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王弟公爵は新妻溺愛病 〜旦那さまの秘密〜

王弟公爵は新妻溺愛病 〜旦那さまの秘密〜


発行: ヴァニラ文庫
シリーズ: ヴァニラ文庫
価格:600pt
形式:XMDF形式⇒詳細 MEDUSA形式⇒詳細
対応端末:パソコン ソニー“Reader”スマートフォン タブレット
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解説

君に嫌われたら僕は生きていけない
新妻を愛しすぎる公爵には、妻には明かしたくない秘密が!?

王弟でもある公爵のレオンから求婚されたシャルロット。レオンはとにかくシャルロットを求めて、人目も憚らずにくちづけてくる。初夜を迎えてさらに蜜度が増し、レオンの容赦ない愛撫がシャルロットを蕩かせていく。極端なほどシャルロットへの独占欲と執着を見せるレオンだが、あまりにも頑なに外に出そうとしないことに違和感を覚えて……?

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

抄録

「ねえ、シャルロット。君はどうしていつも可愛らしいことばかり言うんだろう?」
「……こ、子供っぽい、ですか……?」
 もう結婚してもおかしくはない年頃にもなって夢見がちだったろうか。こういう考え方は、レオンの友人として相応しくないだろうか。不安になるシャルロットの髪にレオンは指先で触れ、優しく搦め捕る。
「あんまり可愛いことを言わないで欲しいんだ。僕の我慢が……できなくなりそうだから……」
(我慢ってどういう意味……?)
 そう聞こうとしたとき、かすかにソファの軋む音がした。
 指に搦め捕ったままの髪を優しく引かれて、シャルロットは無意識にレオンの方へと顔を向ける。そのときにはもうレオンがこちらに上体を傾けていて、シャルロットに端整な顔を近づけていた。
 いつもの友人としてのキスだろうかと思いながらも、シャルロットはドキドキして反射的に目を閉じてしまう。だがレオンの唇が触れたのは、額でも頬でもなく――シャルロットの唇だった。
(……え……っ?)
 驚いて目を見開くと、睫毛が触れ合う至近距離にレオンの金茶色の瞳があった。吸い込まれそうな透明な色合いに思わず見惚れてしまった直後、レオンの唇が強引に動いた。
 食むように啄まれ、柔らかく吸われる。ちゅっ、ちゅうっ、と、かすかにくちづけの音が耳に届き、自分がレオンと何をしているのかを教えられているかのようで、シャルロットは小さく震えながら身を強張らせた。
(わ、私、レオンさまとキスをして、る……)
 レオンの片手が頬に添えられ、指先が耳をくすぐってきた。耳裏を優しく撫でられると背筋が震えるような心地よさが生まれ、シャルロットは無意識に小さく甘い吐息を零す。
「……あ……っ」
「……シャルロット……っ」
 その声を耳にしたレオンが、煽られたかのようにシャルロットの身体を片腕で抱き寄せながらくちづけを深めてくる。
 レオンがシャルロットに覆い被さるように上体を傾けて、唇を強引に押し開いてきた。いつも優しいレオンからは想像もできない激しさにシャルロットの驚きは強く、されるがままになってしまう。
 開かされた唇の間から、ぬるりとした感触が滑り込んできた。肉厚の感触がレオンの舌だと気づく前に、それはシャルロットの口中に深く入り込んでくる。
「……ん、んん……っ」
 レオンの舌は歯列をなぞり、その裏側までも舌先で擦るように舐めてきた。あまりにも生々しい感触に驚きながらも、舌に絡みつかれ舐め回されると身体から力が抜けてしまう。
 同時に身体が次第に熱を帯び、下腹部の奥に鈍い疼きにも似た快感が生まれてきた。
(な……に、これ……)
「……う、ん……っ」
 空気を求めて大きく口を開けば、さらにレオンの舌が入り込んでくる。
 このままこんなふうに口中を舌でまさぐられたら、おかしな気分になってしまいそうだ。シャルロットはレオンを押しのけようと、ベストの胸元に片手を当てた。
 だがレオンがシャルロットの舌を搦め捕って引き出し、強く吸ってきて――ただ縋りつくように握りしめるだけに終わってしまう。
「……は、ぁ……レオン、さま……っ」
 くちづけの角度を変えられたときに慌ててレオンの名を呼ぶが、その声は本当に自分のものなのかと疑うほどに甘ったるい。レオンは少し唇を離してくれたものの、またすぐにくちづける。
「……ああ、駄目だ……こんなに君の唇が甘くて、柔らかいなんて……」
「……んぁ……あ……駄、目……」
 身体がとろとろに蕩けてしまいそうで、シャルロットは反射的に言ってしまう。だがレオンはさらに深く舌を差し入れ、混じり合った唾液を音を立てて啜り、喉を鳴らした。
「……ああ……とっても美味しいよ、シャルロット……」
 はっきりと耳に届くほどのくちづけの濡れた音に、シャルロットは顔を赤くする。下腹部に溜まっていく快感はさらに強まった。
 レオンはうっとりとシャルロットを見つめ、くちづけで濡れた唇を舌先で形をなぞるように舐めてくる。
「ねえ……お願いだよ。もう少し……君とキスさせて」
「……あ……んぅ……ふ……」
 何か答えようとしても再びくちづけで唇で塞がれ、貪欲に口中を味わわれてしまう。レオンはしばし自分の思うさま、シャルロットの唇を貪ってきた。
(駄、目……このままでは、息が……)
 くちづけで窒息させることもできるのかもしれない。このままでは酸欠で意識を失ってしまいそうだ。シャルロットはギュッと強く目を閉じ、レオンの腕を何とか掴む。
 指先に込めた力のおかげか、レオンがはっ、と息を呑んで唇を離した。シャルロットは涙目になりながらレオンを見返す。
 これは、友人や家族のキスではない。ではどうしてこんなキスをレオンは自分にしてきたのか。
 期待してしまう気持ちを何とか抑えて、シャルロットは言う。
「……はぁ……レ、オンさま……今、のは……」


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