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★2009年販売トップ3★ハーレクイン・イマージュ ベストセラー3作セット

★2009年販売トップ3★ハーレクイン・イマージュ ベストセラー3作セット


発行: ハーレクイン
シリーズ: ハーレクイン・デジタルセットハーレクイン・イマージュ
価格:1,400pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 ベティ・ニールズ(Betty Neels)
 イギリス南西部のデボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師および助産師としての教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人の男性と知り合って結婚。以後十四年間、夫の故郷オランダに住み、ベティは看護師、夫は病院事務と、ともに病院で働いた。イギリスに戻って看護師の仕事を退いた後、よいロマンス小説がないことを嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、自ら執筆を決意した。1969年、「赤毛のアデレイド」を発表して作家活動に入る。穏やかで静かなロマンス、その優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永遠の眠りについた。彼女が生みだした作品は百三十以上にも及んでいる。好きな映画は『逢いびき』(英1945年)、尊敬する人物はウィンストン・チャーチルだったという。

 レベッカ・ウインターズ(Rebecca Winters)
 アメリカの作家。十七歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、四人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。

 オリヴィア・ゲイツ(Olivia Gates)
 カイロ在住のエジプト人。作家だけにとどまらず、眼科医、歌手、画家、アクセサリーデザイナーという実にさまざまなキャリアをもち、妻と母親業もこなしている。キャラクター設定やプロットのアドバイスをしてくれる娘と、ストーリーが気に入らなければキーボードの上を歩きまわる辛口批評家のアンゴラ猫の助けを借りながら、情熱的なロマンスを書き続けている。

解説

 ★お得なセット価格★人気のハーレクイン・イマージュから、2009年にもっとも売れたベストセラー3作品をお得なセットでお届け! 人気作家3名が揃います。

 ●ベティ・ニールズ『ガラスの靴はなくても』
 地味な容姿の看護師のローラ。名付け親が友人の医師レイロフを伴ってオランダからやってきた。彼こそ運命の人と心をときめかせるが、彼が興味を持ったのは美貌の妹のほうだった――

 ●レベッカ・ウインターズ『遅すぎた再会』
 貴族出身で世界的著名人の元恋人セザールが怪我を負った。サラはある覚悟を決めて彼の病室を訪ねるが、彼の顔に浮かんだのは嫌悪感だけで……。

 ●オリヴィア・ゲイツ『砂漠の小さな王子』
 ヴィヴが愛したガーリブはシークで外科医だった! 二人の関係をひた隠し、さよならも言わずに彼女を捨て去った彼――たった一つ、思いがけない愛の遺産を彼女に宿して。

抄録

 一瞬、ローラはくじけそうになった。すぐにナイフとフォークを置いてレストランから逃げ出したい衝動に駆られた。だが、それはほんのつかの間のことだった。私は今目の前にいる彼が好きなのだ。このなかなか心を開いてくれないプライドの高い男性が……。これからもずっと、私を愛してくれることはないかもしれない。けれど、時の流れとともに、彼の心に温かい感情がわくことだって考えられる。いずれにしても、もし彼と結婚しないとしたら、私の人生にいったいなにが残るだろう? なに一つ残りはしない。
「いい考えね」ローラはにこやかに言った。「もし私がなにか勘違いしていたら、ちゃんと教えてちょうだい。さっきの結婚式の話だけど……私の家に近いところで挙げてもいいのかしら?」
「いいんじゃないか」レイロフはそっけない口調で答えた。「車で来るから、そのあとどこか静かなところへ旅行しよう。西部地方へでも」
「すてきだわ。ところで、あなたの家はどこにあるの、レイロフ?」
「ヒルフェルスムとバールンにはさまれた村だ。とても環境のいいところだよ。周囲は森に囲まれていて、幹線道路からは十分離れている。家は二つの町のちょうど中間にあるから便利なんだ。ヒルフェルスムの病院には担当する病棟があるし、バールンの町には診療所も持っている。ヤン・ファン・ミーホフという、僕よりはだいぶ若い医者と二人でやっているんだ。それに、我が家で患者を診察することもある」
 メイン料理の舌びらめのグラタンがテーブルに置かれる間、ローラは黙っていた。それを食べはじめながら、再び口を開いた。「ご家族は?」
「妹が結婚してハーグに住んでいる。あとは弟が二人。一人はトロントで開業していて、もう一人はレイデンで大学の研究員をしている。母は他界したが、父はヒルフェルスムの近くのルーネンという小さな町に住んでいる。何年か前に引退したが、今でもときどき講演をしているよ」
「お医者様ばかりなのね」ローラは面くらった。
「男はね。妹の結婚相手も整形外科医なんだ」
 レイロフがにこやかにほほえむのに勇気を得て、ローラは尋ねてみた。「結婚のこと、ご家族は知っていらっしゃるの?」
「結婚するかもしれないという話はしたが、それだけだ」
 ローラは安堵のため息をついた。「よかった。だって、ジョイスのかわりに私と結婚することになったなんて、みなさんご存じないんでしょう?」
 レイロフにはローラの言わんとするところが伝わったようだった。彼はそっけなくうなずくと、デザートはなににするかと尋ねた。これ以上この件は話したくないということなのだろう。ローラはおいしいシャーベットを食べながらも、気分は少しも高揚しなかった。これなら病院の食堂でいつものプルーンのカスタード添えを食べていても同じことだ。それでも沈んだ顔はぜったいに見せまいと決意し、あくまでもにこやかに、天気のことや、二人で助けた子犬のことなど、無難で退屈な話題についてひたすら話しつづけた。レイロフはあくまでも礼儀正しくあいづちを打っていたが、頭の中ではほかのことを考えているのは明らかだった。
 帰り道も月並みな話は続いた。病院の正面玄関で別れる段になって、ローラは夕食の礼を言ってから思いきって切り出した。「ねえ、やっぱり無理じゃないかしら。私と一緒にいると、あなたは退屈で死にそうに見えるわ。手遅れになる前にやめておいたほうが……」
 レイロフに突然腕をつかまれ、ローラはびくっとした。「ローラ、すまない。退屈そうに見えたとしても、そういうことじゃないんだ。一緒にいて君が楽しくなかったのならあやまるよ。だが、僕は新たな一歩を踏み出したい。そのためには君の助けが必要なんだ。君にはすでにずいぶん助けられている。そうして君らしくいてくれるだけでね。もの静かで、控えめで、僕が不機嫌だったり無関心だったりしても許してくれる。あともう少しだけ辛抱していてくれたら……」そこで情けなさそうにほほえむ。「今のところは、貧乏くじを引いたようにしか思えないだろうな。ただ、僕はまるで、甘い夢から覚めて再び現実に直面しているような感じなんだ。結局、現実のほうが夢なんかよりもいいと気づくことになるんだろうが、そのためにはまず、夢を忘れる必要があるんだよ」レイロフはローラの腕を放し、今度は彼女の手を握った。「こんなことをだれかに言えるなんて、自分でも驚いているくらいなんだ」
 レイロフはいきなり身をかがめ、ローラの唇にやさしくキスをした。彼女はただ立ち尽くし、それからおずおずとほほえんで彼を見あげた。笑うべきか泣くべきか、自分でもわからなかった。
「どちらかと言うと地味な顔立ちだと思っていたが、僕の間違いだった。そうやって笑うと、とてもきれいだ」
 ローラは返す言葉もなく、おやすみなさいとだけ言って寮の部屋に引きあげた。そして、しばらく鏡台の前に座り、自分の顔を眺めていた。

 *この続きは製品版でお楽しみください。

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