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甘やかしてあげる〜副社長とナイショの同居生活!?〜

甘やかしてあげる〜副社長とナイショの同居生活!?〜


発行: ヴァニラ文庫ミエル
シリーズ: ヴァニラ文庫ミエル甘やかしてあげる〜副社長とナイショの同居生活!?〜
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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解説

エリート御曹司とラブ同居
彼の素顔は匂いフェチ!?

「しばらく、ここに住まわせてくれ」総合商社に勤める七海の日常が一変! 社長令息で副社長の大越悠馬が、一人暮らしの七海の部屋に転がりこんできたのだ。男女交際の経験ゼロなのに、いきなり同居生活に。憧れの悠馬の意外な素顔を知り、求められるまま初エッチ……周囲には秘密の甘く濃密な夜を重ねる二人だけれど、悠馬の婚約者が現れて……!? (ヴァニラ文庫ミエル)

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

抄録

 居間の窓。カーテンの隙間から零れる陽射し。
 炊き立てのご飯と、お味噌汁の香り。
 こんな爽やかな朝は、気分も良くて然るべき。
 しかし七海には、爽やかになれない大仕事があった……。
「起きてくださいー。ほらぁー、起きてー。時間ですよっ」
 本気で起こすつもりなら、相手を強く揺さぶって少し大きめの声を出せばいい。それでも駄目なら蒲団ごと引っぺがして枕を取り上げてしまえばいい。
 だが、七海にはそれができない……。
「起きてくださいよ、副社長っ。もう起きないと、ご飯を食べる時間がなくなりますよ」
 彼女が起こさなくてはならない相手は、一週間ほど前から一緒に暮らし始めた悠馬だ。
 仕事に遅れないように起こしてあげる立場とはいえ、仮にも副社長たる彼に向かって大声を張りあげたり強く揺すったり、ましてや上掛けを引っぺがすなどという暴挙にでられるはずがない。
「遅れたら、秘書の人が電話をかけてきますよ。『迎えに行きます』って言われちゃいますよ。ここにいるのが見つかっちゃいますよ」
 それを言った瞬間、うつ伏せになって腕で顔を隠していた悠馬がピクリと動く。父親に居場所を秘密にしていることもあって、たとえ自分の秘書でも、所在を明かすわけにはいかないのだ。
「ん〜〜」
 顔を左右に小さく動かし、悠馬がちょっと苦しげに喉を鳴らす。
「副社長?」
 彼は昨夜、接待でお酒を飲んできた。もしや二日酔い気味で具合が悪いのではないだろうか。心配になった七海は、膝をついて身をかがめ、悠馬に顔を近づける。
 彼が寝ているのは、居間に置いてあるカウチソファ。リクライニングを倒してソファベッド仕様に変え、その上にシーツを広げている。
 悠馬は一八〇センチの長身だ。カウチソファよりベッドを使ったほうが良いのではないかと提案したが、本人はこちらでいいと言う。
『塚本君が寝ているベッドなんか借りたら、永眠しそうだよ。危ないから俺はソファでいい』
 そう言って笑う悠馬に合わせて笑いはしたが、いまだにどういう意味だったのかは分からない。
「大丈夫ですか? あの、二日酔いとか……」
 色々と話しているうちに分かったのだが、悠馬はさほどアルコールに強いタイプではないようだ。それは、勢いでお酒を飲んで、気がつくと七海の部屋の前で倒れていたところからも窺い知れる。もしや、昨日の接待のお酒が尾を引いているのでは……。
 七海が心配げに尋ねると、顔を隠していた腕がゆっくりと動く。動ける気力はあるようだとホッとした瞬間、その腕が七海の首に巻き付き、グイッと引き寄せられた。
「ふふふっ、ふくしゃちょうっ」
「ん〜〜……」
 ただでさえ顔を近づけていたというのに、彼のせいで七海は前のめりになりさらに顔が近づく。慌てる彼女を意に介さず、だるそうに呻く悠馬がわずかに顔を浮かせ、肩にひたいをのせてきた。
「ああっ、あのっ」
「ん〜〜……」
 寝ぼけているのは分かるが、七海的には焦らずにいられない状態だ。
 わずかに寄りかかる彼の重み、引き寄せる腕の力強さ。仕事用に整える前の、悠馬の髪の柔らかさ。彼が袖を通しているパジャマの感触さえ、七海の鼓動を痛いくらいに跳ね上がらせる。
(副社長ぉっ! 寝起き悪すぎです!)
 心で怒ってみるが、これはただの照れ隠し。この一週間、毎朝この繰り返しだ。初めて寝ぼけてくっつかれた日は、驚きと緊張とあまりの恥ずかしさで、七海が倒れそうになってしまった。
「おっ、起きてください〜。そろそろ起きないと、あのっ……」
 無理やり振りほどくことはできないが、せめてもの気持ちで小さく肩を揺さぶる。すると、やっと悠馬の顔がゆっくり上がり始めた。
「……おはよう……。七海君……」
 ふわりと微笑む彼の表情は、とても整って綺麗だ。寝起きが悪い、と怒る気持ちも忘れてしまう。
 美丈夫な男性というのは、こういう人をいうのだと思える。綺麗、という言葉は女性のためだけにある言葉ではないと、感じずにはいられない。
「お、おはよう……ございます……。あの、目は、覚めましたか……?」
 七海はドキマギとしながら尋ねる。こんな至近距離で見つめられているせいか、頬が熱くてしようがない。メイクは済んでいるが、そんなものは役に立たないほど赤くなっているのが分かる状態だろう。
 とはいえ、悠馬の腕が離れない。いつもならば七海が挨拶をした時点で放してくれるのだが、彼はなぜかさらに身を乗り出し彼女の首筋に顔を近づけた。


 *この続きは製品版でお楽しみください。

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