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いばら姫と縛めの指輪

いばら姫と縛めの指輪


発行: ヴァニラ文庫
シリーズ: ヴァニラ文庫いばら姫と縛めの指輪
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
みんなの評価 ★★★★☆1
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解説

【100号記念◇サンプル増量♪】

……怖がらないでいい。一緒にイこう。
茨の緊縛に眠っていた欲望が目覚めていく

魔女の呪いにより古城で永い眠りについていたアウロラ姫は、眠り姫の噂を確かめにやってきた国王グレイシャーの訪いで目覚めた。しかし呪いは生きており、左薬指にはめられた茨の指輪により、愛の営みを行うと茨で身体を縛められてしまう。「我慢せずに思うがままイきたまえ」姫に魅せられた国王は呪いを解く方法を探るべく、日夜姫と愛し合い……。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

抄録

 ウッディな香水と胸がざわめく香りに包まれて、薄く目を開いたすぐそこに鼻梁のとおった凛々しい男の人の顔があった。
 銀色に輝く長髪を後ろに流していて、整った美しくも凛々しい顔立ちに意志の強そうな眉──それを目にした瞬間、心臓が壊れてしまうかというほどドクンと大きく高鳴る。
 雷に打たれたかのような感覚が全身をはしりぬけ、頬が熱くなる。
 なんて素敵な人だろう。まるで絵本に描かれた王子様のよう。
 静かに閉じられた目。その瞳がどんな色をしているか見てみたい。
 すると、その願いに応じるかのように彼は目を開いて私を熱っぽく見つめてきた。
 どこまでも澄んだ青い瞳に射抜かれて息を呑む。
 刹那、今までに味わったことない愉悦のさざ波が突如唇からねじこまれてきた。
 ぬるりとした感覚が私の舌を捉えながら、口の中に押し入ってくる。
「ンッ!? っふ……っんん……」
 一体自分の身に何が起こったのか、一瞬分からない。
 強烈すぎるほどの快感が巻き起こり混乱する。
(これは……本当にキス……なの?)
 唇を重ね合わせて愛を確かめるもの、だったはず。
 まさかこんな風に互いに情熱的に舌を絡め合わせるようなものだったなんて。
 混乱に拍車がかかり戸惑うも、その恐ろしいほどの心地よさは私をたちまち虜にする。
 慄きながらも、おずおずと舌を彼に捧げて委ねてみる。
 妖しい感覚がお腹の奥のほうからじわりと浸食してくる。まるで月のものが突然きてしまったかのように。
 でも、それではない。もっと何か別なもの。その正体を知りたいと思うのに、同時に怖くも感じる。
 彼の舌が私の口の中を力強く掻き回しては、私のそれを捕らえて甘やかに吸い上げてくる。余裕に満ちたその紳士的な動きに焦らされる。
 もっと、もっと──欲しい。
 そんな強い思いがどんどんと肥大していく。その先にあるものがどんなものか知りもしないくせに。
 彼の舌は、やがて私の舌の裏側にもぐりこんできたかと思うと、根本あたりを先端で雄々しく弾き始めた。
(あっ!? だ、だめ……そ、それは……)
「ンぅ……ンンン……ン」
 弾かれるたびに、キスされた瞬間に味わった電流がさらに強くなって全身へと拡がっていき、唇の隙間から恥ずかしい声が洩れ出てしまう。
 甘えるようなそれでいて艶めいた声。
 こんな声出したこともないし、彼に聞かれたくもないのに──焦って必死に堪えようとしても、彼の舌の動きはよりいっそう激しくなって私を追い詰めにかかる。
 気が付けば、ものすごくはしたないことだと頭では分かっているのに、私はさらに深く彼の舌を迎え入れ、自ら舌をいやらしく絡めてしまっていた。
 もっともっともっと──ください。
 そんな思いの丈を淫らなキスに託して。言葉にすることなんてできるはずがない。
 すると、彼はその意を汲んでくれてさらに舌の動きを大胆かつ獰猛にしていった。
 息がしづらいほど深くを奪われて蹂躙される。
 頭の芯が蕩けてもはや何も考えていられない。
 ‘何か’が近づいてきている。得体のしれない恐ろしいもの。胸のくるおしい鼓動が警鐘を鳴らしてくる。
「う、ン、ンンンンッ!」
 くぐもった声を洩らしながら、私は喉元をそらしてきつく目を瞑った。
 同時に、ひときわ大きな悦楽の高波がぐぐっと押し寄せてきて、そのまま私の意識を一瞬押し流してしまう。
(これは……何?)
 全身が硬直し、奥から熱いものが一気に溢れ出てきた後、緊張から解放されると同時にけだるい心地好さがやってきた。
 うっとりと酔わされて、このまま溺れてしまいたい。
 そう願ったそのときだった。
「──っ!?」
 突如、左手の薬指に異様なまでの熱と痛みとがはしった。
 その瞬間、たちどころに先ほどまでの快感が消え去り、全身を何かできつく拘束されて身動きがとれなくなる。
 一体自分の身に何が起こったか分からない。

本の情報

形式

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