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ウエディング・ストーリー2012 愛は永遠に

ウエディング・ストーリー2012 愛は永遠に


発行: ハーレクイン
シリーズ: ウエディング・ストーリー
価格:1,000pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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著者プロフィール

 キャロル・モーティマー(Carole Mortimer)
 ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。1978年にイギリスでデビューして以来、これまでに刊行された作品は実に百冊を超える。十四歳のころからロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーの作品に感銘を受けて作家になることを決意した。キャロルは三人兄妹の末っ子としてイギリスはベッドフォードシャー州の小村で育った。一時は看護師を志したが、転倒した際に痛めた背中が治りきらず断念。その後、某有名文房具メーカーのコンピューター部門に勤め、そこで働く間に時間を見つけて小説を書くようになった。物語を書くときに一番楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権がヒロインとヒーローに移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。現在キャロルは“イギリスで最も美しい場所”マン島に、夫と子供たちと住む。

 デイ・ラクレア(Day Leclaire)
 家族とともに、ノースカロライナ州東岸沖の小さな島、ハッテラス島に住む。毎年激しい嵐に襲われ、しばしば停電に悩まされながらも、それを補って余りある、美しい自然や楽しい釣り、そしてこの上なくすばらしい海の眺めに魅せられている。家族で飼う猫や、息子が飼うハムスターなどに囲まれ、にぎやかに暮らしている。

 トリッシュ・モーリ(Trish Morey)
 オーストラリア出身。初めて物語を作ったのは十一歳のとき。賞に応募するも、応募規定を誤ってしまい失格に。その挫折がもたらした影響は大きく、やがて彼女は会計士としての道を選ぶ。故郷アデレードからキャンベラに移り住んだとき、現在の夫と出会った。結婚し、四人の娘に恵まれ幸せな日々を送っていたが、夢をあきらめきれずもう一度小説家を目指すことに。数々の挫折を乗り越え、ついに自らの手で作家としての人生を切り開いた。今ではオーストラリアのロマンス作家協会で、副会長を務める。

 エミリー・ローズ(Emilie Rose)
 大学生のころからつき合っていた夫と四人の息子とともに、ノースカロライナで暮らす。十二歳のころからロマンス小説が好きだった。趣味はキルトづくり、料理(特にチーズケーキが得意)、そしてカウボーイに関すること。息子たちの野球の試合を熱心に観戦する母でもある。

解説

たった1週間が、永遠の愛に。キャロル・モーティマーら人気4作家が贈るウエディング・ロマンス短篇集。4話収録。

■『罪深き賭け』キャロル・モーティマー作■
伯爵家のカントリーハウスに招かれた、令嬢のトゥルーディ。この国でもっとも人気のある独身男性、バスティアン・ウィルソンも滞在中と知り、彼女の心は弾んだ。そんな彼からいきなり途方もない賭けの話を持ちかけられ、トゥルーディの頬は真っ赤になった。

■『理想の恋かなえます』デイ・ラクレア作■
長年ロマンスに縁がないジェットは、ついに心を決めた。不本意ながらも、自分の勤める会社が開発した結婚仲介プログラムを利用することにしたのだ。選ばれた理想の男性とブラインドデートをする段となり、カリブのリゾートに赴いたが、そこへ現れた相手は……。

■『孤島の伯爵』トリッシュ・モーリ作■
グレイスは1週間の調査予定で、貴重な古文書が発見された孤島の城に来た。城の主はアレッサンドロ・ヴォルタ。10年前の悲惨な事故で負傷して以来、先祖代々の古城に隠棲してきた伯爵だ。彼はグレイスの姿を目にするなり激怒して言い放った。「今すぐ出ていけ!」

■『愛を思い出して』エミリー・ローズ作■
事業に成功し富豪となったジェイクは、ある日、病院から連絡を受ける。元恋人のタリアが事故に遭い、緊急連絡先に彼の名前があったという。急行して救急救命室に通されたとき、彼は茫然とした。タリアは記憶をなくしていたうえに、幼い息子を連れていたのだ。

*本書に収録されている各作品は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

抄録

 なんて人かしら! バスティアン・ウィルソンほど腹のたつ人はいない。傲慢で、気まぐれで、あんな失礼な紳士には会ったことがないわ。でも、覚えておくといいわ。たとえ一瞬でも、わたしが賭けを申しでるには値しない相手だとか、その勇気がないとか思ったとしたら、お気の毒さま。いまあなたがやろうとしているゲームは、相手がいなければできないのだから。
 寝室のドアが静かに開く音がして、トゥルーディは顔をしかめた。ノックもしないなんて、いったい誰かしら? だがドアの方を向いた瞬間、トゥルーディは大きく目を見開いた。そこにいたのはテラスで刺激的な会話をしてからというもの、彼女の頭をいっときも離れることのなかった、まさにその人だったからだ。「ミスター・ウィルソン……?」
「しいっ」バスティアンは足早に寝室に入ってくると、トゥルーディの唇に指を押しあてた。「隣はエバートン夫人の部屋だ。夫人は眠りが浅いからね」彼はそう言いながらベッドの端に腰をおろすと、片手を彼女の横において身を乗りだした。
 トゥルーディはショックのあまり身じろぎひとつできなかった。バスティアンがわたしの寝室に忍んでくるなんて。そのうえ、下着姿で横たわるわたしのすぐそばに座り、わたしの腿のすぐ横に、彼の固く締まった筋肉質の腿があるなんて。トゥルーディは、しばらく茫然としてバスティアンを見つめていた。だが幸い、トゥルーディはそんな状態を長く続けていられるような性格の持ち主ではなかった。「エバートン夫人に関する、そんな私的な情報をいったいどこから手に入れたのかしら、ミスター・ウィルソン?」トゥルーディは毅然としてたずねた。
 バスティアンの魅力的な唇が、あざけるかのようにゆがんだ。「本当に、その質問に答えなくてはならないのかな?」
 ということは、答えはひとつ。たちまちトゥルーディの頭のなかに、バスティアンと美しいエバートン夫人がベッドに横たわっている光景が浮かんだ。バスティアンの長い黒髪がほどけて裸の肩に広がり、豊満な肉体を誇るエマ・エバートンもまた、同じく全裸で彼の下に横たわっている! 
 トゥルーディは彼を怖い目でにらみつけた。「わたしの寝室にやってきたのは、そこに座って、あなたが征服した女性の自慢話をするためかしら?」
「いや、そうではない」バスティアンは静かに答え、トゥルーディに叩かれるのを予想してか、片手で彼女の両手首をつかんだ。「怒っている理由は、どっちなのかな……?」声がかすれていた。「ぼくが寝室に忍びこんだから? それとも、前の恋人が誰だったかわかったから?」
「いまの恋人なら、怒らないと言いたいのね?」トゥルーディはバスティアンの手から逃れようとしたが、無駄な抵抗だとわかり、ふたたび頭を枕に沈めた。
 バスティアンが眉をひそめた。「心配しなくていい。ぼくがいま興味を抱いているのは、きみだけだから、トゥルーディ」
 トゥルーディは頬を染めた。「まさか、わたしがあなたの言葉を信じるなんて思わないでしょうね。だって、あなたがハリエット・コープランドや姉のダフネに言い寄っているのを、ちゃんとこの目で見たんですもの。ふたりには、れっきとしたご主人がいるというのに!」
 バスティアンがにっこりと笑った。「嫉妬しているのかい、トゥルーディ?」彼は目を細めてトゥルーディを見やった。トゥルーディの顔にふいに赤みが差したかと思うと、急にまた元の象牙色に戻った。彼女は少し青ざめた頬に黒いまつげの影を落としたまま、あいかわらず彼女の手首をつかんでいるバスティアンの指をじっと見つめた。
「もちろん、そんなことはないわ」
「さあ、それはどうかな?」バスティアンが自信たっぷりに言った。
「あなたが信じようと信じまいと、わたしにはどうでもいいことだわ」
「トゥルーディ、今日ぼくがふたりのご夫人の気を引いた本当の理由は、みんなの注意をきみからそらしておきたかったからなんだ。なにしろ、ぼくたちは、あのテラスでかなり長いあいだ、ふたりだけで話しこんでいたのだから」彼が静かに言った。
 それまで疑わしそうにバスティアンを見ていたトゥルーディの動きが、ぴたりと止まった。「それ、本当?」
「ああ、本当だよ」バスティアンがうなずいた。「そしてきみは嫉妬した。そうだね、トゥルーディ? そればかりか、この午後ぼくがきみのもとではなく、あのご夫人がたのどちらかの寝室を訪れたと思って、ここに横たわったままいらいらしていたのではないかな? もしそうだったら、きみは傷ついたかな、ぼくの最愛のトゥルーディ?」
「そんなはずないでしょう! それに、わたしはあなたの最愛の人ではないわ」
「ぼくには決して嘘をついてはいけないよ、トゥルーディ」バスティアンがささやいた。「ぼくたちの取り決めがうまくいくには、お互い完全に正直でなければならないんだ。だから、話してくれないか」バスティアンはそう言って、親指で彼女の手首を軽くなでた。「今日の午後、ぼくがほかの女性のもとへ行っていたら、きみはがっかりしたかな?」

 *この続きは製品版でお楽しみください。

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