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恋と劣情のファインダー

恋と劣情のファインダー


発行: 桜雲社
レーベル: MILK−CROWN
価格:800pt
形式:MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン スマートフォン タブレット
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解説

 眩いフラッシュの中、ポーズを決める人気モデル【sai】――。そんなかっこよくて優しい年上の幼馴染み・齋への恋心を自覚したのは、恒樹が十三歳になった頃。いつか大好きな齋を写真に収めたい……そう願いカメラマンを目指す恒樹だが、当の齋はあるとき突然モデルを辞めてしまった。齋に距離を置かれ、傷つきながらも想いを募らせていく恒樹。大学生になり写真サークルに入った恒樹は、先輩命令で、齋に学園祭のモデルを頼みに行くが!? 後日談「劣情は波間に揺れる」も併録!

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

抄録

「……な? 分かっただろ?」
「信じ……られない」
 譫言のように呟いた恒樹の唇を、再び齋が塞ぐ。強く下唇を吸い上げられて、チリッとした痛みが走った。
「んンッ!」
 齋が、歯を立てたのだ。
「ぃた……いよ」
 困惑がちに睨み上げると、齋の茶褐色の双眸が妖しく光った。
「じゃあ、俺がどれほどお前のことが好きなのか、今からしっかり身体に教えてあげる」
 唇が触れ合ったままの距離で囁かれ、艶めいた瞳に見つめられ、恒樹は茫然として齋の服を握り締める。齋が何か言葉を発するたび、皮膚がざわざわとさざめいて、下腹がジクジクと疼いた。
「だから恒樹。お前がどれほど俺を好きかってことも……その身体で教えてよ」
 肌が粟立つほどの妖艶な笑みを浮かべる齋に、恒樹はもう、小さく頷くことしかできなかった。


 再び乱暴なキスを与えられて、恒樹は自分のおかれた状況を理解することもできずにいた。感じるのは身体の中心から溢れる、燃えるような激しい劣情と、密着した齋の体温と息づかい。
「ふっ……ぅん、んぁ……あ」
 唾液が顎まで伝うようないやらしいキスは、童貞の恒樹の羞恥と、そして情欲を煽り立てた。
 きつく抱き締められ、唇や舌、歯の裏側を齋に弄られるだけで、恥ずかしい声が溢れて止まらない。
「そんな可愛い声、中村なんかに聞かせてないだろうね?」
 唇と鼻先を触れ合わせたまま齋が問いかける。
「な、ない……。そんなこと……しなっ……」
「当然だろ。してたら俺、お前のこともあの野郎も、どうにかしちゃってた」
 齋が上擦った声で耳朶に囁く。
「お前にこんないやらしいことができるのは、俺だけで充分」
 言って、齋が恒樹の右の耳をパクリと咥えた。
「ひっ……あぁんっ!」
 子犬の鳴き声みたいな甲高い声を放ち、喉を仰け反らせる。
 すかさず、齋が小さく突き出た喉仏に吸いついた。
「やっ……あ、あ……イツキ……兄っ」
 もう、何がなんだか分からない。
 優しくて淫らで激しいキスと、隙あらばどこもかしこも舐める愛撫に、恒樹の意識は朦朧とし始めていた。
「……恒樹」
 べろりと頬を舐め上げると、齋が掠れ声で名を呼んだ。
「……え、な、なにっ?」
 虚ろな目で見返そうとしたところを、くるりと身体を反転させられる。そして、窓に押しつけられた。
「イツキ兄ちゃ……?」
 窓の向こうに、文字どおりお祭り騒ぎの学生たちが見下ろせた。
「うん」
 齋は恒樹に頷いて応えるだけ。
 気づけば知らぬ間に、シャツが開けられ、ジーンズが下着ごと腿までずり下ろされている。
「まっ……待って、なんで……あ、やだっ」
 不意に激しい羞恥に晒されるが、背中から抱き竦められると、抵抗なんてできるはずがなかった。
 いや、そんな余裕なんて、恒樹には微塵も残っていない。
 絶え間なくキスと愛撫を与えられた若い身体は、もうすっかり欲情の熱に染まっていた。
 素肌が空気に触れて感じた若干の肌寒さは、すぐに齋のぬくもりと欲情の熱が誤摩化してくれる。
「恒樹が……嫉妬してくれて、嬉しかったよ」
 いつもよりも低く聞こえる齋の声が、恒樹の興奮をよけいに煽る。
「ん、……あっ」
 心臓が壊れたみたいにドクドクと脈打って、息をするのも難しい。
 激しい興奮に、剥き出しにされた股間が硬く張り詰めていた。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

本の情報

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