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死神皇帝は花嫁を愛しすぎる〜華麗なる独占婚〜

死神皇帝は花嫁を愛しすぎる〜華麗なる独占婚〜


発行: ヴァニラ文庫
シリーズ: ヴァニラ文庫
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★☆☆3
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解説

あなたに男女の愛し合い方を、教えようか
出会ってしまったから、離れられない――極甘ロイヤル・ウェディング

双子が忌み嫌われる国で、世間から隔絶されて育ったセラフィーナ。突然、病弱な姉の身代わりとして『死神皇帝」と噂されるレオンハルトに嫁ぐことに。噂と違い、セラフィーナを過保護なほど甘やかし、蕩けるような愛撫を施してくるレオンハルトにセラフィーナは染められてゆく。けれど、愛が深まるほどに身代わりである立場が苦しくなって……。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

抄録

 今目の前にいるそのレオンハルトが、自分を欲している。
 セラフィーナは夢のような多幸感に包まれた。
 セラフィーナは顎を引き、思いの丈を込めてレオンハルトを見つめ、きっぱりと言った。
「いいえ、どこにも参りません。皇帝陛下、私はここにとどまります。陛下の御心のままに、できる限りお仕えしようと思います」
 レオンハルトの真摯な黒い瞳に、ぱっと明るい光が煌めいた。
「それは、まことか!?」
 彼は両手でセラフィーナの手を包み込み、自分の胸元に引き寄せた。
「ほんとうに、私の花嫁になるというのか?」
 セラフィーナは強くうなずいた。
「はい。私などでよければ、陛下のお力になりとうございます」
「ああ、ロザリンダ!」
 レオンハルトは歓喜に弾む声を出し、両手で握ったセラフィーナの手の指に、ちゅっと唇を押し当てた。
 その熱く柔らかな感触に、セラフィーナの全身の血がかあっと燃え上がった。
「あ……」
 真っ赤になって身を引こうとすると、レオンハルトはさらに手を引き寄せ、好ましげに微笑んだ。
「手にキスされたのは、初めてか?」
 セラフィーナはどぎまぎして答える。
「は、はい……」
「では、ここには?」
 言い終わらないうちに、レオンハルトの端整な顔が寄せられた。彼が身にまとうホワイムスクの香りが、セラフィーナの鼻腔をくすぐる。鼻同士が触れるほど目線が近づき、セラフィーナは恥じらいで思わずぎゅっと目を閉じてしまう。
 頬に相手の熱い息がかかったと意識した途端、しっとりと唇を奪われた。
「んんっ……」
 濡れた艶かしい感触に、セラフィーナのうなじの辺りがぞくりと震えた。
 初めての口づけに戸惑っているうちに、いつの間にかレオンハルトの片手が頭を抱えてしっかりと固定し、そのまま何度も撫でるような口づけを繰り返す。
「ん……ん」
 セラフィーナは驚きと緊張に呼吸も忘れ、身を強張らせた。すると、なにか濡れたぬるりとしたものが口唇を這い回る。それが相手の舌だと気がつき、驚いて声を上げようとした。
 唇が開いた瞬間、レオンハルトの舌がするりと中へ忍び込んできた。
「ぁ、んっ、んんぅ」
 口唇の裏側から歯茎と歯列を舐められ、そのまま口蓋を掻き回され、セラフィーナは頭に一気に血が上り、息苦しさに胸を激しく上下させる。
 レオンハルトは、口腔の奥で縮こまっているセラフィーナの舌を探り当て、強く吸い上げた。
「んぅ、んんんっ……」
 きつく舌を吸い上げられた途端、セラフィーナは背中にじんと甘い痺れが走り、全身の力が一気に抜けてしまう。
 口づけがこんなにも深く淫らで甘いものだと、生まれて初めて知った。
 舌が巧みに扱かれるたび、腰が蕩けそうなほど心地よく感じてしまい、そんな自分の反応に怯えて必死で首を振り立てて逃れようとしたが、レオンハルトはセラフィーナの小さな頭をがっちりと抱えて離さない。彼は顔の角度を変えては、舌を何度も絡めて吸い上げてくる。
 くちゅくちゅという唾液の弾ける水音が耳孔の奥に響き、頭が真っ白になってなにも考えられない。
「は、ん、んぅ、ん……」
 あまりに熱く濃厚な口づけに翻弄され、セラフィーナはいつしかぐったりとレオンハルトに身を預け、されるがままになっていた。
「ん……ふ、ふぅ、は……」
 口腔を蹂躙されるごとになぜか悩ましい鼻声が漏れてしまい、恥ずかしくてならない。セラフィーナの抵抗がやむと知ると、レオンハルトのもう片方の手が、彼女の耳朶や首筋をねっとりと撫で回し、肩や背中を優しく愛撫する。
「……ふぁ、あ、ん、んん……」
 身体中が甘く痺れてしまい、セラフィーナは深く情熱的な口づけに身を任せていた。
 長い長い口づけの果てに、レオンハルトがちゅっと音を立てて唇を離した。
「ぁ……あ」
 セラフィーナは涙目でレオンハルトを見上げる。
 二人の唇の間に唾液の銀色の糸が引き、それをレオンハルトが濡れた舌で舐め取る。その、悩ましい姿に再び背中がぞくぞく痺れた。
「はぁ、は、はぁ……っ」
 朦朧とした表情で浅い呼吸を繰り返していると、レオンハルトがセラフィーナの瞳を覗き込んで優しく微笑んだ。
「可愛い──あなたはなんていとけなく可愛らしいのだろう。無垢ですれているところが全くない。それでいて、どこか凜としている。あなたのような乙女に、巡り会うことができるなんて──神に感謝したいほどだ」
 レオンハルトはセラフィーナの華奢な身体をぎゅっと抱きしめ、彼女の火照った額や頬に口づけを繰り返し、目尻に溜まった涙を唇で吸い上げる。
 レオンハルトの逞しい腕に抱かれて彼の力強い胸の鼓動を感じていると、セラフィーナは自分がいるべき場所をとうとう見つけたようで、心からの歓喜と安堵に包まれた。
 セラフィーナはまだ口づけの余韻に酔いながら、舌ったらずな口調で答える。
「皇帝陛下……私、全てをあなたに捧げて尽くします」


本の情報

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