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著者プロフィール
日本雑学研究会(にほんざつがくけんきゅうかい)
古今東西の雑学をこよなく愛好し、綿密にリサーチ、研究している。もの知りの極致をめざす集団。本書の文責は横山良哲。1946年愛知県に生まれる。著書に「美しき大渓谷一億年の旅」(風媒社)他。
古今東西の雑学をこよなく愛好し、綿密にリサーチ、研究している。もの知りの極致をめざす集団。本書の文責は横山良哲。1946年愛知県に生まれる。著書に「美しき大渓谷一億年の旅」(風媒社)他。
解説
人間を襲う、海・陸・空の異変。宇宙の闇に浮かぶ地球は、いまなお恐ろしいほどに、神秘的な星なのだ。母なる地球に捧げる、驚愕のトリビア14章!
目次
地球の生い立ち――「水の惑星」、その履歴書を読み解けば?
地球の構造――ヒマラヤ山脈の驚くべき歴史
地層は語る――日本列島を被い尽くした火山灰とは?
変動する地形――東京はどんな地盤の上にあるのか
母なる海――海水はどのように大循環するのか
揺れる大地――果たして「東海地震」は起こるのか
火を吹く山々――史上最大の噴火は、いつどこで起こったか
地球の胎内に眠る資源――石炭&石油に秘められた謎
鉱物たちの素顔――縄文人はなぜ翡翠を好んだのか
季節と天候――「六甲おろし」とはどんな現象か
太陽系の中の地球――流星はなぜ飛来するのか
地球と生命――地下は生物の楽園なのか
化石の不可思議――恐竜の骨は漢方の薬剤になるのか
地球環境の変化――ウラル海が縮みつづける訳
地球の構造――ヒマラヤ山脈の驚くべき歴史
地層は語る――日本列島を被い尽くした火山灰とは?
変動する地形――東京はどんな地盤の上にあるのか
母なる海――海水はどのように大循環するのか
揺れる大地――果たして「東海地震」は起こるのか
火を吹く山々――史上最大の噴火は、いつどこで起こったか
地球の胎内に眠る資源――石炭&石油に秘められた謎
鉱物たちの素顔――縄文人はなぜ翡翠を好んだのか
季節と天候――「六甲おろし」とはどんな現象か
太陽系の中の地球――流星はなぜ飛来するのか
地球と生命――地下は生物の楽園なのか
化石の不可思議――恐竜の骨は漢方の薬剤になるのか
地球環境の変化――ウラル海が縮みつづける訳
抄録
月から見た地球の姿とは?
一九六九年(昭和四四)七月、アポロ一一号が月面に着陸した。
月の裏面撮影、観測器材の月面着陸は、すでにソ連によって成功していた。しかし、人類が直接、月に到達したというインパクトは大きかった。
月から見た地球というのも、すでに人工衛星で撮影された写真によって目にしていた。
だが、月の地平線上に浮かぶ地球の姿には、新たな感慨があった。
当たり前ではあったが、地球には月のように満ち欠けがあり、半月形や三日月形の地球が見られた。また、これも当たり前ではあったが、月の約四倍の直径を持つ地球は大きかった。
もう一つ、当然のことなのに驚いたのは、月から見た地球は地平線上を登ったり沈んだりしないことである。
つまり、月はいつも同じ面を地球に向けているため、地球に向いている面では、いつも地球が見えている。月から見た地球は、いってみれば静止衛星のように、空に固定して見えるのである。
この月から見た地球は、その後も後続のアポロ宇宙船が着くたびに、新聞紙上やテレビに登場した。だが最近は、「アポロ一一号は本当に月へ行ったか」などという“トンデモ番組”にしか出てこないのは少し寂しい。
もしも地球を真っ二つに切ったとしたら
地球の断面図を見ると、ちょうど卵のように殻からの部分が地殻、白身の部分がマントル、黄身の部分が核と分けられている。カラー版だと地殻が濃く、マントルが赤く、核が黄色に塗られていることが多い。
仮に、この地球をずばっと真っ二つに切ったとしたら、その一瞬どのように見えるのであろうか。
足元の岩石の部分は、素掘りのトンネルから想像がつく。また、地下のマグマ溜だまり(プレートの下にある、マグマが溜っている部分)のあたりも、地表に流れ出す溶岩の色から想像できる。
高温になるほど、そのものが発する光は青白くなる。たとえば、私たちの生活に身近なプロパンガスが燃える時の色、完全燃焼している時の青白い色が約二〇〇〇℃である。
金属の溶接や切断に使うアセチレンの炎が、約三三〇〇℃である。
太陽の表面は約五五〇〇℃で、もっと青白く輝いて見えてもよいような気がする。しかし、光が太陽を包む大気を通過し、さらに地球の大気を通過することによって、現在のような色に見える。昼間の太陽の色と夕陽の色の違いによっても、大気の影響の大きいことが分かる。
地球内部の温度は、中心部に向かって徐々に高くなっていく。外核の外側近くで三〇〇〇℃、内核では六〇〇〇℃くらいあると考えられている。
マントルの部分には、まわりより温度が低くて沈み込んでゆく流れと、温度が高くて上昇する流れがある。
真っ二つになった一瞬の地球を、仮に月へ向かう宇宙船から見たら、人の目には真っ白に輝いて見えるだけであろう。
フィルターをつけたカメラで映像を捉えれば、黒く見える薄い地殻と、少しずつ中心に向かって輝きを増す球が見えるだろう。
カメラの性能が良ければ、マントルの上昇流と下降流がぼんやりと見えるかもしれない。
もっと性能が良ければ、核の部分にも明るさに差のあることが分かるはずだ。
*この続きは製品版でお楽しみください。
一九六九年(昭和四四)七月、アポロ一一号が月面に着陸した。
月の裏面撮影、観測器材の月面着陸は、すでにソ連によって成功していた。しかし、人類が直接、月に到達したというインパクトは大きかった。
月から見た地球というのも、すでに人工衛星で撮影された写真によって目にしていた。
だが、月の地平線上に浮かぶ地球の姿には、新たな感慨があった。
当たり前ではあったが、地球には月のように満ち欠けがあり、半月形や三日月形の地球が見られた。また、これも当たり前ではあったが、月の約四倍の直径を持つ地球は大きかった。
もう一つ、当然のことなのに驚いたのは、月から見た地球は地平線上を登ったり沈んだりしないことである。
つまり、月はいつも同じ面を地球に向けているため、地球に向いている面では、いつも地球が見えている。月から見た地球は、いってみれば静止衛星のように、空に固定して見えるのである。
この月から見た地球は、その後も後続のアポロ宇宙船が着くたびに、新聞紙上やテレビに登場した。だが最近は、「アポロ一一号は本当に月へ行ったか」などという“トンデモ番組”にしか出てこないのは少し寂しい。
もしも地球を真っ二つに切ったとしたら
地球の断面図を見ると、ちょうど卵のように殻からの部分が地殻、白身の部分がマントル、黄身の部分が核と分けられている。カラー版だと地殻が濃く、マントルが赤く、核が黄色に塗られていることが多い。
仮に、この地球をずばっと真っ二つに切ったとしたら、その一瞬どのように見えるのであろうか。
足元の岩石の部分は、素掘りのトンネルから想像がつく。また、地下のマグマ溜だまり(プレートの下にある、マグマが溜っている部分)のあたりも、地表に流れ出す溶岩の色から想像できる。
高温になるほど、そのものが発する光は青白くなる。たとえば、私たちの生活に身近なプロパンガスが燃える時の色、完全燃焼している時の青白い色が約二〇〇〇℃である。
金属の溶接や切断に使うアセチレンの炎が、約三三〇〇℃である。
太陽の表面は約五五〇〇℃で、もっと青白く輝いて見えてもよいような気がする。しかし、光が太陽を包む大気を通過し、さらに地球の大気を通過することによって、現在のような色に見える。昼間の太陽の色と夕陽の色の違いによっても、大気の影響の大きいことが分かる。
地球内部の温度は、中心部に向かって徐々に高くなっていく。外核の外側近くで三〇〇〇℃、内核では六〇〇〇℃くらいあると考えられている。
マントルの部分には、まわりより温度が低くて沈み込んでゆく流れと、温度が高くて上昇する流れがある。
真っ二つになった一瞬の地球を、仮に月へ向かう宇宙船から見たら、人の目には真っ白に輝いて見えるだけであろう。
フィルターをつけたカメラで映像を捉えれば、黒く見える薄い地殻と、少しずつ中心に向かって輝きを増す球が見えるだろう。
カメラの性能が良ければ、マントルの上昇流と下降流がぼんやりと見えるかもしれない。
もっと性能が良ければ、核の部分にも明るさに差のあることが分かるはずだ。
*この続きは製品版でお楽しみください。
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