シリーズ: シルエット・アシュトンズ
価格:500pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 クリスティ・ゴールド(Kristi Gold)
 作品がウォールデンブックスのベストセラーリストにたびたび登場する人気作家。RITA賞の最終候補に選ばれた経歴があり、2004年に日本でも刊行された大人気ミニシリーズ『バロン家の受難』第九話「シークとの契約」(D-1049)でみごと全米読者選賞を受賞した。十二歳のときからロマンス小説を書き始め、当時のヒーローは学校の男子や芸能人だった。やがてカウボーイと医者に変わるが、夫はその両方でもあった。テキサスの小さな農場に元神経外科医の夫と三人の子供、様々な種類の家畜と共に住む。かつては馬を乗りこなして大会にまで参加していたが、小説を書くために乗馬をやめて、今は末娘に“愛のむち”をふるっている。執筆していないときは、オフィスで執筆している夢を見るという。

解説

 ケリーは初めてのときめきを覚えていた。バーで知り合ったフォードはたくましく優しく、まさに理想の男性だったのだ。彼にならすべてを捧げられるかもしれない……。伯父グラントにかけられた祖父殺害の容疑をはらすため、フォードはケリーを誘惑しようと決意した。祖父の愛人だった女なら、声をかければすぐになびき、情報を得られるだろう。彼はセクシーな笑みを貼り付け、ケリーに近づいた。
 ★2006年5月のシルエット・アシュトンズはシルエット・ディザイアの人気作家クリスティ・ゴールドが執筆。事件と恋を巧みにからめたストーリー展開は必読です。★

抄録

 ケリーはぼくを信用し始めている。計画どおりとはいえ、フォードは自分がいやな人間に思えてきた。だが、本来の目的を忘れてはいけない。彼女にキスされたときのように自制心を失ってはならない。
 明日は彼女とは無理なく接しよう。殺人事件に関して必要な話を聞き出し、それ以上のことは何もしないようにしなければ。
 でも、もう一度キスしたい。いや、もっとだ。
 ともかく今は家に電話しなければならない。フォードは電話を取り、番号を押すと、妹ではなく義弟が出ることを願った。おそらくアビーは、ホテルを出る前にぼくがラスに伝えた話を聞いて一日じゅうやきもきしていたことだろう。
 運よく義弟が電話に出た。「やあ、ラス。様子はどうだい?」
「きみの妹のことなら、本人に答えさせるよ」
「ちょっと待ってくれ。その前にきみに……」
「フォード、わたしから逃げるのにずいぶん苦労しているみたいね」
「こんばんは、アビー」
「どうしてもっと早く電話をくれなかったの? どうして急にカリフォルニア行きを決めたのかきこうとずっと待っていたのよ」
 どうやら地元ではまだ報道されていないようだ。クローリーにケーブルテレビがないのは、今回ばかりはありがたかった。妹には慎重に伝えられる。「今日、グラントの保釈請求の審理があったんだ」
 アビーは息をのんだ。「保釈請求? グラントは逮捕されたの?」
「ああ。しかも保釈は認められなかった。逃亡の危険があると思われているんだ」
「そんな……グラントと話したの?」
「いや。面会も許されていない」
「どうかしてるわ! グラントがそんなことをするはずがないのに」
 フォードは妊娠中の妹を動揺させたくなかった。まして双子を身ごもっているので、精神的ストレスがなくても充分危険なのだ。「落ち着いてくれ、アビー。ぼくがなんとしても伯父さんの疑いを晴らしてみせる」
「どうするつもりなの?」
 フォードはケリーとスペンサーの関係を説明し、彼女から情報を得るつもりだと話した。
「その人、きれいなの?」アビーが尋ねた。
 きれいどころではない。「ああ、そうだな」
「いいじゃない。小脳が大脳に負けないようにね」
「ばか言うなよ、アビー。これはまじめな話なんだ。彼女に会うのは情報を得るためで、誘惑するためじゃない。それに今のところ、彼女はとてもいい人に思えるし」とても感じがよく、気取りがない。それは何よりフォードの心をとらえた。もしかしたら、みんなは彼女を誤解しているのかもしれない。
「わかっている、フォード? 情報を得る方法がそれしかないなら、彼女を誘惑するべきかもよ」
「本気で言っているのか、アビー?」
「普通ならそんなことは考えもしないわ。でも、その女性が殺人に絡んでいるとか、真犯人をかばっているのなら、できることはなんでもしなくちゃ。グラントの命がかかっているのよ。無実の罪で極刑になるかもしれないんだから」
 グラントがそんな目に遭うと思うと耐えられない。生涯刑務所で過ごすと思うだけでも耐えられない。
「そうだな、アビー。疑いを晴らすためならなんでもするよ。でも、グラントは嘘はいけないといつも言っていただろう。ぼくは今その女性に嘘をついている。もし彼女が無関係だったら、ぼくは間違ったことをしたのをずっと後悔することになるよ」
「フォード、これまで女性とはとても上手につき合ってきたじゃないの。その女の人に夢中になっておかしくならないでよ」
 すでにケリー・ロークに判断を鈍らされているのではないかと思うことが何度かあった。ほんの数時間一緒にいただけなのに。それを思うと、一日じゅう一緒にいるのは危険かもしれない。だが、選択の余地はなかった。「するべきことはするよ、アビー。真犯人を見つけ出して、グラントが釈放されるのを見るまではここにいる」


*この続きは製品版でお楽しみください。

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