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いまさら聞けない三国志の大疑問

いまさら聞けない三国志の大疑問


発行: 青春出版社
価格:400pt
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対応端末:パソコン ソニー“Reader”
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著者プロフィール

 おもしろ中国史学会(おもしろちゅうごくしがっかい)
 「中国史」の楽しみを知りつくしたメンバーのみによって構成されている研究グループ。中国各地を歩き、文献をひも解き……といった作業を通じて、「中国史」に関する様々な謎と秘密を掘り起こすことを無上の喜びとしている。

解説

 「三国志」のことが知りたいけど、どの本から読んだらいいかわからない。「三国志」の入門書は読んだけど、結局全体像がつかめなかった。「三国志」のことはわかっているつもりだが、自分では解決できないギモンがある。……という方のための、決定版「三国志」がついに登場! 人物、物語、合戦、戦略、故事・格言……他、その魅力のすべてに迫ります!

目次

まえがき


プロローグ ゼロからはじめる「三国志」6つの大疑問

そもそも、「三国志」ってどういう意味?
「三国」って、いつの時代のどこの国?
たくさんあるけど、どの「三国志」が元祖なのか?
何がそんなに夢中にさせるのか?
「ビジネスで役に立つ」の噂は本当?
登場人物五百人、どこまで覚える必要がある?


第一章 「三国志」の流れがひと目で分かる25の大疑問


三国時代の前史、後漢末期ってどんな時代?
「黄巾の乱」は誰がどんな目的で蜂起した?
劉備、関羽、張飛が出会った「桃園の誓い」はどこまで真実?
人望のなかった董卓が権力を握れたのはなぜ?
反董卓連合軍はなぜ空中分解したのか?
かつての友人同士、曹操と袁紹が激突したワケは?
どうして呂布は裏切って董卓を殺したの?
曹操が権力を握れた本当の理由とは?
覇者・曹操を相手になぜ孫権は戦いを決断したの?
この間、劉備と関羽、張飛は何をしてた?
諸葛孔明が劉備の陣営に加わったいきさつは?
孫権が劉備との同盟を決断した理由は?
どうして孫権は劉備に領土を貸してくれた?
劉璋が劉備をすんなり招き入れたのはなぜ?
劉備が領土を手にして力関係はどうなった?
関羽の死は劉備の戦略にどんな影響を与えた?
曹操の死で何がどう変わったか?
劉備が死んで、諸葛孔明はまず何をした?
諸葛孔明が書いた「出師の表」は何がどう感動させる?
司馬懿が見抜いた蜀の弱点って何?
魏の政権内部で、曹爽と司馬懿が対立したのはどうして?
なぜ司馬懿のクーデターは成功したの?
呉や蜀はその後いったいどうなった?
結局、「三国志」で最後に勝ったのは誰なのか?
「三国時代」なんて本当にあったのか?


第二章 知ってて知らない登場人物15人の大疑問


劉備 生涯戦績は何勝何敗?
曹操 悪役として語られるが、そもそもどこが悪いのか?
孫権「第三の男」は本当にジミだった?
関羽 どうして商売の神様になったの?
張飛 いったいどれほど強かった?
諸葛孔明 軍師としての才能と、宰相としての能力はどちらが上?
馬超 曹操がもっとも恐れた武将はどんな人?
黄忠 なぜ先陣をまかされた?
趙雲 派手さのない男のただならぬ能力とは?
荀(じゅん)(いく) 名参謀が最後に曹操の怒りを買ったのはなぜ?
周瑜 「天下二分の計」はどうして失敗した?
袁紹 幼馴染の曹操が最大の敵になったワケは?
袁術 同じ一族の袁紹と敵味方になった事情とは?
呂布 本当に大悪人だったのか?
司馬懿 最後の勝者になれた本当の「決め手」は?


第三章 運命を決めた10大決戦の大疑問


(し)水(すい)関の戦い 劉備、関羽、張飛のデビュー戦、さて彼らの成績は?
(えん)州争奪戦 休戦せざるをえなかったある事情とは?
下(か)(ひ)の戦い 呂布最後の戦いの結果はどうなった?
官渡の戦い 兵力10分の1の曹操が勝てたのはいったいなぜ?
長坂坡の戦い 張飛の大活躍はどこまで史実なのか?
赤壁の戦い 勝敗を分けたのは「風向き」だったというのは本当?
帝軍山の戦い 老人の黄忠が本当に勝利の決め手だったのか?
樊城の戦い 関羽の敗北は自業自得といわれるワケは?
夷陵の戦い 劉備の仇討ちはどこでしくじった?
五丈原の戦い 長期戦のために孔明がとった大作戦とは?


第四章 気になる戦略、計略、謀略……の15大疑問


天下三分の計 どこをどうやって三つに分ける?
連環の計(1) 悲劇のヒロイン貂蝉はその後、どうなった?
離間の計 相手の陣中に疑心暗鬼を起こさせる方法とは?
氷城の計 本当に一夜で城ができたのか?
二虎競食の計 どこまでビジネスに応用できる?
駆虎呑狼の計 陣地を留守にさせることは可能なのか?
虚誘掩殺の計 敵を誘い込んで倒す戦術の成功率は?
苦肉の計 どれくらい演技力が必要か?
十面埋伏の計 かなり高度な戦術だが、本当に可能なのか?
連環の計(2) 簡単な罠に引っ掛かった曹操の不覚とは?
十万本の矢 3日で集めるために諸葛孔明は何をした?
空城の計 人間心理をついた、大胆な計略とは?
錦嚢の妙計 味方を怒らせてどこまで敵をだませるか?
七縦七擒 抵抗する相手がなぜ心から服従する?
美人の計 ありふれているが、効果はあるか?


第五章 なぜか気になる! 10のソボクな大疑問


中国の皇帝は本当にみんなだらしなかった?
そもそも宦官の制度ができたのはなぜ?
朝廷の官僚組織はどうなっていたのか?
たくさんいる将軍達で誰がいちばん偉いのか?
帝国と州、郡、県はどういう関係にあった?
「中原の覇者」の中原ってどこのこと?
マンガみたいな新兵器がなぜ出てくるの?
この時代の地図はどの程度正確だったか?
ケガ人続出の時代、医学はどの程度進んでた?
三国時代の中国から日本はどう見えていた?


第六章 「三国志」の故事・格言10の大疑問


白眉 なぜ誉め言葉になるのか?
泣いて馬(ば)(しょく)を斬る 愛弟子の命よりも優先するものは何?
白眼視 どうして冷淡に見ることの意味になった?
破竹の勢い どんな勢いのことをいう?
登竜門 いったいどこにあった門なのか?
累卵の危うき どれほど危険な状態か?
髀肉の嘆 何をそんなに嘆いているの?
三顧の礼 元祖ヘッドハンターの由来とは?
水魚の交わり 誰と誰とのどういう関係?
危急存亡の秋 なぜ、「秋」と書いて「とき」と読む?


第七章 100倍楽しむためのブックガイド


30巻の漫画は小説よりも長いか短いか? 横山光輝『三国志』
もっとも多く読まれた人気の秘密は? 吉川英治『三国志』
ハードボイルド作家の「視点」とは? 北方謙三『三国志』
曹操から見た「三国志」の斬新さとは? 原作・李學仁 漫画・王欣太『蒼天航路』
オリジナルは日本のとどう違う? 羅貫中『三国志演義』
最後に待ち受ける「三国志」とは? 陳寿『正史 三国志』

抄録

何がそんなに夢中にさせるのか?


 男女差別をするわけではないけれど、「三国志」をおもしろがっている人は、男性が多い。
 だいたい歴史ものは、日本の戦国時代ものにしても何にしても、男性が好むものなのだが、なかでも、「三国志」は男性ファンが目立つ。それも、男であれば、世代、年齢を問わず、夢中になる。
 その理由は、ひとことでいえば、これが「闘いのドラマ」だからだ。他の歴史物語であれば、悲恋があったり、女同士の争いがあったり、あるいは母と子のドラマとか、何らかのかたちで女性を惹きつける要素があるのだが、「三国志」は、全篇にわたって、戦争の話。
 その戦争も、ただ刀やヤリで斬ったり突いたりする肉弾戦(にくだんせん)だけではない。たしかに、とてつもなく強い武将も何人も登場し、その武力の凄まじさが魅力となる場面もある。だが、この時代、すでに中国では、軍団を率いてどう戦うかという、集団戦の時代となっている。
 つまり、戦略、戦術、戦闘の三段階があり、なかでも戦略が重要視されるようになっている。そこで、実際に刀を振り回すわけではない、軍師(ぐんし)という存在がクローズアップされる。
 つまり、「三国志」は軍師による戦略の物語でもある。ただ武力で闘うだけのドラマではなく、知力を尽くして闘うドラマなのだ。
 そこが、すでに刀で闘う時代でもなければ、個人ではなく組織で仕事をしている現代にも通じるので、おもしろいのだ。
 そして、もうひとつの魅力は、「友情の物語」でもあることだ。
 主人公である劉備玄徳(りゅうびげんとく)には、関羽(かんう)と張飛(ちょうひ)という、親友にして同志にして部下という二人の義兄弟(ぎきょうだい)がいる。「生まれたときは違うけれど、死ぬときは一緒」と宣言した三人の友情の物語が基調としてある。この男と男の友情こそが、人気の本当の秘密かもしれない。


「ビジネスで役に立つ」の噂は本当?


 ひところ、出版業界では、ビジネス雑誌は日本の戦国時代と「三国志」を特集すれば売れる、といわれていた。
 一般に、大企業であれ中小・零細企業であれ、社長さんたちは、歴史ものが好きだ。自分自身が一国一城の主(あるじ)だという意識があるし、ライバル企業とのシェア争いに奮闘していたり、あるいは創業者であれば後継者をどうするかに悩んでいたりする。そんなとき、歴史小説を読むと、自分と似た境遇の人物が出てくるので、共鳴するわけだ(共鳴するぐらいならいいけれど、歴史小説を読んですっかりその気になって、俺は信長(のぶなが)だ、などと言い出すと、社員はいい迷惑なのだが……)。
 一方、社員にとっても、歴史ものは参考になる。社内の派閥抗争があったりすると、あの専務は家康(いえやす)的だから最後には社長になれるのではないか、あの常務はいずれ社長を裏切りそうだから光秀(みつひで)みたいだとか、歴史上の人物、出来事を参考にして、どの派閥に入ったらいいか考えることもあるだろう。
「三国志」も、そのように社内人事抗争を乗り切るための参考書として読めなくもないが、これはもう少しスケールが大きい。国と国との争いがテーマだから、企業間のシェア争い、新製品開発競争、あるいは、拡販の戦略などを立てる際に、参考になる要素がある。
 雑誌などでも、「○○業界三国志」という見出しをよくみかける。業界勢力図を表現するのに、「三国志」は便利なのだ。
 経営戦略としても、攻めるか引くかなどの駆け引き、軍団をどう組織するか、相手を欺く方法など、ありとあらゆる戦略と戦術が、「三国志」には詰まっている。
 と、いう具合に「ビジネスにも役立つ」と読むこともできるが、これはこじつけに近い。
 むしろ、商談に行った先の担当者がたまたま「三国志」の大ファンで、諸葛孔明(しょかつこうめい)のことで話がはずんで大きな契約がとれた、というようなかたちで「ビジネスに役立つ」可能性のほうが高いかもしれない。
 一昔(ひとむかし)前までは、取引先との接待で話に詰まったら野球の話をすればいいといわれていたけれど、プロ野球も低迷しているようだし、これからは、「三国志」の話が、接待には欠かせないかもしれない。
 実際、「三国志」は、小説、コミック、ゲームにDVDと、合計すれば、とんでもない数が売れている大ベストセラーだ。取引先に「三国志」ファンがいる確率は、巨人ファンがいる確率よりも、高いだろう。


*この続きは製品版でお楽しみください。

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